『名も無く豊かに元気で面白く』

読んだ本、ニュース、新聞、雑誌の論点整理、備忘録として始めました。浅学非才の身ながら、お役に立てれば幸いです。

MVP争い激化❝ヤンキース・ジャッジ42号VS2桁勝利&22号大谷翔平❞

2022-07-31 17:17:02 | スポーツ
エンゼルスの大谷翔平投手は30日(日本時間31日)、本拠地・レンジャーズ戦に「1番・指名打者」で先発出場し、3回の第2打席で4試合ぶりとなる逆転22号3ランを放った。4打数1安打3打点1四球で打率.251。チームは9-7で逆転勝ち。連敗を2で止めた。  豪快なアーチは、2点差の3回無死一、二塁だった。右腕オットーのチェンジアップをすくい上げた。右中間スタンドへ逆転22号3ラン。4試合ぶりの一発で、シーズン35発ペースとなった。ダグアウトではカウボーイハットを被ったものの、表情は硬いまま。飛距離424フィート(約129.2メートル)、打球速度108.3マイル(約174.3キロ)、打球角度33度だった。  逆転された4回2死一、三塁、3点差の6回2死一塁と2打席連続で中飛に。1点差に迫った8回2死二塁は申告敬遠で勝負を避けられ、本拠地は大ブーイングが響いた。その後、同2死満塁にチャンスは広がり、暴投の間に同点。レンヒーフォの右中間2点二塁打で勝ち越した。  この日、ヤンキース・ジャッジが両リーグトップを独走する42号2ランを放った。後半戦10戦9発と量産するスラッガーとのMVP争いは激しさを増している。
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24年米大統領選、次のリーダーは伏兵同士?ニューサム対デサンティスに?

2022-07-30 09:06:29 | 日記
米国で2024年の次期大統領選に向けて、民主、共和両党の「次のリーダー」をうかがう動きが出ている。民主党はバイデン大統領(79)、共和党はトランプ前大統領(76)が健在だが、世論調査では約6割が両氏の24年の大統領選への立候補を望んでいない。今年11月の中間選挙を前に、両党の有力者が布石を打ち始めている。

トランプ氏1強に変化の兆し
 共和党ではトランプ氏が根強い影響力を維持している。7月中旬に公開された米誌とのインタビューで、24年の大統領選に再挑戦するかどうかについて「既に決断した」と語り、出馬を強く示唆。11月の中間選挙前にも出馬表明するとの見方が出ている。
 ただ、世論調査ではトランプ氏の出馬に否定的な意見が多い。7月8~11日のユーガブ社の調査では、59%が「出馬すべきではない」と回答。「出馬すべきだ」は全体で28%、共和党支持者に限っても60%にとどまった。
 
トランプ氏の支持が下がっている原因は『2020年1月6日に起こった連邦議会議事堂襲撃事件 』でトランプ氏が2024年大統領選前に訴追されるという可能性も日に日に現実味を増しているからだ。そのようななか、トランプ氏が出馬しない場合を考慮し、共和党が擁立しようとしているのがイーロン・マスクも支持を表明しているフロリダ州のロン・デサンティス知事である。

◆共和党にデサンティス氏擁立の動き
 ロン・デサンティス氏は2018年のフロリダ州知事選において僅差で勝利し、翌年就任。それから1年ほどでパンデミックに見舞われたが、CNNによると、新型コロナウイルスのワクチン接種義務付けを拒否し、接種義務を課した企業や病院に罰金を科す法律を作るなど、連邦政府の規定やバイデン大統領に反抗。また他州のようなマスク着用令も発令せず、一時は全米一の新型コロナホットスポットとなった。そしてその後、「Don’t Say Gay(ゲイと言うな)」法を施行して、同州一の雇用主であるディズニーとトラブルに陥るなど、絶対君主的な言動が目立つ人物である。しかし、その傲慢ともいえる「強さ」が逆に共和党員に人気を呼んでおり、あのイーロン・マスクもデサンティス氏支持を表明している。現在のところ同氏は出馬について触れておらず、同州在住のトランプ氏の動向を窺っていると思われる。
 7月に実施された2024年大統領選共和党候補に関するニューヨークタイムズの世論調査では、トランプ氏が現在も一番人気ではあるものの、その支持率は49%と、ついに過半数を割った。そして大差ではあるが、デサンティス知事が25%で2位となっている。6月後半に行われたハーバード大学の世論調査でもトランプ氏が56%で1位、2位は16%でデサンティス氏だった。ほかの候補者はみな一桁台であるため、もし何かの理由でトランプ氏が出馬しない場合は同知事が共和党候補となる流れができてきていると言えるだろう。しかしデサンティス氏は全国的にまだ知名度が低く、同調査では、現時点でカマラ・ハリス副大統領と対戦した場合、ハリス氏が39%、デサンティス氏が37%で、僅差ではあるがハリス氏が勝っている。

