地下鉄東豊線「豊水すすきの」駅周辺を散策中、二つのお寺に立ち寄りました。
5月に、中央区にある「西本願寺札幌別院」を紹介したときの記事で、札幌市内には「札幌五大寺」というお寺があると書いていました。
西本願寺と、豊平区豊平にある「経王寺」までは紹介しましたが、時間が空いて、三か所目を紹介します。
それがこちら、浄土宗の「新善光寺」。
明治15年(1882年)、浄土宗鎮西派の総本山である、「三縁山広度院増上寺」(東京の芝公園にある有名なお寺。私も行ったことがあります)の特命開教師として北海道を訪れた「大谷玄超」という人物が、札幌に寺院を創設することを計画し、すすきのの一角に草庵を建立したことに端を発するお寺で、二年後に寺号を公称して、北海道における浄土宗の基礎を築くこととなりました。
明治34年(1901年)に完成した旧本堂は、昭和21年(1946年)に発生した大火によって類焼してしまいました。
現在の本堂は、昭和39年(1964年)に再建が完了しています。
鐘の基礎部分に、お寺の歴史が刻まれています。
「老人ホーム」とか「幼稚園」という言葉が見えますが、昭和21年(1946年)に、現在「慈啓会」という社会福祉法人が経営する老人ホームの発端となる「札幌養老院」という施設を開業したり、昭和47年(1972年)には、白石区での仏教保育推進のため、「しろいし幼稚園」という幼稚園の設立にも関わっています。
これは・・・、観音様でしょうか・・・。
調べてみたところ、「天然石慈母観音像」と呼ばれる観音様が描かれているそうです。
馬頭観音菩薩の碑。
札幌市内でもあちらこちらで見られますが、ここはどういう由縁があるのかな・・・。
「新善光寺」では、月に1回、「今月の言葉」を掲示しています。
お寺の公式HPでも見ることができますので、興味のある方は、ぜひ御覧ください。
私も最近、お寺の門前に掲示されている言葉に関心を持ち始めています。