北斗市の郊外にある小さな道。
「ローマへの道」ですか。
「ローマ」って、あのローマ(イタリアの首都)ですよね・・・。
先に何か建物が見えますね。行ってみましょう。
車では最後までは行けなかったので、ここからは歩きです。
教会風の正門に辿り着きましたが、どうやらこれより先は行けないようです。
この先にあるのは、「トラピスト修道院」。
正式名称を、「厳律シート会灯台の聖母大修道院」という、日本最初の男子修道院です。
1896年(明治29年)、フランス、オランダ、イタリア、カナダからこの地を訪れた九名の修道士によって設立され、翌年、フランスのノルマンディー地方にあるブリックベック修道院からジェラール・プーリエ(のちに帰化し、「岡田普理衛」と名乗る)が初代修道院長として迎えられ、現在に至っています。
修道院では厳しい戒律のもと、開墾・農耕・牧畜が盛んに行われ、男性に限り、事前予約で内部見学が可能とされています。
ここでは、バターやバタークッキー、バター飴、ジャムなど、北海道を代表する土産品が多く生産、販売されていることでも知られています。
先に、「日本初の男子修道院」と書きましたが、現在でも、男子修道院は、ここと、大分県の二つしかありません。