一方、民主党の新たな大統領候補として台頭してきたのが、デサンティス氏と対照的なカリフォルニア州知事のギャビン・ニューサム知事だ。ニューサム氏は最近、大統領選出馬を意識してか、同州内外で目立った動きを見せている。7月7日には糖尿病治療に欠かせないインスリン価格抑制のため、同州内で製造を行うことを発表。また、7月12日には銃による暴力の被害者が銃製造業者を提訴することを可能にする法律に署名した。同州ではすでに厳格な銃規制法が施行されているが、これでさらに銃製造業者が銃の販売をしにくくなることになる。これは無差別銃撃事件が続発するアメリカで同州が銃規制に真剣に取り組んでいることをアピールする結果となった。 さらにニューサム氏はトランプ氏のソーシャルメディアプラットフォームである「トゥルース・ソーシャル」に登録し、共和党政策を批判する投稿を行っている。またABCニュースによると、同氏は人気トークショー番組に出演して、デサンティス氏の新型コロナ政策を批判したり、独立記念日にフロリダ州でデサンティス氏を批判するキャンペーン広告を流したりするなど、デサンティス氏を牽制したり対抗したりする言動も増えてきている。
 カリフォルニア州のニュースラジオ局によると、ニューサム氏は7月13日からワシントンDCを訪問している。同記事によると、訪問の目的は教育コミッションからの賞を受け取ることであるというが、大統領選出馬に向けた伏線として自分の存在を全国的にアピールする狙いもあるだろう。どうやら2024年の大統領選は「ニューサム対デサンティス」になる可能性が高くなってきたようだ。

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FRB通常の3倍「政策金利0・75%引上げ」インフレ抑制を優先

2022-07-28 07:37:40 | 日記
米連邦準備制度理事会(FRB)は27日、政策金利を0・75%引き上げると決めた。上げ幅は6月会合に続き通常の3倍の大きさ。急ピッチの利上げによる景気後退への懸念が強まっているが、記録的な物価上昇(インフレ)の抑制を優先する姿勢を示した。4会合連続の利上げで、政策金利の誘導目標は2・25~2・5%となる。  FRBは6月会合で1994年11月以来、27年7カ月ぶりとなる0・75%の大幅利上げを決定。その後公表された議事要旨では、大半の参加者が7月会合について「0・5%か0・75%の利上げが適切」との見方を示していた。  6月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比9・1%上昇と40年7カ月ぶりの高い水準を記録。一方、同月の雇用統計は市場予想を上回る堅調ぶりで、市場では「FRBが大幅な利上げを続ける」との見方が支配的だった。「上げ幅を1%に拡大する」との見方も浮上したが、行き過ぎた金融引き締めは経済を急激に悪化させる恐れがあり、見送られた。このような急激な利上げは経済に大打撃を与え、為替も中期的にドル安へ影響を与えそうですが、当面は売り方の買い戻しで、上昇相場が続きそうです。

❷28日の米国株式市場は、米4-6月期GDP(国内総生産)速報値が注目となる。市場予想の平均値は前期比年率0.5%増と、前期の1.6%減から回復する見通し。 

❸米国のリセッション入りを予見するかのようにドル円は、132.99円まで下げた後、一目・雲の上限132.82円がサポートとして意識されたもようで、133.20円前後まで反発している。
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「ドクター・ドゥーム(破滅論者)ルービニ氏」深刻なリセッションと深刻な債務・金融危機へ

2022-07-27 08:52:29 | 日記
 2008年の金融危機を予見したルービニ・マクロ・アソシエーツのヌリエル・ルービニ最高経営責任者(CEO)は、米経済について、金利上昇と債務負担増の下で、深刻なリセッション(景気後退)に向かいつつあると述べ、景気下降が浅いと予想するのは妄想だと警告した。
  「ドクター・ドゥーム(破滅論者)」の異名を取るルービニ氏は25日、ブルームバーグテレビジョンの番組で、「深刻なリセッションと深刻な債務・金融危機にわれわれが直面しようとする多くの理由が存在する。これが短く浅いものになるという見解は全くの妄想だ」と語った。
  ルービニ氏は新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)に起因する借入比率の高さに特に言及し、スタグフレーション(景気停滞下の物価上昇)にもかかわらず債務比率が低かった1970年代とは状況が異なるとの認識を示した。
  「スタグフレーションを誘発する負の複合的な供給ショックに加え、借入比率も歴史的高水準にある。これまでのリセッションは過去2回のように大規模な金融緩和と財政拡大があったが、今回は金融政策の引き締めでリセッションに突入しようとしており、財政出動の余裕もない」と同氏は指摘した。
  ルービニ氏はその上で、「スタグフレーションと深刻な債務危機が同時に発生し、70年代やGFC(世界的金融危機)後より悪くなる恐れがある」と予測した。

