楽農piano協奏曲

一日一生。一日一笑。


称名寺の石の鐘 その2

2020年01月11日 | 文学

 小説家・児童文学者の和田登さんの著書である。

この中で、和尚の佐々木五七子(いねこ)さんの半生も描かれている。

石の鐘には「昭和17年10月」の刻印があり、梵鐘の供出された時を物語る。

本の中に梵鐘が運ばれていく様子を映した写真が哀しい。


 和田登さんの娘春奈さんが描いた挿絵。

石の鐘が吊されている。




 この日から77年間ずーと吊されたままの石の鐘。

「この世界から戦争が無くならない限り石の鐘ははずさない」 

和尚さんの思いが実現できる日の遠からんことを願いたい。



 昨年10月19日えんてらすで開催された「本の寺子屋」講演に和田登さんが

お見えになった。塩尻市出身の児童文学者はまみつおさん(故人)お話をされた。











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