日本人はお金は「オッカネー」ものと刷り込まれてきていましたが、これから旅出す若者はお金の5大鉄則をマスターし、「先んずれば人を制す」ではありませんが人生を優位にすすめられます。借金は上手く利用すれば莫大な富をもたらせてくれますが、一度暴走すれば、あっという間に富を奪い去ります。判断力が劣り、失敗の許されない老後では厳禁でしょう。定年後は健康でいられるうちはバリバリ働き、その得られるお金の範囲で消費し、使い切る。生きたお金の使い方は生きてる間に毎年稼いだお金を使いきることです。残された家族の為には優良不動産や相続税がかからない範囲で、預金を残す。これがベターな生き方です。
※この記事は3/15に筆者の予約ミスで意図に反し掲載されましたが、再掲載します。
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これから社会人となって仕事に汗をかこうという人も、この数年に新社会人となってようやく仕事のやり方を覚えてきた人も、1つ覚えなければいけない「社会のルール」があります。それは「お金のルール」です。
このお金のルールを理解している人とそうでない人には、人生で簡単に数千万円の差がつきます。しかし、会社は教えてくれない(会社にしてみれば仕事は教えてやるが、お金の使い方は自分で覚えろということ)し、親もきちんと教えてくれることはなかなかありません(そもそも、親自身が体系立ててお金のルールを理解していないことが多い)。
最近では、学校教育の一環として金融経済教育が組み込まれるようになりましたが、これを受ける機会はまだ限定的です。一部の高校では、総合学習の時間を数時間なんとか確保し、ファイナンシャルプランナーがお金の基本ルールを講演してくれますが、たった数時間でも恵まれているほうでしょう。
お金のルールといっても、それほど難しいことはありません。今回はたった「5つの法則」だけ覚えておいてください。この5つを知るか知らないかであなたの人生は人より数百万円は軽く先んじていくことができるはずです。
鉄則1:より多く稼げれば人生はぐっとラクになる
会社があなたに教えてくれない最たるものは、「もっと年収を増やす方法」でしょう。社内に居続けて年収を増やすルールを知ることは「会社勤め」というゲームのルールを知るのと同義です。また、「この会社を飛び出すと年収が増える可能性がある」ということは、会社は絶対にあなたに教えてくれません。むしろ知って欲しくない事実の1つでしょう。
私たちは、より多く稼げればより多くモノが買え、より多く貯金ができ、より多く退職金も年金ももらえるようになります(年収に影響するので)。より多く稼ぐ方法はないか、常に考えながら20歳代と30歳代を過ごしたいものです。
鉄則2:稼いだ以上に使うことはできない
次の鉄則は、「年収」と「支出」の冷酷な関係です。これからの人生を通じて「年収」と「年間支出」は「年収>支出」となるように調整し続けていかなければなりません。あなたが何が欲しいかは問題ではありません。問題は「欲しいものを買うお金があるか」です。お金がないなら貯まるまで買わないか、買うのを諦めることを人生の選択として決断しなければなりません。
そして「年収>支出」の差分を貯蓄とし、それを将来の大きな買い物の資金として蓄えていくことを一生続けていくのが社会人の人生なのです。年収の20%を貯められる人の人生は年収の多少にかかわらず楽勝モードのゲームになるはずです。
鉄則3:借金は未来の自分のクビを絞めるだけ
3つめの鉄則は、「借金」は常に人生の遠回りであるということです。人生で許される借金は住宅ローンだけ、といってもいいくらい借金は人生のムダです。カタカナの名前の、芸能人がテレビCMに登場するお金を貸してくれる会社は、あなたにお金を借りる誘惑をします。確かにお金がなくても今欲しいものを買うことはできます。
しかし、借金をしたツケは、買い物金額に利息が上乗せされた請求として返ってきます。そもそも借金しなくていいなら、あなたは利息分「別のものが買える」と考え、とにかくあなたの人生から借金を減らしましょう。
鉄則4:分からないなら保険は入らなくていい
新社会人の洗礼の1つに、生命保険の勧誘があります。会社ごとに「出入り」の保険セールスレディがいて、入るのは当然のことのように繰り返し勧誘してきます。すでに社会保険適用されている正社員であれば、会社の健康保険制度、雇用保険制度、年金制度が、病気やケガ、失職のリスクのかなりの部分を公的にカバーしています。実は民間の保障の必要性はあまり大きくありません。
例えば、手取りが月20万円にも満たない独身の20歳代が、毎月数万円の生命保険に入って1000万円の死亡保障をつける必要はありません。よほどその金額を貯金するか、その金額で年収を増やす予算(資格を取るとか)にしたほうが効率的なお金の使い方です。
鉄則5:投資をやらない人とやった人の未来には差がつく
株式投資をやるかやらないかでいえば、もはややるしかないものの1つです。投資情報は素早く豊富に入手可能で、投資費用は値下がりし、税金を免除する口座すら存在する時代です。投資をする環境は整い、ますます預金金利は超低金利が続いています。
22歳の入社から60歳の定年まで、定期預金をひたすら積み上げた者と、国内外に株式投資を行った者の資産格差は2.4倍にも開きます。仕事では同じ年収だったはずが、老後の豊かさは歴然と差がつきます。経済成長の成果を自分のお金を増やすエンジンにした者に最後は経済的豊かさがついてくるのです。少なくとも、金融機関に退職金をカモにされないためにも、投資知識と投資経験を現役時代に得ておくべきでしょう。