唯、現実の投資は予想通りにはいかず一般投資家が値動きが激しい相場で利益を出せるかは微妙で余裕資金以外では、手出ししない方がよいでしょう。
 米国株空売り、弱気派に打撃、金融危機時以上の守り姿勢が裏目
過去50年間で最悪の上半期だった株式市場が、ここに来て空売り勢の修羅場と化している。
1S&P500種株価指数が上昇し出し、株式弱気派はその2倍近い損失を抱えたとみられている。S&P500構成銘柄の約98%が上昇し、2018年12月以来の広範な上げとなった。ゴールドマン・サックス・グループが算出する空売り銘柄の指数は5.5%上昇し、弱気派は損切りの買い戻しを迫られた。この指数は7月これまでに16%高と、空売り勢にとって単月ベースで21年1月以来最悪となりそうだ。
ドル高が落ち着き、欧州のエネルギー危機も和らぐ兆しが見えるなど、株式相場の下げ圧力には一服感が出てきた。株価の反発は、バンク・オブ・アメリカ(BofA)の月次ファンドマネジャー調査で投資家がリスク資産へのエクスポージャーを世界金融危機時よりもさらに引き下げたことが判明した日に重なった。
ソコロ・アセット・マネジメントの最高投資責任者(CIO)、マーク・フリーマン氏は、株価上昇の根底には、投資家の過度なリスク回避がある可能性が高いとみる。「ファンドマネジャーはさらなる株安を見越して持ち高をかなりディフェンシブに傾けており、相場上昇の場合、市場全体のパフォーマンスを下回るリスクに直面している」と指摘。「空売りがパフォーマンス悪化につながっており、買いの持ち高が足りないために買い戻しを迫られている」と話した。
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「米中バブルの崩壊から日経平均5万円突破、日本一人勝ち時代が来る」

2022-07-26 08:59:51 | 日記
「’25年までに日経平均株価は5万円を突破します。日本は世界のヒーローになろうとしているのかもしれません」
そう語るのはトルコ出身の投資家、エミン・ユルマズ氏(42)だ。何とも、バブル相場を連想させる景気のいい話です。エミン氏は’06年に東京大学大学院を修了後、野村證券に入社し機関投資家営業などを経験。現在は『複眼経済塾』塾頭として高い評価を受ける気鋭のエコノミストである。たった3年で日経平均が倍近くになるとは、どんなシナリオなのか。エミン氏はまず、米中バブルの崩壊が起こると語る。 「米中どちらもすでに景気減速しており、一方でモノ不足からインフレが起こっています。アメリカは、金融引き締めが直撃して経済がクラッシュする。今年秋にはNYダウが目に見えて下がるはずです」 米国はインフレを抑制するため、ドル高円安を是認せざるを得ない状況にある。これが現在の日本の悩みのタネなわけだが、中期的に見れば日本が好転する時期である、とエミン氏は主張する。 「円安で外国人が日本株を買いやすくなりました。ウクライナ侵攻でロシアの要人の資産凍結が相次ぎ、サウジアラビアのオイルマネーのような大きな財布が、日本に資産を逃がそうとする動きが本格的になってきています。日本人からすれば、日本円の価値が失われ続けているように思えますが、日本には2000兆円といわれる個人金融資産がある。この多くは貯金で、インフレ時の円預金では資産が目減りする一方です。日本人は『デフレ脳』で貯金ばかりしていましたが。これが、否が応でも『いま買おう、そうしないと損をする』という『インフレ脳』へ、発想の転換がもたらされるはずです」 円安で株価が上がる――。そう聞けば、「株価5万円」に向けて投資を始めるしかないが、どんな銘柄を買えばいいのか。 「長期的な目線では、『MINK』といって、M(三菱重工業)、I(IHI)、N(日揮ホールディングス)、K(川崎重工業)への投資がおすすめです。防衛産業をはじめ、景気に左右されない事業を手がけているのでインフレにも強い。資金繰りに困っていなくて、配当をしっかり出している企業が狙い目です」 日本が一人勝ちするとしても、やはり投資は手堅くいくのが肝要のようだ。
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❝独自の世界、銀座の高級クラブ❞客層が若年層へ変わってきている

2022-07-25 09:58:05 | 日記
高級クラブは現在、新型コロナウイルス感染症の影響で大きな打撃を受けている。銀座のクラブやバーなどの飲食店が加盟する「銀座社交料飲協会」によると、2020年の春には約1,200店が加盟していたが、閉店や休業が相次ぎ、現在は1,000店に満たないという。コロナ禍で支給された、一律1日6万円の協力金では維持していけない店舗が相当数あり、ごく小規模なところは逆に“協力金バブル”になる矛盾が生じている。ある有名クラブのオーナーママは❝  銀座はこれまで主にビジネスマンを相手にしてきました街ですが、コロナの影響でリモートワークなどが定着し、ビジネスマンが銀座で飲む習慣がかなり失われ、これまで常連さんとして来てくださった方が復活しない可能性も十分あります。新たなお客様を取り込んでいかないと銀座の街の活気がなくなってしまう、という危機感があるんです」 2008年のリーマン・ショックのときは銀行が自宅に連日、借金返済のために押しかけ、和食店のリニューアルオープンの準備をしていた2011年は東日本大震災後に一時、お店を開けているだけで抗議の声が殺到する経験もした。そんな試練を乗り越えて迎えた2019年は、シャンパンの売り上げが銀座史上、最高額を記録。この上昇ムードで翌2020年の東京五輪を迎えられれば、外国人の観光客も多数迎えられるかもしれない…。 しかし理想と描いた光景は2020年1月、コロナが日本に上陸して一瞬にしてかき消された。同年4月に緊急事態宣言が出ると5月いっぱいまで完全休業。銀座の街はゴーストタウンと化した。その後、1年3カ月ほど経過した昨夏、東京五輪が行われていた時期にデルタ株が上陸した時も、店は時短で営業してもお酒を出せなかった。 リーマンショックの時も東日本大震災のときも大変でしたけど、今回はその比ではないです。まず、こんなに長引くと思っていませんでしたから。商売をする身としては悪い夢でも見ているような気分でした。今までは50~60代の方を相手にしていましたが、最近は30~40代の方が増えてきて、明らかにお客様の流れが変わってきているんです。空いたテナントにも若い経営者の方が入ってきている。昭和の飲み方をされる年配の人に比べると、今の若い人たちの方が飲み方もキレイで、お店の間でも評判がいいんです。❞  
 
