「ヒラリーが勝つよ。賭けてもいい」 世界的に著名な投資家ウォーレン・バフェット氏は2014年10年、カリフォルニア州で行った講演会でこう言った。天才的な相場観を持つと言われるバフェット氏の発言だけに、ヒラリー・クリントン前国務長官(67歳)が次期大統領になるという予測が一時は世界を駆け巡っていました。さらに共和党候補の乱立やイラク戦争などで不人気だった元ブッシュ大統領の弟ジェブ・ブッシュ氏の出馬予想などで民主党最有力候補ヒラリー・クリントン大統領誕生で決着しそうな空気もありましたが、ここに来て共和党から最強女性経営者カーリー・フィオリーナの出馬挑戦予想です。2016年11月8日の米大統領選挙は史上初女性同士の対決になるのかもしれません。ヒラリー・クリントン氏の長所は何といっても豊富な経験です。失点はオバマ大統領の負の遺産、年齢的な問題、有権者の飽きなどです。翻ってカーリー・フィオリーナ氏は資金面・経営者としての実績・年齢的な若さや新鮮さなどでクリントン氏を上回っています。次期米大統領選はカオスになってきました。
以下コピー コンピューター大手ヒューレット・パッカード(HP)の最高経営責任者(CEO)だったカーリー・フィオリーナ氏(60)は29日のFOXニュースの番組で、2016年次期米大統領選に共和党から出馬する可能性は「90%以上だ」と述べ、4月下旬にも正式に表明する意向を示した。
フィオリーナ氏は米誌が「最強の女性経営者」に選んだこともあり、知名度が高い。民主党の最有力候補と目されるクリントン前国務長官の対抗馬となる可能性もある。
フィオリーナ氏は番組で、クリントン氏が公務で私用メールアドレスを使っていた問題で「(携帯は)1台だけの方が簡単だから」と釈明したことに触れ、「1台で2つのメールアドレスを使えないと言う人が科学技術を理解していないのは明らかだ」と批判し、「私は実際の経済、世界の動き、官僚主義を理解している」とアピールした。 (共同)