2月下旬の話だけど、初詣で行かなかった「北海道神宮」へ、久しぶりに行ってみました。
写真の鳥居は、幹線道路の「北1条・宮の沢通」に面した「第二鳥居」。
「離縁の鳥居」と呼ばれているそうで、縁結びのお願いに適さないのは言うに及ばずかもしれませんが、不幸な縁を切りたい(例えば持病の治癒祈願など)という人には、むしろオススメということも言われているようです。
(「第一鳥居」は少し離れた所にあるので、関連スポットと併せて、4月以降ぶらり歩きをしたいと思います)
よく見ると、「北海道神宮」の文字のある部分が、くり抜いて新しくはめ込まれたようにも見えますね。
実は「北海道神宮」は、明治4年(1871年)、「札幌神社」という名前で、円山の地に鎮座されることとなっていました。
それが、昭和39年(1964年)に「北海道神宮」と改称されることで、石碑の文字部分も新しくなったということだそうです。
そんな「北海道神宮」の歴史と祭神を記した表示板です。
参道から第二鳥居を振り返って。
この先は、方角で言うと北東に当たりますが、元々北東は「鬼門」と呼ばれ、神社の本殿の向きとしては不吉とされていたとのこと。
では何故このような方角になったかというと、鎮座当時、ロシアが、千島列島や樺太への進出の動きを強めていたことから、それに対抗して北海道を守るという思いがあったとされています。
「北海道神宮」の本殿。
明治4年9月の造営の後、大正2年(1913年)には、伊勢神宮から下賜された古材によって建て替えられ、昭和49年(1974年)11月には、何者かの放火により焼失の憂き目に遭うも、昭和53年(1978年)に再建され、現在に至っています。
「神明造」という建築様式です。
手水舎には、明治天皇の詠まれた和歌が二首掲げられています。
一昨年、鎮座150周年を記念して建立された「令和の鳥居」。
いつも第二鳥居から参道を通って本殿へ向かうルートしか通っていなかったので、ここは、先日テレビ番組で紹介されるまで知りませんでした。
ここはどのような御利益があるのでしょうかね。まだ歴史が浅いこともあって、今はまだ特にそういうのもないのかもしれませんが、これからどのように言われていくのかが楽しみですね。