『名も無く豊かに元気で面白く』

読んだ本、ニュース、新聞、雑誌の論点整理、備忘録として始めました。浅学非才の身ながら、お役に立てれば幸いです。

『韓国で朴大統領の退陣を求める市民2万人デモ 機密情報流出疑惑』

2016-10-30 08:25:12 | 日記

朴大統領が政権発足以来最大の窮地です。原因は最高機密情報の漏えい。自業自得ですが、窮地に陥った代々韓国大統領が打つ手は、お決まりの反日。今後、警戒が必要でしょう。今回は慰安婦問題解決で反日終了カードを切っているので、効率よく使えず、大統領の進退問題まで発展する可能性があります。日本もそうですが、民主主義国家は常に正しい政策が実行されるか分からない。むしろ、インターネットの普及で情報が氾濫し、大衆迎合の政策をする政治家が受け、全体として悪い方に進んでいる可能性の方が高い。それにしても最高機密情報漏えいは報道が事実であれば、国家存亡を脅かす、事態です。

以下コピー

韓国の朴槿恵大統領が友人の女性に機密情報を渡していたとされる問題で、検察当局は29日、大統領府の強制捜査に踏みきった。大統領府に検察の捜査が入るのは、極めて異例のこと。

 この問題は、朴大統領が友人の実業家・崔順実氏に、発表前の演説原稿などの機密情報を渡していたとされるもの。検察関係者によると、29日午後、捜査員らが大統領府に入り、流出に関わったとされる秘書官らの事務室にある書類の任意提出を受けたという。大統領府に検察の捜査が入るのは、極めて異例のこと。検察は秘書官らの自宅の家宅捜索も行った。今後、流出の経緯について捜査を進める方針。

 一方、韓国・ソウルの中心部では、真相の究明と朴大統領の退陣を求める大規模なデモが行われ、主催者発表で2万人以上が参加した。市民の怒りが収まる気配はなく、朴大統領はますます窮地に追いこまれている。

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昨年に比べ5割高の地域も!中国の不動産価格暴騰はもはや「治安維持問題」

2016-10-29 08:54:11 | 日記

昨年、上海総合株式市場が一時暴落し、株式市場が崩れかかった時、日本の株式専門家の多くが口をそろえバブル崩壊を揶揄していましたが、崩壊はまだまだ先のようです。日本でもバブル崩壊には時間が掛かりました。日本の場合、結局最後にトリガーを引いたのは、旧大蔵省の「不動産向け融資の総量規制」。ここにきて中国でも『政策決定者たちは、住宅価格が異様なほど高くなったという現象は、もはや「国の安全保障問題に関わるまでになっている」と認識しているようだ。』となってきたようです。不動産を持っている人たちと不動産を持てざる人たちの格差がつき過ぎてしまい、人々の勤労意欲まで削がれて始めてしまっているのです。一年で5割も不動産が高騰すれば不動産を持たざる者は『やってられねー』と思うのも当然です。治安維持問題として社会不安を起こしているのも頷けます。着く先まで、突っ走るのか?英知を結集してソフトランディングするのか?世界経済への影響が大きいだけに対岸の火とはならず、日本にも甚大な被害をもたらすはずです。

以下コピー

中国の不動産バブルについては、日本でもたいへん関心が高い。

 「昨年の価格と比べて、今は5割も高くなっている。もう仕事をするなんでばかばかしい」と、深セン衛星テレビ局で打ち合わせをしていると、地元のジャーナリストが深センの不動産価格について、こう漏らした。

 「“階層”はすでに相当に固定化されているのではないか。住宅を持っている人は、よほどのことがなければ永遠に豊かだが、一方でこれから農村や地方から都市に出てくる人は、たとえ高い給料をもらっても、もう北京や上海、深センでは、一生住宅を買えないのではないか」と、共産党系新聞『人民日報』傘下のある新聞社の副社長は不満をこぼす。普通の人よりはるかに収入が高いが、そんな地位にある人でも、北京郊外で住宅を買おうとしても、いまではほぼ無理である。

 住宅問題さえなければ中国の市民はもっと消費におカネを回せるし、社会の安定も維持される。このあまりにも高い住宅問題を解決するには、普通の政策ではすでに対応できなくなっており、不動産をめぐる犯罪摘発にまで政策が発展しているという点で、最近では重要な政治問題にまでなっている。しかし、それでも効果は見えてこない。

住宅高騰は国の安保に関わる
中央の指導者が自ら指示を出す

 北京から深セン、南京から東莞まで、20都市の政府要員が数日間不眠不休で作業し、不動産購入・賃貸制限政策を相次いで発表した。

 政策決定者たちは、住宅価格が異様なほど高くなったという現象は、もはや「国の安全保障問題に関わるまでになっている」と認識しているようだ。下記のニュースの数々を見れば、それが分かるだろう。

 先月の9月8日、上海市警察は、不動産市場に関するデマを拡散した容疑者7人を逮捕し、上海市ネットワーク情報事務室は、微信(Wechat)の5つの公式アカウントを閉鎖した。

10月4日には「不動産価格を釣り上げて暴利をむさぼることをもくろみ、デマを流し、消費者に不動産購入を煽るデベロッパーや不動産仲介業者計45社」を列挙したブラックリストが、住宅と都市・農村建設部(住建部)より発表された。

 10月11日、深セン市警察は「不動産コントロール政策で投資家が飛び降り自殺」とのデマを流したとして、容疑者3人を刑事拘留した。10月12日、中央官庁住宅建設部が杭州、深センの不動産市場に関するデマの拡散事件を通達し、不動産市場の秩序を乱す違法・ルール違反行為を、法令法規に照らして厳しく処分することを各地に求めた。中央銀行は、大手国有銀行5行と民営銀行12行のトップを招集し、不動産コントロールに関する会議の方針を伝えた。

 昨年7月の株式市場暴落後の「市場救済」行動と同じく、今回の不動産コントロールもまた一つの政治キャンペーンとなってしまい、地方政府が全面的に緊急非常態勢を取っている。

 どうしてこのようなことになってしまったのか。

 ネット上では、ある噂が飛び交っている。それは、ある指導者が「不動産価格がコントロールできなくなることを非常に心配している。もし不動産価格がコントロールできなくなったら、責任を追及しなければならない」という指示を下したというものだ。

 この噂は、10月14日に一部実証された。政府系メディアの『澎湃ニュース』のその日の報道によると、住建部のある官僚が取材を受けた際、「これまでのコントロール措置は、すべて国務院が直接政策を発表したが、今回の不動産コントロール政策は中央指導者が自ら指示を下したため、そのコントロールの重点はこれまでと少し異なる」と話した。

 中国において、「中央」とは実に曖昧な言葉である。広義の「中央」とは、国務院を含む中央政府だが、狭義の「中央」なら、共産党中央のみを指している。「中央指導者が自ら下した指示」とは、どの中央指導者を指すのかは言わずとも、習近平総書記と想像できる。

 そのため、今後少なくとも数ヵ月の間は、各地の不動産価格が徐々に下落することは予想できる。ことここに及べば、不動産価格を引き上げようとするいかなる人間も太刀打ちできないだろう。

不動産価格を支える3つの柱
依然不足している土地供給

 中国社会の多くの人々はすでに不動産価格の高騰に嫌気がさしている。中央の指示もあり、誰もこれ以上の価格釣り上げはできなくなると思われている。しかし、本当にこれで不動産価格は下落するだろうか。いままでこのコラムで何回か中国の不動産価格について書いたので、その繰り返しになるが、現時点では不動産価格を支える3つの柱に、大きな変化は起きていない。

