葡萄の枝のぼや炭。
相方の実家義兄からの贈り物である。
今頃から寒い葡萄畑に出て剪定をし、春それで炭を焼くのだ。
我が家の居間の暖かさは掘りごたつに頼っている。
朝起き抜けにする私の務めは十能(じゅうのう)1杯、炭の補給である。
この十能も長生きだ。その活躍ぶりに敬意を払っている。
前夜に豆炭を数個補給する役は相方の務め。
今年の狂ったような暖かさは高齢の身には有難いが、
本来なら厳寒の時期だ。
私たちの子供の頃、学校は節分明けまで寒中休みだった。
葡萄畑では葡萄の木を凍害から護るため古タイヤが焼かれ、
空を黒く焦がした。
降雪量もうんとたくさんだった。
父が板で作った雪搔きが便利。それで雪を積み手作りソリで何回も滑った。
田んぼリンクで下駄スケートもした。
マイナス10℃でも普通だった。
地球が燃える。焼けてしまわないか恐れる。
今朝の気温プラス2℃。
