5月22日(月)晴れ【生命力の強さ】
いつの間にか暑くなりました。このまま夏になってしまうかと思うほどですね。ふと気が付いたら、一か月近くブログの記事を書いていませんでした。失礼いたしました。
とにかく毎日忙しく就寝時間には疲れ切っています。皆さんはいかがですか。このところ、起床時間は5時ごろですが、坐禅の時間はあまり長くできません。朝の坐禅は暁天坐禅といいますので、もう少し早く起きないといけません。お日様が昇ってからの坐禅ではダメですね。
庭に一つかみ植えただけのユキノシタがかなり増えました。昨日てんぷらにして食べました。白い花も可愛いです。花の咲く前に食べた方が美味しいのかもしれません。甲斐信枝先生ならば、「よく増えてえらいね」と話しかけるかもしれませんので、私もちょっと話しかけました。
一株植えた紫蘭も増えました。
一株檀家さんがくださった檜扇あやめも増えました。
世田谷に住んでいるころ、実生を鉢に植えて4年、今のお寺に移ってから5年の枇杷も、すっかり大きくなって、今年は実もたくさんつけています。
根元には先日とったばかりなのに、もうたくさん草も生えています。
自然界の生命力に学びます。皆さんもお元気で。私も住職としての正念場を迎え、頑張っています。
生物としてみると、植物は動物に比べて単純で地味だと思い込んでいました。しかし最近植物に関する、生理、生態、育種・交配、遺伝・分子生物学等の本を読むにつれ、動物以上に個体維持、種族保存に知恵を持ち、未知の分野がまだまだたくさんあることを知りました。植物は凄い!!!
ビワの木は逞しく育っていますね。ビワの実は好物ですが、スーパーでは高くて手が出ません。大昔、田舎の家の庭にあり、美味しく食べました。私には桑の実とイメージが似ていて、堀内孝雄の歌、「遠い日の少年」(ユーチューブで探して聴いてください)を連想させます。
ビワの木の下に生える雑草、人間は抜きたくなりますね。しかし、生命という点で考えれば、ビワと同等、等価、同じオリジンです。ビワがもっと成長して大きく枝と葉を茂らせたなら、日陰になり雑草はおのずから沈黙するのが自然の摂理。
とかく人類は自然の摂理に茶々を入れます。人類の驕りと反省したりしますが、それも私の驕り。
人類も所詮生物の一つに過ぎません。人類がいくら驕って地球の自然に影響を与えようが、生物の多様性を破壊しようが、その結果人類が環境破壊で滅亡しようが、所詮地球の自然の手の内、宇宙の摂理の手の内です。
肩肘張らず、あるがまま、無為自然(無為徒食?)に生きたいと思います。
されど、草だらけにもしておけないという人間側の事情です。可愛い花をつけた草を抜くときに、「ごめんね、抜きますよ」と語りかけつつ、抜いています。
それにしても駐車場が緑になっています。一回にぐるりと草取りをしたのですが、駐車場は除草剤を撒きましょう。1000㎡以上もあるのですから、許してもらいましょう。あれほど除草剤嫌いでしたのに、やむをえません。
理想通りには全てがいきません。
そんな中で、理想を通そうとすると、軋轢がうまれますが、草との格闘ではなく、人間との格闘においては、引けないこともありますよ。正念場です。
すっかり陽気も変わり…
最近では…、既に…、
真夏日と為って来た
地域も多く為ってます様で…
今年も亦…、殺人的な猛暑日が
到来しそうな今日此の頃の
気配ですねぇ~…。
どうぞ御身を呉々も御自愛為さって
下さいませね…!!!。
“生命力の強さ” の…、お説…、
仰る通りですねぇ~…。
先ずは…、お伺い迄
玄林菴より
いや、学ぼうなどという人間的な計らいをしなければ、人間だって自然界の一部なのですから、自然界の生命力のただ中にいるわけです。
憾むべきは、愚かなる計らいなり。