 第一に、ほとんどの大都市では今後2年間を予想しても、人口が大都市に集中していく現象は緩和されず、土地供給が不足しており不動産の数は依然として足りていない。

 第二に、通貨発行の増加は引き続きGDP成長率を大幅に上回り、余剰資金に投資先がなく、流動性は依然として過剰なままである。

 第三に、中国の経済発展は、高度成長から成熟への転換、言い換えれば高成長期から中成長期へ変化しているが、6.5〜7%の成長速度に落ち着くのかどうか。これ以上の成長率の下落に歯止めをかけるためには、不動産以外になんの手段があるのか。不動産自体は相変わらず国民経済の柱であるため、その価格抑制を目標とする政策は、一貫して優柔不断で、動揺し矛盾している状態にある。

 重要なのは、大半の人には見えない富の移転が、この国で密かに行われているということだ。

 過去数年で起きたことを思い出してみよう。通貨の超過発行でインフレが起こり金銭(現預金)の価値が下落。地方都市の住民が銀行に預金するのに対し、大都市の住民はローンを組んで不動産を購入している。地方都市の富裕層の子女は大都市の大学を卒業した後、そのままそこに残って不動産を購入する。高速鉄道が主要都市をつなぎ、三大都市圏の政府が地下鉄などのインフラ整備に巨額の投資をしている。

 富は迅速に大都市に移転し、集中していっているのだ。今後数年、中国の人口ボーナスは加速度的に終焉を迎え、各都市の間で人口の獲得戦が爆発する。将来、人口と富が集まるのは、直轄市、省政府所在地、経済中心都市になる。都市間の「80:20法則」(パレートの法則)がさらに顕著になる。つまり、「20%の人が、80%の富を持つ」というわけである。

不動産価格の安定と経済成長を
両立させた重慶の改革

 一方、こうした問題の解決の糸口が、重慶にある。

 過去6年間、重慶の住宅価格はほとんど6000~7000元/平米(日本円で約10万円)に安定しており、直轄市として、その住宅価格が中国では終始最低ラインにある。しかも、それでいて過去2年間、重慶のGDP成長率は連続して全国1位を維持している。

 重慶が飛躍的な経済成長を実現するとともに、住宅市場の安定を維持できるのは、充分な土地供給と「二級制住宅供給システム」によるところが大きいという。この2点は戸籍制度改革と土地徴収制度改革によるメリットである。

 2015年9月、重慶は農業戸籍と非農業戸籍の区別を撤廃することを発表し、また都市で5年以上、郊外で3年以上仕事を続けた人に対して戸籍の付与を始めた。この政策によって、重慶の都市戸籍を持っている人の比率(都市化率)は、2015年に一気に60.9%まで引き上げられ、全国平均レベルの56.1%を超えた。都市住民の急速に増加することによって住宅が不足し、住宅価格が高くなるはずであったが、重慶ではほとんどそのような現象はなかった。重慶の充分な土地供給によって住宅価格の安定維持ができたと見られている。

 さらに重慶は二級制住宅供給システムを取り入れることで、住宅市場における市民の異なる需要に応じている。まず、政府は公営住宅の建設に土地と補助金を提供し、低所得者層の需要を満たす。低所得者層は月10元/平方メートルの安価で公営住宅に賃貸で入居できるようになる。同時に、重慶は商品住宅の供給を増やし、他の60%〜70 %の市民の需要を満たすようにしている。過去5年間、重慶の宅地供給量は上海と北京を4〜6倍上回っている。

 こうした重慶のケースは、最近、大変注目されているが、都市住民と農村住民を分ける戸籍制度、農作業用地とその他の用地を厳格に区分する現在の土地制度を改革しようとする挑戦が、重慶以外の都市でも出ているわけではない。

 結局、大都市住民が不動産価格の異常な高騰に対抗するには、政治キャンペーンの手法で対応するほかはない。それは一時的な高揚感があるが、それで社会問題が解決されたという前例を、中国ではあまり見たことはない。キャンペーンが終わると、これからの1、2年は住宅価格はまた上がるのではないかと中国社会ではまだ思われている。

 

 

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「全国30歳年収ワースト500社」上場企業で30歳年収200万円以下が2社!

2016-10-28 08:54:17 | 日記

 低賃金=ブラック企業ではありませんが、上場を果たしている3600社にも関わらず、30歳でも推計年収197万円の企業を初め低年収企業があることには驚きです。この収入では共稼ぎ以外子供の養育は難しい。少子高齢化、日本経済の実態を知るためにも重要です。年収トップ500社の下位が悲惨だと報じたこともありますが、認識が甘かった。上場企業でこの有様ですから、弱小中小企業の実態は悲惨のはず。上場企業でも年収200万円では賃金では非正規社員と変わりがありません。非正規を正規に採用しても年収がこれでは悲惨です。国民の意識、法整備、税制など抜本的な対策が必要です。

以下コピー

東洋経済オンラインは上場企業約3600社を対象に各社の30歳社員の年収を推計。全国7地域(北海道・東北、東京除く関東、東京、中部、近畿、中国四国、九州沖縄)に分けてまとめた。

30歳年収「全国ワースト」11位以下はこちら

これまで「東京都トップ500社」「東京都ワースト500社」「近畿583社」「中部431社」「東京除く関東323社」「地方に本社置く297社」「全国トップ500社」の30歳年収ランキングを紹介してきたが、最後に全国ワースト500社のランキングを公開する。 企業や読者の一部から「トップ500でランキングをすると、まるで500位が低いように見える」「給料の高い会社ばかりではなく、高くない会社の情報も知りたい」という指摘があり、それに応える狙いもある。

 『会社四季報』の本社欄に掲載した本社所在地が各地域の会社のうち単体従業員数が20人に満たない場合や平均賃金の発表がない企業は原則除いて集計した。各社直近の有価証券報告書の公開データと、厚生労働省が調査・公表している「平成26年度賃金構造基本統計調査」の5歳刻み賃金額(所定内給与+賞与)から業種分類ごとに賃金カーブを算出し、それを各企業の平均年収と年齢に当てはめて試算した。あくまで理論的に割り出した推計値ながら、一定の目安となるはずだ。

 グループ企業については、全体で連結ベースの年収を算出するのがベストだが、基データとして使用している有価証券報告書のデータが単体会社のものであるため、単体の年収数字となっている。本社の中枢機能を担う社員しかいないケースが多く、年収が製造現場などの実態より上振れる傾向にある純粋持ち株会社も一部除いている。

■400万円未満の上場企業は787社

30歳推計年収が300万円未満の上場企業は74社、本ランキングではすべて紹介できないが、400万円未満で見ると787社に上る。「全国トップ500社」で紹介したような高給企業と比べると、利益率の高くない事業を手掛けていたり、業績が苦しかったりと生涯給料が高くない会社の事情はそれぞれだ。 ただ、会社によっては専門職や定年後の再雇用社員などを集計対象に含み、平均年収や平均年齢との関係から、いわゆる正社員の平均的な実態と乖離がある場合もありえる点には注意いただきたい。

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親の介護と子供の世話で「老後親子破綻」するシニアが続出

2016-10-27 08:40:45 | 日記

 「老後親子破綻」シニアが急増しています。政府はサザエさんから目覚め、「バラ色の三世代同居」だけを喧伝して夢物語のような「幸せのかたち」を押しつけるのではなく、こうした厳しい現実に目を向けなければならない。お弁当を買う余裕がなくまともな食事が取れていないシニアが大勢いるなんてバブルを体験した筆者には、俄かに信じられませんが、現実です。生活保護を受けなければならない下流ど真ん中にいるにも係わらず、自身をいまだに中流だと思い込んでいる認識の甘いシニアが多すぎる。支える子供も安易に老親にしがみつくのではなく、負の連鎖を断ち切る世の中のシステムを知るべきでしょう。

