学び舎を 脱けて空なり 残り梅
梅士 Baishi
卒業式の翌日、学校は閑散としていた。
学校がしばし、抜け殻になる。
卒業式の夜は遅くまでカラオケ貸切状態で賑わったら
しい。
早々に帰ったのは自分だけだったのかもしれない。
手放しで楽しめない卒業しかねる卒業式でもあったの
だ。
その抜け殻の教室に就職が決まらない弱弱しい学生を
呼びだして面接の特訓をした。
演技指導という戦術で臨んだ。
「鏡に映る自分に睨みを利かして、どすのある声でし
ゃべれ!」
「語尾を短く切って、きれのあるしゃべりをしろ!」
「駆け出しの大根役者なんだから、役になりきれ!」
今日が面接の日である。
しかも、元気のいい水産会社だ。
これで内定が取れたら、ああ、三月三十日にもう一度
卒業式をやりたい!
こいつが変われたら、日本も変われるに違いない。
この世の舞台に立っているのが人間である。
ドラマを演じているのである。
自己変革とは、役になりきるということなのだ。
さて、このどん詰まりの三月に奇跡は起こると信じた
い。
【 神々の革命・天変地異への心得 】
今朝は朝方四時半に目が覚めた。
もしかして、天変地異が起こるかもしれないと思い、
起き出した。
それほどに、「不明ではあるが現在する危険」という
レベルではないか。
日本人の不信仰を恐れるべきである。
国家を貶め、権力を笠に着ている左翼公務員やマスコ
ミ社員の悪徳を恥じるべきである。
これが、天変地異の前の心の備えである。
物的備えとは、人助けができるような配慮でよかろう。
公務員は非常時のトイレを準備することだ。
道を開くためのブルドーザーを待機させておくことだ。
初動体制が救命の成果を左右する。
救急医療体制も備えておくべきである。
九州は火山灰被害が想定される。
すでに、桜島の噴煙は強く、火山灰が大量に降ってい
るという。
その火山灰をセメント化できれば、一気に公共工事が
できる。
都市改造計画も進めて道路を整備すると良い。
悪いことばかりではないが、非常時の備えは日常的ビ
ジネスにはなりにくい。
公務所は、企業との非常時復旧作業契約と公務員の緊
急作業命令を事前に用意しておくべきだ。
日銀はそうした非常時予算のための資金供給体制を準
備せよ。
政府は早急に解散し、緊急革命政府を準備することだ。
これ以上、国民を苦しめるべきではない。
公務員を解雇し、非常時インフラ整備を企業に発注し
て公務員の労働者化を受け入れてもらうと良い。
天変地異もまた、神々の革命と心得るべきである。
立憲女王国・神聖九州やまとの国
梅士 Baishi