あひみむと おもふこころを いのちにて いけるわがみの たのもしげなき
あひ見むと 思ふ心を 命にて 生けるわが身の たのもしげなき
愛しい人に逢いたいと思う心を命の糧にして生きているわが身の、頼りないことよ。
「思ふ心を命にて」ということは、実際は逢うことも思うに任せない境遇であり、逢瀬のひとときではなく「逢いたいと思う心」を生きる支えにするしかないわが身を嘆く詠歌です。切ないですね。
この歌は続後拾遺和歌集(巻第十二「恋二」 第720番)に入集しています。
あひみむと おもふこころを いのちにて いけるわがみの たのもしげなき
あひ見むと 思ふ心を 命にて 生けるわが身の たのもしげなき
愛しい人に逢いたいと思う心を命の糧にして生きているわが身の、頼りないことよ。
「思ふ心を命にて」ということは、実際は逢うことも思うに任せない境遇であり、逢瀬のひとときではなく「逢いたいと思う心」を生きる支えにするしかないわが身を嘆く詠歌です。切ないですね。
この歌は続後拾遺和歌集(巻第十二「恋二」 第720番)に入集しています。