昔も今も、一流ビジネスマンの社交場とされる銀座は「男のステータス」を測る場とされてきた。お客も、もてなす側のお店も、一流であることを求められた。仮に地方で大成した店が銀座で出店しても9割が1年足らずで撤退すると言われる。平均寿命はわずか11カ月。1年もたないのだ。

銀座の金銭感覚
銀座の飲食店の賃貸料は1坪2万8000円から3万5000円と言われ、「やっぱり銀座は特別な場所で、いい意味で普通じゃない人がたくさんいて面白いんです。いわゆる粋なカッコいい生き方をしている人ですね。お客様も仕事を頑張らないと銀座に来られないし、私達も頑張っていないとみんなで生き残れない。お互いにリスペクトしているところがあるんです。お酒を飲める場所はほかにもあると思いますが、銀座のこの世界は絶対、他の場所にはない。

※クラブは「箱」と呼ばれるビルの一室を借りて営業する。
坪数三十以上〜八十坪前後の大箱が、いわゆる高級クラブである。
一日二百五十万以上、月五千万の売り上げが店を維持する上での最低必要ライン。ボトル代は平均三、四万。現在の主流はVSOPヘネシー、シーバスリーガル十二年熟成、オールドパーが名を列ねる。
ひと度席に座ってボトルを入れれば、自動的についてくるオードブル(調理品)、スティック(ポッキー類)、チャーム(乾きもの)と呼ばれるおつまみがひと皿、ニ、三千円。ミネラルウォーターが二千円に化ける世界。これにテーブルチャージ オールチャージ ボーイチャージ ホステスチャージ サービスチャージTC、AC、BC、HC、SCとついてたちまち十万、二十万を越える。
店は舞台。「係り」と呼ばれる女性が主役で、蝶ネクタイに黒スーツ姿の、「黒服」と呼ばれる男たちが黒子となってサポートする。
ホステスは大きく分けて「売り上げ」と「ヘルプ」の二種類。
「売り上げ」と呼ばれる女性は指名制の顧客を持ち、一卓を借りてどれだけ商売ができるか、ノルマで稼ぐ自営業の女性である。
「ヘルプ」は店側で決められた時給制。一日平均三万の保証額で「売り上げ」の女性をサポートする女性を指す。
月一千万近く売り上げ、五割の五百万をその取り分とする女性は、チーママ、ママクラスと言われる。

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安倍元首相を海外メディアはどう報じているか

2022-07-23 08:08:15 | 日記
安倍元首相の国葬が世論を二分しています。生前から支持と不支持のあいだで激しい対立を生んできた安倍氏。死後もなお大きな影響を残しているようです。 こうした衝突を生む背景のひとつには、総理在任時に“モリカケ”や「桜を見る会」などの疑惑について真摯に説明してこなかったことがあります。

 かつて衆議院議長も務めた伊吹文明氏が、<ありていにいえば、安倍さんには大変な道義的な責任がある。>(朝日新聞 2018年4月12日)と語っていたように、国民の不信を払拭する努力をおろそかにしてきたのは否めません。
 
