なみだにぞ ぬれつつしぼる よのひとの つらきこころは そでのしづくか
涙にぞ ぬれつつしぼる 世の人の つらき心は 袖のしづくか
私が、涙で濡らした袖をしぼるとしたたり落ちる雫は、あなたのつれない心そのものなのでしょうか。
この歌は伊勢物語(第75段)に採録されており、「伊勢物語童子問」(江戸時代に書かれた、伊勢物語の注釈書)には「此の歌はもと貫之の歌なり。それをとりて物語の歌に入れたるなり」との記述があります。
なみだにぞ ぬれつつしぼる よのひとの つらきこころは そでのしづくか
涙にぞ ぬれつつしぼる 世の人の つらき心は 袖のしづくか
私が、涙で濡らした袖をしぼるとしたたり落ちる雫は、あなたのつれない心そのものなのでしょうか。
この歌は伊勢物語(第75段)に採録されており、「伊勢物語童子問」(江戸時代に書かれた、伊勢物語の注釈書)には「此の歌はもと貫之の歌なり。それをとりて物語の歌に入れたるなり」との記述があります。