
函館市内を南北に貫くように流れる「亀田川」。


もっと水の綺麗な日に撮れば良かったかなと思いますが(先日の台風18号の直後)、川の広さと水の流れがわかるので、まあよしとしましょう。



下流に向かって進んで行くと、大きな橋があります。
「中の橋」という橋です。(場所はこちら)

橋から下流方向へ向かって。
この先は海(津軽海峡)です。


「中の橋」から海側へ向かう道路。
「高砂通り」と呼ばれる幹線道路ですが、実はこの道路は、かつて川だったのを埋め立てて造られたものなのです。
「中の橋」から、この先の区間を表示したこちらをご覧いただければと思いますが、かつてこの区間には、「願乗寺(がんじょうじ)川」という川が流れていました。
現在の亀田川は、リンクさせた地図のとおり、函館市内を南北に貫く形で津軽海峡に注いでいますが、かつては、梁川町にある交通公園のあたり(このあたり)から西に折れ、亀田八幡宮付近を通って函館港に注いでいました。
この当時の亀田川は氾濫が多く、市内の治水と飲料水を確保を目的に、願乗寺という寺の僧侶であった堀川乗経が現在の梁川町交通公園から先へ向けて水路の開削を計画し、1859年11月に、全長約4kmの水路が完成。箱館奉行所は、この川を「新亀田川」と名付け、市民は、堀川乗経の功績を称えて「願乗寺川」と呼びました。

現在の「高砂通り」を進んで行くと、函館駅前のデパート「棒二森屋百貨店」があります。
その一角には、「ラッキーピエロ」の店舗も。(この店舗)

以前紹介した「一キロ通り」との交差点にある、オシャレな外観のホテル。
リンク記事でも触れていますが、「ホテルショコラ函館」というホテルです。
函館を離れたら、函館に遊びに来た時に泊まってみようかなと考えてます。

そしてそれから先にあるのが、「浄土真宗本願寺派 本願寺函館別院」。
以前紹介していますが、このお寺の前身が、願乗寺川の由来となった「願乗寺休泊所」なのです。
今回はここまで。
次回は、願乗寺川の延長にある水路の終点までを辿って行きます。