 そして悲惨な銃撃のきっかけになった統一教会の問題が、さらなる影を落としています。長年あえて触れられてこなかったタブーが、ついに白日のもとにさらされているのです。

 一部のコメンテーターは、“安倍氏と統一教会を結びつけるネットの陰謀論を鵜呑みにしてしまった”と、山上徹也容疑者の動機を矮小化しようとしていました。

 しかし、海外報道を見ればそれが明らかな誤りであることがわかります。
銃撃事件の直後、日本のメディアよりも早くに、統一教会と安倍氏の関係を明らかにしたのが、アメリカのCNNでした。
そしてイギリスのフィナンシャル・タイムズは(「安倍晋三氏の殺害により文一家と政治家のつながりがクローズアップされる」カナ・イナガキ、アントニー・スロドコフスキー、エリ・スギウラ、クリスチャン・デイヴィス 2022年7月11日 以下すべて筆者訳) は、祖父の岸信介元総理大臣から三代に渡って統一教会と安倍氏が深い関係にあることを指摘。神田外語大学のジェフリー・ホール特別専任講師による以下の分析を紹介しています。
<統一教会は、冷戦中より共産主義に勝利するための組織の一つとして自民党の活動に寄与してきた。自民党・岸派と行動を共にし、その岸派は後に安倍派となったのだ。>
強固な信仰をもとにした数の力により、選挙における集票に重要な役割を果たしてきた。それこそが力の源泉であったと分析しているのです。
 その見返りとして政治家や著名人を講演に招き教団の活動を称賛するスピーチをしてもらうことで、統一教会は組織としての“箔”をつけていきました。
ワシントン・ポストの記事(いかにして安倍氏と日本が統一教会にとって重要な存在となったのか マーク・フィッシャー 2022年7月12日)に一例が記されています。
 1990年代の半ばに開催された会議には、アメリカのブッシュ元大統領(第41代)、ジェラルド・フォード元大統領(第38代)、黒人コメディアンのビル・コスビー、そして旧ソ連のゴルバチョフ元書記長が参加し講演をしました。
 有名人による宣伝効果でさらに信者が集まり、献金額は増えていく。こうした集金活動の中心地となっていたのが、他ならぬ日本だったというわけです。
<政府の調査や学者たちの研究によれば、アメリカを含む国際的な活動にかかる費用をまかなうための中心地として、統一教会は60年以上に渡り日本を頼ってきたのである。>
橋渡し役は、岸信介、安倍晋太郎、安倍晋三。脱会や献金をめぐるトラブルを抱え、海外では“カルト”と称されてきた団体が政治の中枢に食い込めた大きな理由です。

以上、安倍氏の“影”の部分について見てきました。これらは決してアンチの言いがかりなどではなく、直視しなければならない事実です。政治とカネの問題も含め、国葬に反対する人たちがいるのも当然の話です。
 
 しかし、他方で功績についても目を向けなければなりません。今回の訃報を受け、いくつかの海外紙(誌)が改めて“政治家、安倍晋三”を定義しようとしていました。総じて外交面での評価であり、緊張が高まる国際情勢において第二次安倍政権下の日本が果たした役割を論じています。
 アメリカのニューヨーク・タイムズ紙は(「安倍晋三氏を理解する」デイヴィッド・レオンハルト 2022年7月12日)という記事で、安倍氏が目指した国家像を分析しています。
 極右だとか軍国主義を復活させようとしているとしてリベラル勢力から批判されてきましたが、レオンハルト氏の見立ては異なります。
<最も長く総理大臣を務め、暗殺される直前まで陰の実力者として君臨していた安倍氏は、その国家主義的な思想にも関わらず、根本においてプーチンや習近平、そしてその他の新しいナショナリストとは性格を異にしている。プーチンや習近平は民主主義を弱体化させ、世界中に独裁政治を広めようとしてきた。逆に安倍氏は地球規模での自由主義の連帯を強化するために、日本の国家主義を利用しようとしたのである。>
 アメリカのプレゼンスが縮小していく中で独自に防衛力を強化しつつ、価値観による連帯で中国やロシアの台頭に立ち向かおうとしていたというわけですね。レオンハルト氏は、<民主主義的な国際協調主義にとって大きな影響力を持っていた>と評価しています。
安倍政権が主張していた防衛費の増額なども、こうした面から見直す必要があるのかもしれません。フランスのル・モンド紙(「日本で議論されている安倍晋三の戦略地政学上の遺産」フィリップ・ポンス 2022年7月9日)も、こう論じています。
<ロシアによるウクライナ侵攻への日本の外交上の対応は、同盟国とのコミットメントにおける新たな一歩であった。主に対中強硬論が影響を与えた今回のような関与の仕方をアメリカとEUは歓迎し、日本に対して新たな信頼を示すことにもなった。>
 もっとも、積極的な外交姿勢への転換に一部から懸念の声があがっています。しかし、衰退していく日米同盟を補完するために出した一つの解であることには間違いない。それが海外の見方なのだと思います。

◆恥を忍んででも維持したかったもの
 総理時代、トランプ前大統領に必要以上に気を遣っているように見えたのもこのヴィジョンを守るためでした。
 イギリスのエコノミスト誌(「日本のみならず、アジアと世界に足跡を残した安倍晋三」バンヤン 2022年7月14日)は、トランプ氏の大統領当選という衝撃にどのように対処したのかを論じています。
<安倍氏は、トランプ大統領の誕生がアメリカを激変させたと最初に認識したアジアの指導者でもあった。だから、トランプ氏が伝統的な同盟関係を軽視し、12カ国からなる将来的な貿易協定であるTPPから脱退しようとも、安倍氏は彼をハグしたのである。>
 日本のメディアは両者の“友情”をこぞって揶揄してきました。確かに絵だけ見れば滑稽でした。しかし、そこには恥を忍んででも維持しなければならない国益と世界の安全があった。“民主主義VS専制主義”のせめぎ合いにおいて安倍晋三が与えたインパクトは、国内以上に海外で大きな意味を持っているのかもしれません。
「私は友人を失った」。フランスのマクロン大統領の言葉が、その喪失感をあらわしています。
 当然、外交上の功績が統一教会をはじめとする問題をチャラにするわけではありません。しかし、それらの歴史を理由に日本のプレゼンス向上に努めた姿勢をすべて否定できるわけでもない。
 統一教会の助力によって権力基盤を築いた政治家が、パワーバランスの激変に揺れる世界において一定の存在感を発揮した。事実はそれ以上でもそれ以下でもないのです。
支持する人、そうでない人。どちらもこのありのままの「安倍晋三」を真正面から受け止めない限り、議論はどこまで行っても感情論に終始してしまうのではないでしょうか。
文/石黒隆之 氏
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世界の投資家に無視され、一段と厳しさ増す中国経済、世界経済のクラッシュ前兆?

