5月24日(金)晴れすでに暑い【老老介護記 療養病棟】
昨日からかなり暑くなってきました。体がこの暑さについていけない感じです。今日は、お通夜がありますので、明日のご葬儀も含め、体調を整えておかなくてはなりません。今日の母の介護は兄に頼みました。
一昨日、母の次の行く先である療養病棟のある病院に行ってきました。ここには、十分なリハビリが望めないと思って、午前午後の2回リハビリのある現在の病院に入院していた方がよいかと考えていたのですが、どうもそうではないように思えてきました。療養病棟の方が、終末期医療の経験が十分にあるので、突然の事故などによる骨折などを扱う整形外科の病棟よりも、母のような老齢な患者の扱いには、多くの事例に慣れているというだろうということに気が付きました。
できればバルーンもとりましょう、点滴も取りましょう、食事は食堂に出てきて食べましょう、という方針のようです。それこそ私の望んでいる状態です。来週、いよいよ転院になります。はたしてどうなるでしょうか。でも、今の病棟も看護婦さんたちには、とてもよくしていただきました。母は看護婦さんの名前も憶えているようです。
今朝はおかしな連想をしました。樹木希林さんの『遺言』というDVDを観たのですが、とても示唆に富んだ、何回も笑ってしまった含蓄のある内容でした。この話はさておき、それから娘婿の(本木)内田雅弘さんのことが頭に浮かび、それから、彼が主演した映画で、ゾルゲ事件の尾崎秀実を演じたことを思い出しました。それはかなり印象深い嘘くさくない映画でした。かつては、尾崎秀実のように共産主義のソビエト連邦を是とする文化人もいたわけですが、いまや、その国は独裁国家になってしまっています。国民一人一人の幸せを願って共産主義はうまれたと、私も思っていましたが、愚かしい幻想でした。尾崎秀実全集も全部読んだことがあったことを思い出しました。本当にこの世のことは、何が是かなにが非かわかりませんね。自分自身の考えもはたして、多くの場合、是か非かわかりませんが、この身心が導く先を歩んでいくしかありません。
お互いにこの命ある限り、生き続けましょう。暑いですから、熱中症に気をつけましょう。
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