以下抜粋コピー

親のために介護離職は「年間10万人超」、親と同居する壮年失業者は「9.1%に急増中」、高くなるばかりの「生活保護受給のハードル」──これはもう自分だけで解決できる状況ではない。「認知症の親」「介護離職でローン地獄」「パラサイト息子&娘」、そして「孫リスク」。生活保護も受けられずに「四世代下流転落」は誰にでも起こり得る。

老後破産や下流老人に陥る危険性には、自分ではどうすることもできない要因がある。その最大のリスクが、「親と子」である。親の介護と子供の世話を同時にするダブルショックで“破綻”に追い込まれるシニア世代が続出している。

「サザエさん一家」は幻想

「親と子」の問題から「老後破産」に焦点を当てて話題を呼んでいるのがNHKスペシャル取材班の『老後親子破産』だ。

 昨年8月に放送されたNHKスペシャル『親子共倒れを防げ』をベースに書籍化したものだ。

「放送直後から『明日をどう生きるか考えさせられた』『どうすれば防げるかさらに伝えてほしい』といった反応が多くの視聴者から寄せられた」(NHK広報局)

「発売1週間で重版がかかりました。子育て中の40代男性から、『この先、何が起こるかわからない怖さを感じた』とのハガキをいただきました」(出版元・講談社の担当編集者)

 作中では高齢の親世代の介護や、収入が不安定な子供世代によるパラサイト同居により、シニア世代に危機が訪れると警鐘を鳴らしている。

 同書ではそれぞれ別々のケースとして紹介される「親と子」の問題だが、「最も怖いのはそれが同時に襲ってくること」と指摘するのは、淑徳大学総合福祉学部教授の結城康博氏だ。

「高齢の親の介護と困窮する子供世代のケアが重なる『ダブルケア』に直面する人が50~60代を中心に増えています。親と子の板挟みになって心身ともに疲弊することが多く、最悪の場合は三世代揃って“共倒れ”になる危機が迫っているのです」

 安倍政権は「一億総活躍社会」の実現を目指し、三世代が同居する住宅の建設を支援する方針を打ち出している。同居に必要な住居の改修を行なえば所得税や相続税を減額し、子を育てる親がその親世代と一緒に暮らすことを積極的に推奨している。

 まるでサザエさん一家のような「幸せな家族のかたち」だが、現実はそんなに甘くない。結城教授が指摘するように、三世代同居は「老後親子破綻」の大きなリスクを孕んでいる。

認知症の親のために離職したものの…

 まずは親との同居リスクから見ていこう。

「親の介護」によって、離職を余儀なくされるケースが急増している。みずほ総合研究所のレポート(2012年)によると、毎年10万人以上が介護のために仕事を辞めている。中心は40~50代の働き盛りだが、介護離職した後の再就職は難しい。

 大手メーカーに勤務していた千葉県在住のA氏(54)は、父親(82)が脳梗塞で倒れたことを機に離職を決意した。

「父と同居する母は体が弱く、自分の世話で精一杯です。介護サービスにも限度があり、年老いた両親のために何ができるか考えていたところ、会社が早期退職を募ったので応募しました。私は知的財産に関する専門知識があったので再就職は容易と考え、失業保険と退職金で当座をしのごうとしたんです」

 だが、その計画はすぐに“下方修正”を迫られた。A氏は父の介護と両立できる仕事を探したが、年齢がネックになり大半は書類選考の段階で落とされた。ようやく面接にこぎつけても「父を介護している」と明かすと断わられてしまったという。

 こうしたケースは枚挙に暇がない。NPO法人「パオッコ」理事長で介護・暮らしジャーナリストの太田差惠子氏は「なかでも最悪のケースがある」という。

「介護について多くの相談を受けますが、最も深刻なのは、親が認知症になっているケースです。徘徊などの目を離すと危ない症状が出ている場合は、親の近くで生活しなければならないため、介護離職を迫られるケースが多い」

 しかも、老親の介護のために離職する世代は、自らの住宅ローンを残しているケースが少なくないため、“ローン地獄”に陥る危険が隣り合わせだ。

「お見合い? 面倒くさい」

 次に子供との同居リスクである。「子供と一緒に住めば、金銭的に助けてくれるのでは?」と思うかもしれないが、現実にはその逆で、いつまでたっても独り立ちできない息子や娘の世話に悩む親が増えているのだ。

 総務省の調査では、「親と同居の壮年未婚者(35~44歳)」は12年に300万人を突破し、そのうち失業者の割合は10.4%を占める。同世代の既婚者や親と同居していない層に比べて、失業率は倍以上だ。

 都内に住むB氏(58)は、定年直前のリストラで退職し、月額およそ18万円の失業給付と同居する両親が受給するわずかな年金で暮らしている。生活はカツカツ。そこに新たな心配が加わりそうだという。

「運送業をしている30代の息子もリストラに遭ったんです。息子は、『家賃が払えなくなるから実家に戻りたい』と話しているが、ただでさえ家計が苦しいところに食い扶持が増えることを考えるとお先真っ暗です。老後は息子が助けてくれると思っていたのですが……」

 こうした親と子、それぞれとの同居リスクが同時に襲いかかるのが、「三世代同居」の危険性なのだ。親と子の板挟みで共倒れ寸前の状態になっている人たちの悲鳴が聞こえてくる。

 都内在住のC氏(72)は、高齢の母親を施設に入居させ、夫婦で年金暮らしをしていた。

「ところが昨年、36歳の息子が非正規社員として働いた清掃業をクビになり、精神的ショックでうつ病を発症した。独身で身の寄せ場がなく実家で預かることになったが、息子は再就職先を探すこともできず、家でゴロゴロするだけ。夫婦合わせて月12万円の年金で親子3人が暮らすのは厳しく、高齢の母が病気にでもなって医療費がかさんだ時のことを考えると、不安で仕方がありません」

 神奈川県在住のD氏(58)は地方に住む老親を家に呼んだ。「子供が就職して独立するから、空いた部屋に親を住まわせて面倒を見るという計画だったが、いつまでも結婚しない娘のパラサイト化によって、意図せず三世代同居してしまったという。

「石川県の実家に単身で暮らしていた85歳の母親が腰を悪くしたので、東京の家に呼んだんです。最期くらいは看取ってあげたいという思いがありました。

 ところが、『就職したら1人暮らしをする』と言って出て行った娘が、『家賃がもったいないから』と実家に帰ってきてしまった。『女性は20代で結婚』という古い考えを持つ母は、孫娘の将来を心配しています…」

 かねてから男性の未婚率上昇は社会問題として指摘されてきたが、最近はこうした「行き遅れ娘」も増えている。30~34歳女性の未婚率はこの20年間で13.9%(1990年)から34.5%(10年)まで上昇した。親側にも「未婚の娘は親元に置いておきたい」という心情もあるだろうが、そうなれば家計負担増は避けられない。

 三世代同居の鹿児島県在住のE氏(72)に話を聞くと、寝たきりの義母の介護は「子供として当然のこと」と受け止めているが、同居する娘の話になると、途端に顔が曇る。

「34歳になる娘は、妻が見合いを勧めても『面倒くさい』の一点張り。娘は家にお金も入れず、私たちは老後貯金を切り崩して生活している。ほぼ寝たきり状態の義母も同居しているので負担は大きい。早く独立してほしいです」

