北の風に吹かれて~独り漫遊記~

町歩きを中心に、日々の出来事を綴ります。 
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こちらは休館?

2021-12-14 19:26:22 | 札幌

 

昨日に続いて、まずはこの写真から。

左下の「札幌エスタ」は閉館となってしまいますが、右上に「休館」という文字が見えます。

 

 

それが、札幌駅地下の「PASEO」という施設。

どちらかと言うと女性向けのお店が多いですが、私の行きつけの眼鏡店やドラッグストアもあるので、私もちょこちょこと利用しています。

 

 

 

先程、「ちょこちょこと」なんて書いたけど、写真のエリアは、かつて、「ちょこちょこ」どころか、かなり頻繁に利用していた時期がありました。

いつまであったのかは覚えていないけど、写真の左側、現在「クレヨンしんちゃん」のショップになっている所には、かつて、札幌駅地下に何店舗かあった「弘栄堂」という書店が入っており、その奥には、「玉光堂」というCDショップが・・・

 

 

あれっ、「玉光堂」自体は今でもあったんだ。

これは知らなかったです。

現在の店舗には、この写真を撮ったときに初めて入ったけれど、かつてここにあった店舗には・・・、そうですねえ、高校生の頃からよく通っていたと思います。

覚えているのは、当時大ファンだったアイドルグループ「CoCo」のCDやビデオ、それに、今でも大切に持っている「太陽にほえろ!」のビデオシリーズも、ここで買ったことが一番多かった気がします。

特に「CoCo」のCDは、大学3年生のとき、解散前のラストシングルが入荷した日に一刻も早く手に入れようと、講義の合間に自転車を走らせて買いに行ったこともあったのを覚えているのだけど、別にここじゃなくても、「オーロラタウン」や「ポールタウン」にも「玉光堂」はあって、そっちの方が大学からは断然近かったのに、なぜわざわざここまで、それも講義の合間の僅かな時間に自転車を走らせたのか、今となっては謎だけど、それだけPASEO店への思い入れが強かったということなのでしょうね。

 

 

「弘栄堂」があった場所は「クレヨンしんちゃん」のショップになっていますが、「弘栄堂」内の様子も、今でもしっかりと覚えています。

 

 

「PASEO」は、平成元年(1989年)7月に最初のゾーンが開業し、翌年11月にグランドオープンとなって、現在では、平成15年(2003年)に開業した「JRタワー」の一構成施設となっています。

「PASEO」とは、「散歩」あるいは「遊歩道」を意味するスペイン語(昨日の「ESTA」もスペイン語でしたね)で、現在は「PASEO EAST」「PASEO CENTER」「PASEO WEST」に分かれていますが、開業当初の資料を見ると、1階に「Factory Land」「Hearty Land」「Miz Land」、地下1階に「Pleasure Land」「Beautiful Land」「Adventure Land」「World Mixing Land」という名前のゾーンがあったと書いてあり、読んでみて、そういえばそんな名前のゾーンがあったなと思い出しました。

 

 

 

ここのレストラン街も結構な人気のようだけど、休館になったらどうなっちゃうんでしょうね。移転先とかあるのかな・・・。

 

 

 

そうそう、ここの郵便局も結構利用させてもらってます。

今でこそ、商業施設の中に郵便局があるというのは珍しくもなんともないけれど、平成元年の開業当時は、全国的にも珍しい形態だったそうです。

確かに、まだ民営化される前の話だから、それも当然な気がします。

 

最後に、冒頭の写真には「休館」とあるのだけど、実際は「営業終了」という噂もあります。

令和12年度(2030年度)末開業予定の北海道新幹線札幌駅部工事に伴い高架下施設が支障を受けるというのがその理由で、新幹線高架橋工事や耐震補強工事などにより、PASEO施設内全域に亘り工事の影響を受けることから営業を継続することは困難との判断に至ったということだそうですが、長年お世話になった場所なので、とても寂しいです。

JR北海道は「3~6年程度休館する」、「なるべく早期の営業再開を検討する」と考えているようですが・・・。

 

コメント
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