2022-07-22 08:28:33 | 日記
中国経済の先行き不安が一段と高まっている。ゼロコロナ政策は続く。不動産バブル崩壊も深刻化する。必要とされる以上に鉄道などが延伸され、資本の効率性も低下している。景気の減速懸念が高まり、中国から逃避する資金が増加している。
 習氏の2013年の国家主席就任以来、現代中国の資本市場における外国勢のプレゼンスは著しく拡大した。政府は香港を通じた株式・債券取引接続や主要なグローバルベンチマークへの人民元建て資産の組み入れといった、資金の流入経路を構築してきた。資金流入を促進し、民間企業への資金を賄い、経済を活性化することが狙いだったが、その一方で資金流出には厳重な規制を維持してきた。
  しかし、習政権は昨年、国内で最も収益性の高い企業に対する一連の締め付け策を打ち出した際、世界の投資家をほとんど無視した。その結果、株主が損失を被っただけでなく、共産党の目標を巡る不信と混乱が生じた。また、今年に入りロシアのウクライナ侵攻に加え、習政権がゼロコロナ政策に固執したことで、米国との貿易戦争中に芽生えた中国資産に対する警戒心も強まった。
  EPFRグローバルは今月のリポートで、新興国市場の株式ファンドにおける中国への配分は3年ぶりの低水準に落ち込んでおり、警戒感の表れだと指摘していた。 中国資産に関する世界の投資家の議論は、押し目買いの時期よりも、エクスポージャーをどれだけ減らすかが焦点となっている。ロンドンに本拠を置くあるヘッジファンドは米顧客からの圧力で中国のロングポジションを一つに減らしたと、社内案件だとして関係者1人が匿名で語った。チューリヒに本拠を置く投資マネジャーによると、欧州の年金基金と慈善団体の一部は、地政学的およびガバナンスのリスクの高まりを理由に、ポートフォリオへの中国の組み入れをもはや望んでいないという。

8月1日からは改正版の独占禁止法が施行される。
当面の間、世界的に石炭や天然ガスなどの不足は続く。穀物をはじめ食糧も不足する。それによって中国ではモノやサービスの価格が上昇するだろう。雇用・所得環境は悪化し、社会の不満は増大しやすい。統制強化のために共産党政権はIT先端企業の締め付けを強めざるを得ない。