 高齢の親を抱えながら、パラサイト化する子供たちの面倒を見なければならないという「ダブルケア」に直面する人は少なくない。

生活保護を打ち切られて“最下流”に

 親子同居には、最低限の生活が立ち行かなくなったときに受けられるはずの国の補助が受けられなくなるという「落とし穴」もある。

 前掲書『老後親子破産』には、体の悪い父のために、息子が同居を始めたことによって生活保護が打ち切られてしまったケースが紹介されている。

 北海道に住む50代男性は失職して収入がなくなった後、年金と生活保護で暮らす80代の父親を頼り、同居を開始した。

 だが、親子同居を始めると「生活保護を廃止する」という自治体からの通知書が届いた。息子の日雇いアルバイトの仕事が多かった月に稼いだ収入が「世帯収入」として計上され、「生活保護支給の必要なし」と判断されたのだ。しかし安定しない日雇いバイト生活では、生活保護カット分の穴埋めはできない。親子の預金残高は312円になり、夕食はそれぞれ食パン1枚という生活まで“転落”した。

 この親子が住む札幌市厚別区の担当課長が「一般論」とした上で説明する。

「一般的に世帯の収入が生活保護水準として国が定める最低生活費を上回ると、自立した暮らしが可能とみなされて生活保護の支給ができなくなります」

 生活保護の廃止は単なる受給の停止にとどまらず、それまで免除されていた毎月2万円の市営住宅家賃や医療費を支払う義務も生じることになったという。

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『円高株安予想の「悲観論者」敗北は目前だ!日銀批判は的外れ、武者 陵司』

2016-10-26 08:42:23 | 日記

株式市場では外国人、個人、機関投資家のほとんどが悲観派、売り方に回り、買い方は日銀と年金などの公的資金のみという状況だ。しかし、相場格言ではありませんが、景気と相場のズレを見逃してはいけません。昨日指摘した、4月年初来高値突破、出来高急増には要注意。来年にかけ、悲観論が後退し、株を持たざるリスクの発生。株高→円安→株高のサイクル入りの可能性すらあります。

以下コピー

昨年来、日本の株式市場では、さまざまな危機到来論が市場を震撼させ、その都度「売り崩しを狙う投機家」が一時的に利益を得てきた。一般の投資家は市場の乱高下に振り回され、すっかり「リスクをとる意欲」を失ってしまった。

だが、日本株式の投資家心理を「裁定買い残」や「信用取引倍率」で見ると、いずれも歴史的低水準に沈み込んでいる。外国人、個人、機関投資家のほとんどが悲観派、売り方に回り、買い方は日銀と年金などの公的資金のみという状況だ。

世界を見渡せば、危機に陥れると騒がれた、ギリシャ、中国、ユーロ銀行不安などは難なく通り過ぎ、危機待望論者は失望しているのではないか。残るのは11月8日の米国大統領選挙だが、それも政策継続が見込まれるヒラリー・クリントンとなる公算が濃厚だ。もはや悲観論者は球を打ち尽くし、ポジションを大々的に巻き戻さざるを得ない時期が近づいている。米大統領選挙の結果が出る前に、「見切り発車的な世界的リスクテイクの波」が押し寄せ始めている可能性がある。

そうした中で、日本銀行は(1)イールドカーブの制御 → 長短金利の管理、(2)オーバーコミットメント → 際限なく目的達成を追求する、(3)追加的手段は潤沢(短期金利・長期金利の水準操作、資産買い入れ、マネタリーベースの増加加速等)、という「3つの柱」からなる新政策を発表した。

それまでの量中心の緩和から、金利のコントロールへとシフトしたことにより、「量の緩和政策が失敗した証拠」、「窮余の挙句の奇策」、「禁じ手」、という解釈が一般化している。

しかし日銀によるQE(量的金融緩和)以降の一連の金融緩和政策は、まったく失敗していない。デフレが終わり株価は2倍となり、企業収益も大きく向上している、が十分でない。「2%インフレ」はまだ途上である。これを確かにするための「ダメ押し政策」が今回の一連の政策である。

「長期金利コントロール」は市場に絶大なインパクト

この中での日銀の新機軸は、長期金利のコントロールである。FRB(米連邦準備理事会)のQEでも、そこまでは踏み込んでいなかった。先進国において金融自由化、市場金融化が確立した1980年代以降では、初めての中央銀行による市場金利の直接コントロールに日銀が乗り出したのである。確かに極端な、QE以上に伝統・常識からかけ離れた政策ではある。

しかしそれだけに、市場インパクトも絶大となる可能性は大きい。日本株式を一気に3~4割以上押し上げる威力を持っているかもしれない。となれば、当然リスクオンの円安となる。イールドカーブ・金利コントロール政策 → 株高 → 円安という好循環が起きる可能性がある。

そもそも金融政策がインフレやデフレを引き起す際に、必ず先立って資産価格が変化している。1990年からの日本の変化は、まず1989年末に金融引き締めが起き、直ちに株式が急落、そして2年後の1992年に不動産価格の急落がおき、CPI(消費者物価)がデフレに陥ったのは、それから9年も後の1998年であった。

米国でも2008年のリーマンショック以降、前例なき大胆な量的金融緩和政策(中央銀行がバランスシートを4倍に膨らませ、国債や住宅ローン債券を購入した政策)を実施、その直接的効果は資産価格に直ちに現れた。米国株式、不動産住宅価格が顕著に回復し、家計の資産内容が著しく改善した。

家計純資産はリーマンショック直前の2007年68兆ドルをピークに2009年には55兆ドルへと急減した。だが、資産価格の急回復により2016年1Q末には88兆ドルへと増加し、家計消費増加の推進力となった。資産価格上昇 → 家計消費(特にサービス)増加 → 雇用・生産回復 → インフレという好循環が定着し、今や完全雇用と2%インフレ目標というFRBの政策使命(mandate)がほぼ達成されつつあることは明らかである。

株式や住宅不動産などのリスク資産への資金誘導は、中央銀行の非伝統的金融政策(量的金融緩和やマイナス金利など)の目指すところであり、今回の日銀の「イールドカーブターゲティング政策」(=長短金利の制御政策)も、資産価格上昇への影響力があるかないかで評価しなければならない。

日銀による株式市場への影響力行使を官製相場と批判する声が大きいが、今異常なリスク忌避姿勢にとらわれ、正常な価格形成機能を失っているのは民間のほうであること、日銀の新政策はそれを是正しようとしているのだということを忘れてはいけない。少なくとも、日銀が長期金利さらには株価に影響力を行使する決意を見せている以上、それに対抗する投資ポジションは、成功しない。

今回の長期金利を0%にくぎ付けする日銀の政策は、一気にリスクテイクを促進する契機になるかもしれない。

そもそも、2013年以降雇用者数は増加、労働需給はタイト化し、ようやく賃金上昇が定着し始めている。原油価格の下落により一時的にマイナスとなったCPIが、2017年には1%程度まで回復することもほぼ見えている。28兆円の財政出動、中国経済の小康状態化、商品市況の底入れ、世界貿易の底入れと緩慢な回復、米国経済の堅調、等の環境の下で、日本の実質GDPの1%程度までの回復はエコノミストのコンセンサス(ESPフォーキャストでは0.9%)となっている。

株高が一段の円安要因を招く可能性

昨年の企業統治改革(コーポレートガバナンスコード、スチュワードシップコード)に続き、安倍内閣での下では、働き方改革、緩慢ながら外国人労働者の受け入れ、今国会では見送りとなりそうだが配偶者控除の廃止方向と伝えられるなど、税制改革等成長政策も徐々に進展している。

円高による企業収益悪化も一巡となれば、株式市場に大きな追い風が吹く公算は大きい。まして日本株式はアベノミクス失敗、ないしは頓挫と見た外国人によって一時極端な売られ方をしており、需給(裁定買い残の歴史的低下)は大きく改善しているのである。また日本株式のバリュエーション(価値評価)も極端に安くなっている。

