ハワイ島のキラウエア火山で噴火が続いて溶岩流が広がり、既に657棟破壊されている。ブナ地区ではさらに多くの住宅が危険にさらされているようです。ただ、❝地元に住む人間は、溶岩はキラウエア火山に住む火の女神『ペレ』の化身だと思っていて、この地に住むことを決めた時点で(火山の存在は)わかっていた。(世界的な観光地としては異例の)土地の安さも(火山が近いという)事情があってのことですので、ハワイ島、特に、(今回噴火の被害が出た東部の)プナ地区の住人たちは、そういう意味では「覚悟を決めて」住んでいます。❞次のステップに行きなさい(=別の場所に引っ越しなさい)と暗示してくれているんだ。と溶岩流に対して畏怖の念すら持っているのです。地震国日本にも当てはまりますが、自然には逆らえない。覚悟を決めて共存するしかないのです。
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米ハワイ島で噴火を続けるキラウエア火山の山頂で28日早朝、爆発的な噴火があり、米地質調査所(USGA)によると、マグニチュード(M)5.3以上の地震に匹敵する揺れを観測した。山頂で大きな揺れを伴う爆発的噴火が起きたのは、この8日間で7回目。ただ、噴煙は大部分が蒸気で火山灰はほとんど含まれず、航空機に危険を及ぼす1万フィート(約3000メートル)に達する噴煙はほとんど発生していないことから、ハワイ火山観測所は航空機に対する警戒レベルを1段階引き下げた。現地では先週も小規模な地震が4000回以上観測され、最大で1時間に40回もの地震が起きていた。ほとんどはM2~3の規模だった。当局は周辺の住民に対し、地震発生後はガスや水道、電気の配線を確認するよう促している。
USGAのハワイ観測所では、建物の壁に亀裂が入ったり、本棚から本が落ちたりするなどの被害が出た。
ハワイ郡防災当局によると、5月3日に噴火が始まって以来、キラウエア火山から流出した溶岩はおよそ25平方キロの範囲を覆い、住宅657棟が破壊された。
地面にできた亀裂からは、溶岩が海に流れ込み続けて新しい陸地が形成され、流入部分の面積は1.6平方キロほど拡大した。