2020年8月の“3つのレッドライン”の導入などをきっかけにして、中国は高度経済成長から安定成長へ曲がり角を曲がった。

ゼロコロナ政策が当面の経済活動を阻害する。不動産バブル崩壊の深刻化により信用リスクは上昇する。企業の倒産は増える。それによって中国の失業率は上昇するだろう。景況感のさらなる悪化は避けられそうにない。
一段と厳しさ増す中国経済
中国経済の厳しさが増している。
6月の生産者物価指数と消費者物価指数の変化から確認できる。まず、川上の物価を示す生産者物価指数は前年同月比で6.1%上昇した。5月の上昇率は同6.4%だった。
6月から上海の都市封鎖は解除された。
世界的に生産者物価指数は多くの国で上昇基調にある。
その中で生産者物価の伸び率が鈍化したことは見逃せない。
その背景には複合的な要因がある。
まず、内需が伸び悩んでいる。
依然としてゼロコロナ政策の影響は大きい。
供給の制約が続き、思ったように生産が持ち直していないこともあるだろう。
他方で、6月の消費者物価指数は同2.5%上昇した。
上昇率は前月から0.4ポイント伸びた。
それは需要拡大によるものとはいえない。
消費者物価上昇の一因として、豚肉の不足がある。
共産党政権は豚肉の肥育増加を急いでいる。
しかし、ゼロコロナ政策によって生産頭数の増加は容易ではないようだ。
ウクライナ危機をきっかけに穀物価格は上昇し、肥育コストも急増している。
それに加えて、石炭や天然ガス、ガソリンの価格も上昇している。
足許、共産党政権は割安なロシア産原油の輸入を増やしている。
それによって家計の支出負担を何とかして引き下げなければならない。
しかし、習政権の努力を上回るペースでモノやサービスの価格が上昇している。
ウクライナ危機やゼロコロナ政策の長期化によって、川上の物価上昇圧力は強まりやすい。
その一方で不動産価格の下落などが内需を圧迫する。
コストプッシュ圧力に耐えられなくなる中国企業は増えるだろう。
懸念される失業率の上昇
今後の展開として、中国の失業率(都市部の調査失業率)は上昇するだろう。
共産党政権がインフラ投資の積み増しなどによって雇用を増やすことは難しくなった。
中国国家鉄路集団は路線延伸によって債務残高が120兆円余りに膨らんだ。
新規の鉄道案件はほとんどが赤字路線とみられる。
その状況は、わが国のバブル崩壊後に似ている。
債務問題は深刻化するだろう。
不動産市況の悪化も避けられない。
8日には中国恒大集団(エバーグランデ)が人民元建て社債の償還延期を求めた。
しかし、債権者は延期を拒否した。
不動産セクターでは本格的なデフォルトが連鎖的に増加するだろう。
信用リスクの上昇は不可避だ。
企業の倒産件数は増える。
雇用・所得環境は一段と悪化せざるを得ない。
河南省などでは銀行の預金が引き出せない事態が発生した。
その一因は、バブル膨張によって過度に先行きを楽観する心理が高まったことだろう。
それがずさんなリスク管理の温床になった。
ひとたび不動産市況が悪化するとともに地方銀行の資金繰りは急激に悪化した。
その裏返しとして預金引き出しに応じられない銀行が出現した。
同様のケースは増える可能性が高い。
上海などで感染が再拡大している。
断続的に動線は寸断される。
人々の防衛本能は高まる。
物流コストの増加が、豚肉や燃料の価格を押し上げる。
内需はさらに落ち込む恐れが高い。
失業率が高まり、個人消費も減少するという具合に、負の連鎖反応が鮮明化するだろう。
中国の景気減速が鮮明となれば、欧州やアジアを中心に世界経済の減速懸念も高まらざるを得ない。
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❝藤井聡太王位VS豊島将之九段❞王位戦七番勝負第3局2日目 藤井聡太王位勝利!20代初戦白星

2022-07-21 11:00:13 | 日記
将棋の藤井聡太王位(20=竜王、叡王、王将、棋聖との五冠)が豊島将之九段(32)の挑戦を受ける第63期王位戦七番勝負第3局2日目が開始、豊島九段の封じ手は☗3八飛だった。
 1勝1敗タイで迎えた本局。21日に指し継がれ、同日夜終局。
封じ手は☗3八飛だ。これは封じ手予想としては棋士から挙げられなかったが、継ぎ盤検討の中にはあった変化だ。「完全に予想外です。代えて☗2七飛と同じような意味ですが、受け一方になりそうなので」といって目を見開く。「手が広かったからね、プロもビックリ」といって、予想外な手だと関係者に伝えていた。
ガチの攻めぎ合いですが、後手に優位で、終局時間早まるかもしれません。

❷将棋の最年少5冠、藤井聡太王位(竜王・叡王・王将・棋聖=20)が豊島将之九段(32)の挑戦を受ける、「お~いお茶杯第63期王位戦7番勝負第3局」が20、21の両日、有馬温泉(神戸市北区)の老舗旅館「中の坊瑞苑(ずいえん)」で行われ、後手の藤井が勝ち、対戦成績を2勝1敗とした。19日に20歳になった藤井が20代初戦を白星で飾った。第4局は8月15、16日、佐賀県嬉野市「和多屋別荘」で行われる。 
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藤井聡太、王位戦防衛 第3局本日スタート

2022-07-20 08:51:19 | 日記
5月に「叡王」、17日には「棋聖」の各タイトルを防衛しています藤井聡太王位(20)=竜王、叡王、王将、棋聖=は挑戦者の豊島将之九段(32)と神戸市北区、有馬温泉の旅館「中の坊瑞苑」で両者1勝1敗で迎える王位戦七番勝負第3局を20、21日の両日、行なう。20歳の誕生日を迎えた藤井王位は「過去の棋士の方を見ると、20代半ばで活躍されている方が多いので、自分にとっても大事になってくる」と抱負を述べた。これで晴れてお酒を楽しめるようになったが、「対局がありますので、すぐにということは」と決して気持ちは緩めなかった。
 10代最後の対局となった17日の「第93期棋聖戦五番勝負第4局」では、挑戦者の永瀬拓矢王座(29)を破り、タイトルを防衛。数々の記録に彩られた10代を勝利で締めくくった。中2日で臨む20代の初陣は、第1局で豊島九段に完敗を喫した後手番。
第3局を前に藤井王位は「第1局では豊島九段の研究の深さを見せられる展開になって、ちょっと対応できなかったところがあったので、今回はまた同じ後手番で迎えるので、しっかり修正できればと思っています」とコメント。研究がぶつかりあうことについては「展開を想定して臨むところはあるんですが、外れた後にしっかり対応できるかどうかが、それ以上に大事」と、力勝負になってからの展開を重視した。 挑戦者の豊島九段も事前研究について触れつつも、お互いの地力が試される中終盤についてコメントし「一手のミスも許されないような戦いになる。力戦の将棋だとちょっとずつ互いに疑問手を指しつつも、どうまとめるかという形になりがちですけど、そういう意味では中身の濃い将棋にできれば」と、息詰まる名局を作る意気込みだった。
 また、先手番の豊島九段は第1、2局と先手番が勝利していることについて「そこまでは意識していない」とし、「自分らしい将棋を指して、熱戦にできれば」と話した。
持ち時間は各8時間で、先手は豊島九段。

❷封じ手は豊島九段の☗4五桂 ?