さらに為替市場では今のところ円高論者が多数派であるが、円高論者の多くが日本株に悲観的な見方をしている。しかし仮に日本株高が始まれば、それがリスクオンの円安要因となる可能性が考慮されていないことを強調しておきたい。

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『節目を超えれば・・日経平均、年末には19000円❓』

2016-10-25 07:22:14 | 日記

日経平均が大方の予想を裏切り、上昇し始め、下記のアナリストのように来年には22000円を超えてくるという見方まで出てきました。筆者も海外要因、円安、企業業績、豊富な資金に支えられ、しばらくは強気の見方です。このように、将来の経済と違う動きをするのが株式市場でここに難しさがあります。しかし、一旦一方に振れるとしばらく継続する。始動期は逃しても、一定の利幅は取れます。今回の節目は4月高値、17572円です。ここを突破すれば黙って買いが優勢でしょう。

以下コピー

SMBC日興証券の吉野豊チーフテクニカルアナリストは、日経平均株価が時間サイクル分析上で重要変化日である9月28日を境に反転し始めており、6日に付けた直近高値1万7081円を上抜くと新たな上昇波動へ移行する可能性が高いとみている。

日経平均は2月と6月にダブル底を形成し、その後は9月6日の1万7081円で頭打ちとなったが、8月26日の1万6360円を下回らず9月28日に下げが一巡したと吉野氏は29日付リポートで指摘。9月28日は、2015年6月の高値からことし2月安値までの下落期間と同じ156日目が2月安値から到来する時間帯で、今後は1万7081円を上抜くと2月以来の底固め局面が終わると分析。さらに4月の高値1万7572円を超えると、まずは1万8000円、年末までには1万9000円付近まで上昇する公算が大きくなるという。

また、7-9月期は161カ月、91カ月、45カ月といった重要な中長期サイクルも集中する時間帯であり、底固めを経て右肩上がりに転換するなら中長期的に見ても新たな上昇波動に移行し、17年には2万2000円もしくはそれ以上の水準へ上昇する可能性があると吉野氏は考えている。

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「オックスフォード大10年~20年後、約47%の人の仕事がなくなる大胆予想」

2016-10-24 09:19:28 | 日記

格差が開きすぎ資本主義の終焉すら語られていますが、今後10年~20年で社会は劇的に変化しそうです。こんな激動で面白い世の中、若くないからと悲観し、傍観などしていられません。オックスフォード大学のオズボーン准教授の予想では約半数の仕事が自動化されてしまう。そうなると時流に乗った事業は拡大する。年相応に「本物の教養」を身につけ、仮説を組み立て、事業を行うことは楽しい。人生、天命に気づいた時がバースデーなのです。

以下コピー

少し前。オックスフォード大学のオズボーン准教授がこんな大胆な予測を発表。大きな話題になりました。

 この調査では、技術の進歩がめざましい勢いで進んでいる機械。その機械による自動化のよって、どのぐらい人間の仕事が奪われてしまうのか、ということが分析されたのです。その結果、今後10年~20年ほどで約47%の仕事が自動化されるリスクが高い。そんな結論が出たのです。

 すでに価値が大きく下がっている仕事がある…

ということがわかったのです。しかも、これから、さらに価値が大きく下がってしまうということも。

1.仕事の価値を大きく下げる原因:供給過剰

この供給過剰がどんどん進んでいっている仕事の具体例としては、柔道整復師や整体師などのいわゆる治療家の仕事があります。

 接骨院の数は2002年には25,975店舗だったのですが、2012年には42,431店舗に急増。10年で1.6倍になってます(厚生労働省:平成 24 年衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況より)。これは、コンビニ最大手3社のセブン・イレブン、ローソン、ファミリーマートの店舗数の合計41,085店舗よりも多い数です。しかも、これは接骨院だけの数で、整体院なども含めると10万店舗を超えるのではないか、ともいわれるほど急増しているのです。びっくりですよね。

 美容室や歯科医院もコンビニよりも多く、供給過多に陥っていて治療家とほとんど同じような状況にあります。

他にも、いわゆる士業と呼ばれている先生の方々にも仕事も供給過剰の波が襲ってきています。たとえば、、、

 

  • 公認会計士は、2000年には、16656人でしたが、2014年には、33977人と2倍以上に増えていますし…
  • 行政書士は、2005年~2014年の間に37,607人から44,057人に増加
  • 社会保険労務士は、10年で26,460人(2005年)から38,878人(2014年)と1.46倍に…
  • 税理士も、10年で69,243人(2005年)から74,501人(2014年)
  • 司法書士は、2006年から2015年の間に、18,509人から21,658人まで増えています…

 こんな風に軒並み資格者の数が大きく増加しているのです。しかも、この勢いはまだまだ止まりそうもありません。そうなってくると、ますます供給過剰が進み、仕事の価値が大きく下がってくることになるでしょう。

2.仕事の価値を大きく下げる原因:技術革新

2つ目は技術革新です。

 技術革新は、インターネットの技術が発達したことで現れたGoogleやYahoo、楽天、Amazonなど、数々のスター企業が誕生した、いい面が強調されがちです。ですが、その反面、多くの人から仕事を奪ってしまう一面もあるのです。

そして、技術革新が起きて仕事が大きく減ってしまう危険性が高まっているものに製造業があります。製造工程のロボット化が進んでいけば、人ではなくロボットが仕事をすることになりますので。

 あとは、Webデザイナーも、Htmlやプログラミングがわからなくてもホームページを作れるWixやJimdoのようなWebサービスが登場。これから、さらに技術が発達していくと「ホームページが作れる」ということ自体の価値は低くなってきて、高度なデザインなどの付加価値をつけていかなければ、厳しくなってくる可能性が高くなってくるでしょう。

 翻訳業の世界では、Gengoなどの格安サービスが登場し価格破壊を起こしつつありますが、Google翻訳に代表される自動翻訳機の技術が発達していることを考えると、追い打ちをかけるように、技術革新の波が襲ってくる可能性は高いでしょう。

 3.仕事の価値を大きく下げる原因:消費者の行動の変化

 3つ目は、消費者の行動の変化です。

 この消費者の行動の変化で影響を受けているのが小売店です。どんな行動の変化があったかというと、ネットを使ってすぐに全国で一番安いお店をすぐに探すことができるようになったことです。

Amazonの影響で、お店を構えている書店が2000年から2013年までの間に、21,495件あった書店が14,241件にまで減少してしまいました(約3分の1がなくなってしまいました。すごいですよね。。。)。さらに、ネットで簡単にニュースがチェックできることから、若者の新聞離れに歯止めがきかないといわれている新聞業界。新聞業界の総売上は2005年から2013年の間に5,198億円の減少。10年弱の間に21.5%の売上がなくなっていることになります・・・

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「本物の教養」出口治朗著

2016-10-23 14:05:22 | 日記

教養があれば、人生が充実できます。60歳で生命保険会社を起業した著者の言葉には重みがあります。出口氏は地球温暖化に対しても警告を発しており、「人間の歴史を振り返ると、文明の盛衰は主として気候変動によってもたらされてきたことがはっきりします。」と語っています。最近の研究で、平家も一般に言われている奢りで滅亡したのではなく、西日本を襲った異常気象のせいだという有力な説も出てきました。現在世界各地で発生している異常気象も大変動の予兆かもしれません。指導者に本物の教養が必要な時代です。

以下コピー

この本は「教養」をテーマにした本です。教養というと、いろいろな知識や情報をどれだけ持っているかだと思われるかもしれません。しかし、教養とは必ずしもそのようなことではないと思うのです。シャネルの創業者ココ・シャネルは次のように語っています。「私のような大学も出ていない年をとった無知な女でも、まだ道端に咲いている花の名前を一日に一つぐらいは覚えることができる。一つ名前を知れば、世界の謎が一つ解けたことになる。その分だけ人生と世界は単純になっていく。だからこそ、人生は楽しく、生きることは素晴らしい」

