お金持ちは長い目線で人生を考え、あえて節約しないものがある。たとえば、富裕層の多くは定期的に歯科検診に通っているという。歯は一度、ぐらつきや歯周病の症状が出ると、治療に時間がかかり、お金がかかることを知っているからだ。また、お金持ちは時間をかけるような節約術は生活に取り入れていない。富裕層はどのようにして、日々節約を心がけているのだろうか?
■富裕層が「あえてお金をかける」もの
富裕層はお金がない人とは違って、長期的な目線で節約をしている。長期的に見て節約できることであれば、今お金を使うことを惜しまないのもお金持ちの特徴だ。お金持ちがやっている節約術には次のようなものがある。
●定期的に歯科検診を受診している
お金持ちは、定期的に歯科検診を受診している。たとえ歯が痛くなかったとしても、虫歯がないと分かっていたとしても、欠かさず受診する。
歯科検診は半年に1回、金額は年間6,000円程度だ。
どれだけ丁寧に歯を磨いても、歯垢は残る。歯垢はやがて歯石になり、歯周病の原因にもなることも。
痛みや歯のぐらつきなどの症状が出てから歯医者に行っても、手遅れというケースは多い。よって通院回数も増えて、お金と時間がかかるだろう。
いまあえてお金を使うことで、将来かかるお金や時間を節約できるうえに、歯の健康も保てる。
●目的なくコンビニへ行かない
お金持ちは、目的を持たないでコンビニへ行くことはない。
スーパーなどと同じく、コンビニにも「買い物をさせる」ためのマーケティングが施されている。
そのため、目的なくコンビニに行くと「何となく」買ってしまうだろう。
商品の価格もスーパーやドラッグストアなどよりも高いため、1回あたりの出費は小さくても、回数を重ねるごとに金額がかさむ。
1回の買い物は500円だったとしても、20回行けば1万円となる。
目的のないコンビニ通いをやめれば、余計な買い物をする時間も節約できるだろう。
■お金持ちが意識してやらない節約術
お金持ちは、時間をムダにするような節約はあまりしない。水道光熱費や食費の節約で手元に残る金額は、劇的に生活スタイルを変えない限り、月数百円~数千円程度だ。人によってはもっと少ないだろう。お金持ちがやらない、タイパの悪い節約術を見てみよう。
●月数百円くらいしか安くならない水道光熱費の節約
お金持ちは、水道光熱費の節約はしない。毎月の使用量が多い家庭なら電力会社の変更くらいはするかもしれないが、大きな節約効果が期待できないことはやらない。
たとえば、使わないときは家電製品のコンセントを抜く、風呂の水をトイレや洗濯に使うといった節約は、回数を積み重ねれば月数百円くらいにはなる。
しかし、手間や時間がかかる上に生活は不便になる。時間をかけて、不便になることを受け入れてもたった月数百円の節約では、労力に見合わないだろう。
●セール品を狙って買うことはしない
お金持ちは、セール品を狙って買うことはしない。不要なものは買わない主義だ。
買い物に行って「たまたまセールだった」ことはあるかもしれないが、セールを理由に買うことはないだろう。お金持ちは、必要なものなら値段を気にせず買う。
何より、セールを調べている時間やレジに並ぶ時間がもったいないからだ。