「紀州のドン・ファン」と呼ばれた資産家男性を殺害した罪に問われている元妻の女が、別の男性から多額の現金をだまし取った罪に問われた事件。和歌山地裁は女に懲役3年6か月の実刑を言い渡しました。 判決によりますと、須藤早貴被告(28)は9年前から3回にわたり、札幌市の男性(当時61)から“海外留学の準備金”などと偽って現金計2980万円あまりをだまし取りました。 須藤被告は裁判で「被害男性もウソとわかって私の体をもてあそぶために金を渡してきた」などと主張。詐欺罪の成立を争う姿勢を示していました。 9月2日の判決で和歌山地裁は詐欺罪の成立を認定した上で、「被害者には若い好みの女性の歓心を得たい気持ちもあったと考えられるが、そうした気持ちを利用して多額の現金をだまし取った犯行は悪質」として、須藤被告に懲役3年6か月の実刑を言い渡しました。 須藤被告は夫で「紀州のドン・ファン」と呼ばれた資産家・野崎幸助さん(当時77)を殺害した罪にも問われていて12日には裁判員裁判の初公判が行われます。判決は、12月12日に言い渡される予定。
6年前、和歌山県田辺市で会社社長の野崎幸助さん(当時77)が自宅で急性覚醒剤中毒で死亡したことをめぐり、野崎さんを殺害したなどとして、元妻の須藤早貴被告(28)が殺人と覚醒剤取締法違反の罪で3年前に起訴されている。
検察は、須藤被告の認否を明らかにしていない。
証拠や争点などを絞り込む「公判前整理手続き」は、おととし8月までに6回にわたって行われた。
検察は、須藤被告の認否を明らかにしていない。
証拠や争点などを絞り込む「公判前整理手続き」は、おととし8月までに6回にわたって行われた。
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