栄えたる 梅の万花の 風を行き
梅士 Baishi
今日は穏やかな花曇りの一日のようである。
梅の花はほんとうに贅沢だと思える満開の栄えの時を
過ぎつつある。
一風に散り、一鳥に散る。
幸せとはなんだろうか。
満開の梅は凍える冬の希望であった。
夢に見た満開の梅は、はや、散りつつある。
そのように、人も咲き栄え、去りたいものである。
潔い心境こそは幸せというべきかもしれない。
【 大津波転じて日本の心意気たれ 】
「チャンスは試練の顔をしてやってくる」
宮城沖・東日本大津波の被災地は、どうやって復旧する
のかという惨状であるが、「禍い転じて福と成す」という活
路を見つけて欲しい。
被害者意識、被災者意識ではいけないと思う。
世界の範となるために、「試練の中にあって人のために
精一杯思いを尽くし、力を尽くす」尊敬すべき日本人であ
ることを、世界の人々に伝えて欲しい。
それができる立場にあるということである。
食べ物が足りない、寒い、トイレがない、水がない、ああ、
家もなく、仕事にも戻れず、家族の安否も分からない・・・。
そうした不幸と思える状況にあって、同じような状況にあ
る周りの人々のために明るくふるまい、励まし、食事を配
給し、トイレを造り、情報を集めるなど、いろいろな利他の
仕事ができる立場でもあるということである。
そこに、人生最大の生きがいと死に甲斐がある。
チャンスとはそうしたものではないだろうか。
また、時を転じ、場所を変えて大きな試練が襲うであろう。
そのときこそ、死に甲斐をもとめて人生の花を咲かせる
時であると心得ることだ。
そうであれば、試練を恐れることはない。
チャンスは試練の顔をして駆けて来るものである。
立憲女王国・神聖九州やまとの国
梅士 Baishi