春分に 廻り止めたり 風の梅
梅士 Baishi
今日は春分の日、独楽のように高速に回りながらぴたりと止まっ
ているような無風、凪いでいる。
ほんの少し夏に動いたときにふっと風が吹くのだろう。
2012年の春の嵐や如何。
太陽の 夜桜を見む 春銀河
梅士 Baishi
【 新しい経営の考え方 】
小なりとはいえ、経営者たちのサークルとお付き合いしていると、
経営者とは人材の指揮者であると思える。
筋のいい楽団員を集め、訓練し、アンサンブルからオーケストラまで
迫力ある音楽を奏でるのに似ている。
もちろん、曲想も異なる。
楽団員がたくさいても、原始的で単調な打楽もある。
小規模でも、オーケストラ的な広がりをイメージさせるものもある。
人材のハーモニーをどう作るか、これが経営者の手腕でもある。
しかし、ラインとスタッフを区別しなければならない。
発展段階ないし、役割が違うのだ。
人材のミスマッチは、音楽を見失う。
社長のソロボーカルを、ラインスタッフが盛り立てるというスタイル
が多いだろう。
営業マンは、社長の分身である。
演奏家として舞台に立てるよう訓練されなければならない。
小企業の社長はソリストである。
まずは、自分が良い演奏をしなければならない。
そこに弟子が集まる。
求人には、そういう演奏を見せなければならないのだ。
それを見せないから採用のミスマッチが起こる。
やがて、個人会社にも、弟子を訓練して育てる段階が始まる。
演奏技術とハーモニーを教えなければならない。
学校は、その練習曲を通して基礎教育をする所である。
だからこそ、産学連携は欠かせない。
学校は、企業との連携を重要な営業項目としなければならない。
それが、新しい人材育成学校のスタイルである。
では、どういう連携を提案するか。
まずは、社長が教育メッセンジャーとして学校現場に足を運び、学
校はその機会を設定することである。
企業は人材テストや企業現場実習のチャンスを与える。
そうすることによって、新しい組み合わせによる企業のアイデアも
生まれてくるだろう。
人材育成を兼ねて、自分が見ている学生を活用することもできる。
こうした動きが広がることによって、日本経済はさらにアジアにも
人材の幅を広げて発展してゆけるだろう。
あたらしい学校ビジネスモデルが動き出すには、そういう動きを決
断する経営者が求められる。
今は少なかろう。
そこにチャンスがある。
経営者の決意が、人材を集めるに違いない。
未来ビジョンがなければ、人材のプールは腐り始めるのだ。
ゆで蛙になるまえに、ピョンと飛び出さねばなるまい。
立憲女王国・神聖九州やまとの国
梅士 Baishi