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❝米政府、フィリピン大統領の「決別」発言に怒り心頭❞

2016-10-21 18:01:33 | 日記

ドゥテルテ・フィリピン大統領が「米国と決別する」と発言したことについて米国が説明を求める方針です。ドゥテルテ・フィリピン大統領はこれまでにも暴言を吐いていましたが、米国も本気で怒り出した。国境問題で中国と争っているフィリピンにとって米国という後ろ盾を自ら失うことは常識的には危険です。もし、米国が張り子の虎?と見切って先手を打ち、実際に本当に張り子の虎だったとしたら歴史に名を刻む大統領かもしれません。いずれにしても米国・フィリピン間でイザコザが起こることは必至です。

以下コピー

中国訪問中のドゥテルテ・フィリピン大統領が「米国と決別する」と発言したことについて、米国務省はフィリピン政府に説明を求める方針を示した。

大人数の経済使節団を連れて訪中しているドゥテルテ大統領は20日、北京で経済関係者の会合に出席し、「米国との決別を宣言する。軍事において。社会面では違うかもしれないが、経済においても。米国は敗北した」と述べた。

「皆さんの思想的な流れに自分を同調させた。ロシアも訪れプーチン(大統領)とも会談するかもしれない。そこで我々3カ国対世界、中国とフィリピンとロシア対世界なのだと告げるかもしれない。それしか方法はない」とドゥテルテ氏はフィリピンと中国の経済界関係者を前に表明した。

カービー米国務省報道官は、米政府は両国の「親密な関係」と矛盾する「この物言いに当惑」していると述べ、今週末にマニラ入りするラッセル国務次官補がフィリピン政府に対し説明を求める方針だと記者団に話した。

「米国からの決別と大統領が述べた時、何を意味していたのか正確な説明を求めていく」と報道官は述べた。

ドゥテルテ大統領はこれまでも、オバマ米大統領を罵倒したり、米比合同演習の中止を宣言したりしたほか、フィリピンに米軍を増派すると合意した2年前の防衛協力強化協定を見直すなどと発言している。

一方で、フィリピンのロペス貿易産業相は17日、BBCに対して、米国との貿易投資関係を終わらせるつもりはないと言明。大統領と共に北京を訪れているロペス氏は、「欧米との関係は維持するが、過剰な依存は減らすかなくしていくつもりだ」と述べていた。

南シナ海の領有権をめぐりハーグの常設仲裁裁判所が今年7月に中国の領有権の主張には法的根拠がないとの判断を示し、中国が判決受入れを拒否したことなどを機に、中国とフィリピンの関係は悪化し続けていたが、20日の中比首脳会談で両国は対話を通じ「摩擦を適切に処理する」と合意した。

ドゥテルテ氏は大統領選の間は中国政府を激しく罵倒していたが、6月に就任して以降は攻撃的な調子を弱め、むしろ米国への対決姿勢を強めてきた。

大統領率いる使節団は、フィリピンへの観光促進やフィリピン農産物の輸入拡大などを働きかけるために中国を訪れている。ロペス貿易産業相によると、135億ドル(約1兆4000億円)相当の通商協定に署名する予定。

ドゥテルテ大統領はほかに、フィリピン軍の装備刷新のため、武器や艦艇の購入を中国に持ちかけるつもりだと述べていた。

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「60代は人生の華」仙厓、可能性に満ちている「人生の第3幕」ジェーン・フォンダ

2016-10-20 13:03:56 | 日記

 寿命が祖父の代より30年も永くなり、人生設計も変わりました。この変化に気づかず既存の年金制度、預金にしがみつけば生存することは出来ますが、充実した幸福な人生を送ることは出来ません。日本人は❝「老後は衰退の時期」というイメージに縛られている❞この傾向が強すぎる。❝60歳以降の30年間を、あらゆる可能性に満ちた楽しい時期にすることもできます❞高齢化社会になり、老後は衰退という呪縛を解き、変化する必要があります。それには自分がどこに向かっているのか知るためには、過去を振り返るべきです。「自分は誰だったのか、両親は誰だったのか、と。私の親は、人間として、どういう人達であったのか、両親は、彼らの両親にどんな扱いをうけたのか、といったことです。」人生第3幕の成功は過去の全ての失敗を取り消してくれます。人生は気づいた時がバースデーなのです。

以下抜粋コピー

今の世代、平均寿命が30年伸びました。しかしこの30年はおまけではありません。ジェーン・フォンダは、この新しい人生の一時期を、いかに、捉え直すことができるだろうか、と問いかけています。

老後と聞くと、「老後破産」「認知症」「独居老人」といった暗い言葉を思い浮かべる人が多いかもしれません。

これは、従来の「老後は衰退の時期」というイメージに縛られているからです。60歳以降の30年間を、あらゆる可能性に満ちた楽しい時期にすることもできます。

私たちは皆、スピリットを持って生まれます。ところが、人生でいろいろ困難なことに出会ううちに、スピリットを失ってしまいます。

 両親がうつ状態で、愛情を与えてくれなかったのかもしれません。未だに過去の痛手から立ち直れないのかもしれません。

 私たちは、「終わった」と感じていないのです。第3幕は、こうした未完了のことを終わらせる時期かもしれません。

 60歳に近づいたとき、私はこれからどうしようか戸惑いましたが、自分がどこに向かっているのか知るためには、過去を振り返るべきだと気づきました。

 そこで、最初の2幕の自分について考えました。自分は誰だったのか、両親は誰だったのか、と。私の親は、人間として、どういう人達であったのか、両親は、彼らの両親にどんな扱いをうけたのか、といったことです。

 後に、このようなことをするのは、心理学用語で「ライフレビューをする」と言うのだと知りました。

 ライフレビューをすると、自分の人生がより明確になり、新しい意味を持ち始めます。

 これまでずっと「自分のせいだ」と思っていたことは、実はそうではなかったと気づくのです。あなたは全然、悪くないのです。

 そして、過去の自分や、自分の周囲の人を許すことができます。過去の自分から自由になって、過去の人間関係を修正することができるのです。

人生のすべてのものは、一つのものをのぞいて、奪われる可能性がある。その一つとは、自分が状況に対して、いかに反応するかを選ぶ自由だ。

これが私たちの人生の質を決める。

金持ちか貧乏か、有名か無名か、健康か病気か、そういうことが決めるのではない。

人生の質を決めるのは、現実に対して、自分をどう関連づけるかだ。現実にどんな意味を見出すのか、現実に対してどんな態度でのぞむのか、現実に対して、どんなふうに反応するかだ。

過去の再定義をして自由になる

第3幕のおもな目的は、過去と自分の関係の修復ではないでしょうか?認知の研究によれば、こうすることで、脳に新しい神経回路ができるそうです。

過去に起こった出来事に、長年、ネガティブに反応していると、そういう神経回路が強化され、ストレスや不満を生み出します。

ですが、過去を振り返り、嫌だと思っていた出来事に対して、新たな見方ができるようになると、神経回路は変化します。

すると、私たちは昔のことに対して、よりポジティブな気持ちを持てるのです。私たちを賢くしてくれるのは、経験することではなく、その経験に対して、どういうふうに考えるか、ということです。

そうすることで、より完全で、知恵のある本物に近づけるのです。

女性は生まれたときは、不足のないものであり、自分自身を生きています。ところが、思春期になると、周囲に溶け込もうとか、人気者にならなければいけない、と考えがちです。

