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老老介護記 母の転院

2019-05-29 13:45:13 | Weblog

5月29日(水)晴れ曇り【老老介護記 母の転院】

昨日は、あまりにむごい事件がありました。このような事件で命を突然奪われた人たちのご葬儀の、もし自分が導師を勤めなくてはならないとしたら、どんなにか辛いことかと思います。今日は、ご病気ではありますが、仕事も勤め上げ、家庭もしっかりと守り切ってこの世の命を閉じられた方のお通夜を勤めさせていただきます。

さて、我が家の母は、102歳も長生きです。昨日、療養病棟のある病院に転院いたしました。お蔭様で、点滴の管は、昨日は抜いていただきました。これから、どのように担当のドクターの診断がくだるかわかりませんが、なんとかバルーンも取っていただければ有難いと思っています。なんとか管無しであの世に自然に送りたいたいというのが、私の願いです。

今度の病院は、ナースステーションも広々と廊下に面してあり、介護士さんの人数も多く、さらに常にドクターの姿を見ることができます。その構造だけでも安心があります。早くにこちらに転院していた方がよかったかと、思いますが、手術を受けた病院の方が、リハビリが一日に2回受けられるので、それで退院許可は出ていたのですが、少し長くいさせてもらったのです。療養病棟では、ひと月に12回しかリハビリが受けられないと、聞かされていたのですが、今度の病院でもなるべく早くリハビリをするようにしましょう、できれば自宅療養ができるように努力しましょう、という方針と、聞かされて、実際はどのようになっているのか、早くに聞きに来たほうがよかったと、一つ反省しています。介護のことで、なかなか完璧ということは、ありませんね。いつもなにかしらの後悔にちかいことがあります。

介護している皆さん、また自らの病に対処している皆さん、これがよいか、あれがよいか、思い悩むことはあるのではないでしょうか。とにかくいろいろと検討して最善と思う道を選ぶしかありませんね。後悔はつきものと、言ってもよいと思いますが、選んだ道で、最善を尽くし、さらに別の方がよいのでは、と思う場合は勇気を出して、別の道に行った方がよい場合もあるかもしれません。とにかく結果論ですから、後で、苦しむことは少ないようにと願います。

母の場合は、百歳も越えていますし、いつどうなっても致し方ない、と思ってはいますが、できるだけのことはしたいと考えています。しかし、昨日は、説明やら、不足の品を買いそろえたり、毎日のローヤルゼリーと玄米クリームを作って届けたりしていましたら、夕方までかかってしまいました。

あまりに疲れてしまいました。ああ、私も確かに老であったと、痛感した次第です。小さなコップにビールを一杯だけ飲んで寝てしまいました。今度お送りする方の引導法語を夜中に起きて、作らせていただきました。引導法語だけは早めに作っておかないと、後から書き足りなかったことなどがありますので、重要なご葬儀前の仕事です。こうしてお送りした皆様と、私も帰ったときにお会いできると楽しいと思っています。

(今は亡きハッピーです。とても穏やかな猫ちゃんでした。)

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