霧多布市街地から厚岸町方面へ車を走らせると、展望台の看板がありました。
寄ってみます。
展望台としては小さいですが、どんな景色が広がっているのでしょう。
眼前に広がるのは「霧多布湿原」の絶景。
道東の湿原というと、何といっても「釧路湿原」が有名ですが、ここ霧多布にも、観光名所となっている湿原があるのです。
「霧多布湿原」の周辺は、約5,000年前までは海底だったのが、その海水が引いて陸地になったもので、現在、約3,000㎡にわたって湿原が広がっています。
大正11年(1922年)に、一部が天然記念物に指定され、平成5年(1993年)にはラムサール条約の登録湿地となり、平成13年(2001年)には北海道遺産にも選定されています。
「琵琶瀬(びわせ)」という地名は、アイヌ語の「ピパ・セイ(カラス貝の・貝殻の意)」に由来するとされています。
「カラス貝」というのは初めて聞きましたが、日本の湖沼などで生育する二枚貝で、黒い色をしている淡水生の日本固有の種と、やや紫がかって見られる地中海沿岸が原産の種があるそうです。
この湿原は海から結構離れているので、この周辺で採取されたのは前者の方かな?
「霧の日はこれを見てください」とあるとおり、(「ブラタモリ」でもおなじみの)晴れた日の様子を写した写真です。
釧路から続く太平洋岸ということで、この辺りも霧の日が多いのでしょうかね。
最後に、周辺に咲いているハマナスの花を一枚。
霧多布湿原は、春から秋にかけて約300種の花が咲くことから「花の湿原」と呼ばれているそうで、ハマナスの他にも、ミズバショウやエゾカンゾウでも知られています。
さて、四連休も終わり、明日からまた仕事。
来週一週間不在にする前に片付けなきゃいけないことが幾つか(幾つも?)あるんだけど、そのうちの一つが、今週金曜日の、外出を伴う用務。
でも、予報を見ると、台風12号(金曜日には温帯低気圧に変わってる?)の影響で、釧路も雨風が強くなるみたい。
これをどうするか、明日決断しようと思います(自分の中ではどうするか考えを纏めてますが)。