すると、他の人の人生の登場人物になってしまうのです。ですが、第3幕では、原点に戻って、また自分自身になれます。

これは個人的なことにとどまりません。高齢の女性は人口で優勢をしめています。もし私たちが、原点回帰して、自分自身を再定義できたなら、それは若い人のよいお手本になると思います。


六十歳は人生の花、七十歳で迎えがきたら留守だといえ
八十歳で迎えがきたら、早すぎるといえ
九十歳で迎えがきたら、急ぐなといえ
百歳で迎えがきたら、ぼつぼつ考えようといえ

仙厓義梵 江戸後期の臨済宗禅僧

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シェアリング エコノミーとは

2016-10-19 07:58:34 | 日記

シェアリング エコノミー 聞きなれない言葉ですが、欧州では物凄い勢いで増えています。民泊などは4つ星ホテルすら経営が圧迫されるところが出てきました。日本でも、今後民法改正などを経て徐々に既存ホテルに影響を与えてくるはずです。要は形式、格式にはこだわらず、格安に気張らず楽しみたいという思いです。民泊などは今後淘汰を繰り返し、確実に増加する。さらに、東京オリンピック以降、日本経済は再びデフレ傾向を強め、経済成長は反動で低迷し、追い打ちをかけるようにAI知能がホワイトカラーの職に浸食し、民泊が既存のホテルを脅かすはずです。

以下コピー

アメリカのシリコンバレーを起点にグローバルな広がりをみせているシェアリング エコノミー。 国内では2018年度までに462億円まで拡大すると予測されている。改めてシェアリングエコノミーとはどんなものか押さえておこう。

シェアリング エコノミーとは

情報通信白書によると、「シェアリングエコノミーとは 個人が保有する遊休資産をインターネットを介して他者も利用できるサービスのこと」である。

例えば「Airbnb」のように個人などが保有する空き家や空き部屋を、そこに宿泊したい人に提供することで収入を得る民泊。一般のドライバーと移動したい人をマッチングするライドシェアなどがシェアリングエコノミーの代表例である。

日本でも シェアバイクサービスの「ミナポート」や古民家、映画館、球場などの場所を貸し借りできる「Space Market」など、シェアリングエコノミー型のサービスが生まれている。

シェアリングエコノミーが急拡大した理由として、ネットとスマホの普及により、こうしたサービスを利用する場所や時間の制約が緩和されたことが挙げられる。シェアリングエコノミーのプラットフォームとソーシャルメディアとを連携させることで個人間のニーズのマッチングや信頼性の担保強化ができたことも拡大理由のひとつだろう。

しかし、問題も多い。「民泊」について取り上げてみよう。増加する訪日外国人観光客に加え、地域活性化の観点から活用が求められているものの、旅館業法など法律面をどうやってクリアするかということや、テロをはじめとした犯罪をどうやって防ぐかということ、地域住民とのトラブルをどうやって回避するかということなど、解決すべき問題は多い。他のサービスにおいても、同様のルール作りが必要になることもある。

働くママがシェアリングエコノミーを使う理由

シェアリングエコノミーは遊休資産の有効活用だけではなく、スキマ時間の活用にも及ぶ。この分野で、急成長した3つの企業がある。インターネットで仕事を受発注することができる日本最大級のクラウドソーシング「クラウドワークス」。共働き、子育て世帯を主な対象にしたシェアリングエコノミー型の家事代行サービス「CaSy」。ビジネスについての相談をしたいなどというニーズに対し個人が対面や電話で相談に応えるスポット制のコンサルティングサービス「ビザスク」だ。3社を具体例としてみてみよう。

8月、この3社による女性の働き方についてのセミナーが行われた。登壇したのは、この3社を利用して仕事をしている女性3人だ。3人とも、結婚や出産などをきっかけに、働き方を見直し、今の働き方を見つけている。

正社員でもアルバイトでもなく、自分の働きたい時間に働く……母であり、産後にフリーランスとして自分流の働き方を実現している女性や、自身の経験を生かしスキマ時間を利用し、家事代行業務を行う女性。さまざまな新規事業立ち上げに携わり、育休中に自分の時間を作りスポットコンサルを行っている女性。三者三様に自分なりの働き方を実現している。

少子高齢化が進み、労働力人口の減少が懸念される日本では、女性の社会進出を促すことが欠かせない。女性の労働力率を年齢別にグラフで表すと、30代を底としたいわゆる「M字カーブ」を描く。労働力人口を増やすことにシェアリングエコノミーを利用した働き方は一役買うだろう。

さらに、「正社員で働くことこそが、よい事」だけではなくなりつつある現在、女性に限らず、さまざまな“働き方”が求められている。このようにシェアリングエコノミーは遊休資産の有効活用ばかりではなく、新たな働き方も生み出す可能性のあるものなのだ。

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「大衆の不満や不安をあおるポピュリズムな衆愚政治が日本を停滞させる」

2016-10-18 09:39:54 | 日記

世論の動向に左右されるポピュリズム衆愚政治をしている自民党ですが、ここにきて解散時期も変わりそうです。12月の日ロ会談での成果を背景に一気に解散総選挙に打って出たい安倍政権ですが、「違憲状態の一票の格差」が障壁になっています。台風の眼としては、豊洲問題で脚光を浴びている「小池都知事」の動向です。対応次第では東京オリンピック後、ポピュリズム自民党に担がれ総理になれる可能性すら出てきました。政治の世界は一寸先は闇。合法に選挙で勝って政権維持が出来れば何でもアリです。

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朝日新聞社による15、16日の全国世論調査(電話)で、衆院の解散総選挙について尋ねると、「急ぐ必要はない」が73%で、「できるだけ早く実施すべきだ」の12%を大きく上回った。

 解散総選挙を「急ぐ必要はない」は安倍内閣を支持する層で85%と高く、不支持層は66%。一方、「できるだけ早く」は内閣支持層で7%、不支持層で22%だった。

 最高裁が違憲状態と指摘している「一票の格差」と解散総選挙を絡めた質問では、「改善してから総選挙をするべきだ」が59%で、「改善する前に総選挙をしてもよい」は18%。自民支持層でも「改善してから」が57%だった。

 民進党の新代表、蓮舫氏への期待を尋ねると「期待する」は53%、「期待しない」は39%だった。「期待する」は民進支持層では84%にのぼり、無党派層は57%。18~29歳の女性の7割が「期待する」と答えた。

 米大統領について、ふさわしい候補を尋ねると、民主党のクリントン氏が79%、共和党のトランプ氏が3%だった。

 また、東京都の築地市場について、今後も豊洲への移転を目指すべきかも聞いた。「目指すべきだ」40%と、「やめるべきだ」39%が拮抗(きっこう)した。

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『吉田秀雄と鬼十則』が東大卒エリート美女社員を追い詰めた!

