「花咲線」という愛称で親しまれる、JR根室本線釧路~根室間の駅を幾つか紹介していきます。
まず最初は・・・、あれっ、ローマ字表記しかありませんね。これは珍しいかも。
「ATTOKO」とありますが、「厚床」と表記します。
「厚岸」と紛らわしい感じがしますが、私も、鉄道少年だった小学生の頃、混同していた記憶があります。
現在は無人駅ですが、駅舎内はそこそこ広いです。
ピアノが置かれていますね。
演奏される機会はあるのかな。
旅で訪れた人達のメッセージが書かれています。
ノートも何冊か置かれていますが、亡くなられて早いもので8年となる、俳優の地井武男さんも、ここを訪れてノートにメッセージを書き残していかれたんだそうです。
ローカル線なので、発着する列車はこんなものです。
現在は花咲線のみの駅ですが、平成元年(1989年)4月までは、中標津町方面へ向けて「標津線」という路線が運行していました。
この路線は、廃線跡を散策するのが好きな人達の間で人気のスポットだそうです。
「厚床」とは、アイヌ語の「アッ・トコ・トーペッ(楡(おひょう)の樹が生出する処)」というのが由来という説がありますが、元来、「厚床」と呼ばれた地域は、現在の行政地名で「厚床」が冠されている地域よりも広く、厚床駅の北東約4kmの位置に「厚床沼(あっとことう)」という沼があったそうで、そこが地名の発祥という説が有力だそうです。
普通列車が来ました。
9時14分発の釧路行きです。
乗降客はありませんでした。
この駅舎は、花咲線だけでなく、路線バスのターミナルとしての役割も果たしています。
中標津行きのバス。
こういう路線バスの旅もいいかもしれませんね。
駅前の様子。
近くにある「東光園」さんという食堂は、メニューも豊富で、仕事で来たときによく寄っています。
バス停でのんびり佇む猫ちゃん。
シャッターを切る瞬間まで目が合っていたのだけど、咄嗟に横を向かれてしまいました。
最後に、ここは、先程触れた「標津線」の跡地。
厚床駅周辺のフットパスのコースになっています。