2016-10-16 06:28:58 | 日記

若く親孝行で将来を渇望されている女性が「クリスマスの12月25日、社員寮の4階から身を投げた」過労自殺。なんとも痛ましい事件です。何故このような悲劇が電通で続くのか?『電通に受け継がれる「鬼十則」』が原因のようです。筆者も「鬼十則」を誇らしげに上司から語られた世代ですが、もはや時代背景、前提条件も異なる社会でこのままでは通用しません。電通は世界的な大企業として、社会的責任を認識するのが遅すぎました、今後、蔓延している過労死への見せしめとして上司、会社が必要以上の制裁を受けるはずです。命より大切な仕事はない。

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 広告大手代理店「電通」に勤めていた高橋まつりさん=当時(24)=が、過労を苦に自殺したことが波紋を広げている。高橋さんは直前の2カ月、友人や母親らに、LINEやツイッターなどで「過労」をうかがわせる50通以上のメッセージを発信していた。「本気で死んでしまいたい」。そこには、もだえるような苦しみがつづられている。電通は以前にも入社2年目の男性社員を過労自殺で失った。悲劇はなぜ繰り返されてしまったのか-(メッセージは原文のまま)。

 ■「遺書メールに誰を入れるか考えていた」

 「休日返上で作った資料をボロくそに言われた もう体も心もズタズタだ」(10月13日)

 「眠りたい以外の感情を失った」(10月14日)

 東京大学文学部を卒業し、平成27年4月に電通に入社した高橋さんは同年10月、インターネットの広告部門を担当していた。半年間の試用期間を終えて本採用となったばかりで、人数不足と業務の増加に苦しんでいた。

 「生きているために働いているのか、働くために生きているのか分からなくなってからが人生」(11月3日)

 「土日も出勤しなければならないことがまた決定し、本気で死んでしまいたい」(11月5日)

 「毎日次の日が来るのが怖くてねられない」(11月10日)

 「道歩いている時に死ぬのにてきしてそうな歩道橋を探しがちになっているのに気づいて今こういう形になってます…」(11月12日)

 11月に入ると、「死」という言葉がメッセージに現れ出すようになり、具体的な自殺の場所まで探している様子がうかがえた。

 「死にたいと思いながらこんなストレスフルな毎日を乗り越えた先に何が残るんだろうか」(12月16日)

 「なんらな死んだほうがよっぽど幸福なんじゃないかとさえ思って。死ぬ前に送る遺書メールのCC(あて先)に誰を入れるのがベストな布陣を考えてた」(12月17日)

 12月に入るとさらに深刻な状態に。クリスマスの12月25日、社員寮の4階から身を投げた。

 ■電通に受け継がれる「鬼十則」

 遺族の弁護士側が、高橋さんの入退館記録を元に集計した残業は、10月が130時間、11月が99時間となっていた。休日や深夜の勤務も連続していた。

 これに対し、武蔵野大学の教授が「残業100時間を超えたくらいで過労死するのは情けない」などとインターネット上に投稿していたことが批判を呼ぶ。厚生労働省が過労死リスクが高まる「過労死ライン」として示している時間は、残業80時間だ。

 電通では平成3年にも、社員が過労自殺している。損害賠償請求で最高裁までもつれ、12年に「会社は社員の心身の健康に注意義務を負う」と判断された。

 弁護士側は、電通の過労体質を指摘した上で、第4代吉田秀雄社長の遺訓とされる「鬼十則」を明らかにした。電通の社員手帳に掲げられているという十則の一部を紹介する。

 ・取り組んだら「放すな」、殺されても放すな、目的完遂までは。

 ・仕事とは、先手先手と「働き掛け」で行くことで、受け身でやるものではない。

 ・頭は常に「全回転」、八方に気を配って、一分の隙もあってはならぬ、サービスとはそういうものだ。

 高橋さんのメッセージからは、上司から「髪がボサボサ、目が充血したまま出勤するな」「女子力がない」と言われるなどのパワハラをうかがわせる内容もあった。

 東京労働局の過重労働撲滅特別対策班などは14日、労働時間管理の実態を調べるため、労働基準法に基づき、電通に立ち入り調査。まつりさんのほかにも問題ある働き方がなかったか、全社的な状況を調べている。

 ■母親との最後の電話

 「仕事も人生もとてもつらい。今までありがとう」。高橋さんの母、幸美さん(53)のもとには亡くなる直前、このようなメールが届いていた。

 びっくりした幸美さんはすぐに電話して「死んではだめ」と伝えたが、まつりさんは「うん、うん」というだけだったという。

 中学生のときに離婚した幸美さんは、女手一つで2人の子供を育てた。まつりさんは「一流企業に就職し、お母さんを楽にしてあげたい」と東大に現役合格するほどの親孝行だったという。

 幸美さんは「内定をもらう前から長時間労働ではと心配していた。労災認定されても娘は2度と戻ってこない。命より大切な仕事はないのに」と訴えた。

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「日ハム大谷翔平 第6戦までもつれたら中4日先発」しかし、その後日本シリーズは・・

2016-10-15 07:44:03 | スポーツ

日本シリーズは日本ハム対広島カープの対決が濃厚ですが、日本ハムがソフトバンクの抵抗に遭い、以下コピーの吉井コーチの予告通り大谷を中4日で使い6戦まで縺れれば、日本シリーズにも影響を与えそうです。大谷翔平投手が気力体力が漲れば、広島打線といえど打つことは難しい。日本ハムは1勝のアドバンテージを得ているようなものです。逆にまさかの乱調で大谷を打ち崩せば広島カープが文句なく日本一になるのではないでしょうか?165キロの大リーグ級速球を打ち崩せなければ日本一にはなれない。25年ぶりの日本一を目指す広島カープには大きな壁です。

以下コピー 

 第2戦に続き「3番・DH」で出場した日本ハムの大谷は4打数無安打。初回1死二塁では空振り三振も振り逃げで出塁し、先制点につなげ「相手のミスで得点できてチーム的には良かった」。第4戦も打者出場する予定だ。

 一方で、吉井投手コーチは第6戦までもつれた際、中4日での大谷の投手起用について「可能性はなくはない」と否定せず、大谷も「僕は“中何日”とか気にしていない。いつでも僕はいける」と言った。また、ナ・リーグ地区シリーズで中1日で救援したドジャース・カーショーの話題にも触れ「中3日と中1日で投げて凄い。そこで抑えるのも凄い」と感嘆の表情だった

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「日教組岡本委員長不倫関係?」「会員制クラブに経費で月100万円!」

2016-10-14 15:14:36 | 日記

教育を正す立場の長が、ホステス兼歌手の女性とまさかの不倫騒動です。昼間は堂々と教師や子供に説教をしていたと思うと呆れます。日教組はその活動内容から世間の批判を浴びていますが、こうなると存在意義も含めて議論すべきです。親の無知で本当に困窮し、まともな教育も受けられない生徒が大勢いる中、倫理観・正義感のない聖職者は即刻辞めるべきで、教育者としての立場を見失い、アダルトビデオのような不倫に走った日教組委員長は弁解の余地がなさそうです。

以下コピー 

今年3月に日本教職員組合(日教組)委員長に就任した岡本泰良氏(56)が、夫のいる女性と不倫関係にあることがわかった。

 岡本委員長は、大分県で小学校の教諭を務めた教育者で、大分県教組・連合大分で要職を歴任している。日本最大の教職員の労組である日教組の長で、まさに先生のお手本である人物だが、夫と2人の子供をもつ、ホステス兼歌手の女性(44)と不倫関係にあった。岡本委員長は地元の大分県に妻子を残す単身赴任の身であるから、ダブル不倫ということになる。

 掲載の写真は、10月3日、東京・池袋のラブホテル街を歩く2人。この後、別の入り口から2人はホテルに入り、3時間半以上の後に退出した。

「週刊新潮」の取材に対し、岡本委員長は「(ホテルの外観を)見ているだけ」などと否定した。一方の女性は一度は否定したものの、その後、2人で複数回、ホテルに入ったことを認めた。

 10月13日発売の「週刊新潮」では、2人の関係についてより詳しく言及するほか、一晩で数十万円もの組合費を使った“クラブ通い”など、岡本委員長の豪遊のほども掲載する。

「週刊新潮」2016年10月20日号 掲載

❷テレビ朝日系「報道ステーションSUNDAY」に出演中の矢島悠子アナ(34)が、制作会社社長・M氏と交際していることが、週刊文春の取材により明らかとなった。矢島アナは2011年、28歳のときに「ちい散歩」の番組プロデューサーだったO氏と結婚したが、現在は別居中。離婚は成立していないという。

コメント (3)
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