王位戦とは、全棋士と女流棋士2名で行います。予選をトーナメントで行い、その勝ち上がり者とシード棋士4人により紅白2ブロックに分けてリーグ戦を行います。
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プーチン大統領 強気の背景は❝双方直接の戦争を避ける思惑❞

2022-07-19 07:37:41 | 日記
ウクライナでは、ロシア軍が6月から7月はじめにかけて東部2州のうちルハンシク州の最後の拠点となっていた都市に攻勢を強め、この州での作戦を完了し、全域を支配下に置いたと発表しました。ウクライナ政府もルハンシク州から撤退したことを認めました。ロシアによるウクライナ軍事侵攻で、ロシア軍は東部2州のうち、ルハンシク州での作戦完了を宣言し、残るドネツク州の制圧に向け、ウクライナ軍との間で攻防を続けています。初期対応の拙さから、領土を侵略されているウクライナ側が劣勢です。しかし、  ウクライナ戦争はもはや、ロシアとウクライナの戦争と言うよりは、ロシア側対NATO諸国の代理戦争の様相が濃くなっている。ウクライナゼレンスキー 大統領はともかく、プーチン大統領とバイデン大統領はロシアとNATOの戦争を何としても避けようとしているように思う。ロシアはウクライナに支援する国に攻撃せず、ウクライナ側もイランやベラルーシに攻撃することはない。 アメリカのウクライナに対する、高機動ロケット砲システム「HIMARS(ハイマース)」 供与もロシアとNATOの直接の戦争を避ける思惑です。アメリカがHIMARSの供与を決め、ゼレンスキー大統領(44)も安堵しているに違いない──と思ってしまうが、必ずしもそうではないという。 「アメリカは射程80キロのロケット弾しか供与しないと決めました。300キロの戦術ミサイルだとロシア領内の攻撃も容易になるため、プーチン大統領が強く反発してしまう。あくまでも東部戦線に限定して使わせる、とロシアにメッセージを送った格好です。300キロが80キロになった影響は、非常に大きいと言えます。」
その、プーチン大統領は、ウクライナで攻勢を強める一方で、外交や経済でも強気に出ています。欧米や日本でつくるG7は、ロシア産の石炭や石油を輸入禁止とするなど厳しい制裁を打ち出し、6月のサミットでも制裁と圧力を強化する方針を確認しました。対する、欧米の軍事同盟、NATO=北大西洋条約機構の首脳会議では、行動指針となる新たな「戦略概念」でロシアをそれまでの「戦略的パートナー」から「もっとも重大かつ直接の脅威」と位置づけました。
さらに北欧のスウェーデンとフィンランドの加盟を承認し、ロシアの意に反して拡大することになりました。
プーチン大統領は、制裁は効果を上げていないとして「欧米にとって誤算だった」としたうえで、「制裁はロシアの軍事作戦の妨げにならない」と指摘しました。
さらに世界的な物価高や、食料やエネルギーをめぐる問題は「ロシアの軍事作戦とは全く関係がない」とも述べ、欧米に原因があるとの主張を展開しました。
NATOについては「われわれは鏡のように対応し、同じ脅威を与える」と述べたうえで、「今後は緊張状態が生じるだろう」とも述べました。日本にとっては遠い対岸の火事ではありません。一歩間違えれば、ウクライナと似たような条件下にある日本は抑止力の核がなく単独では、ウクライナ同様に非常に危険な状態に国を置いていることになると言えます。日米同盟、米軍基地がある日本に軍事的な危害を加える国はないが、もし平和ボケしている間に、危害を加えられるような事態に陥ったら、改憲に反対している国民や野党の政治家は全くトンチンカンだったと歴史が証明するでしょう。 
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NYで「1ドル99セントダイソー」に行列! 日本はマック18%値上げ…広がる価格転嫁

2022-07-18 10:04:17 | 日記
記録的なインフレが続くアメリカ・ニューヨークで15日、大手100円ショップチェーンのダイソーがマンハッタンで初となる店舗をオープンしました。
マンハッタン1号店となった店舗では午前10時の開店前にはおよそ150人が列をなしました。アメリカでは先月の消費者物価指数が、前の年の同じ月と比べて9.1%上昇し、およそ40年半ぶりの記録的な物価高が続く中、商品の多くは、1ドル99セント日本円でおよそ270円と低価格帯で販売されています。
買い物客「特にパンデミックでニューヨークの物価は上がり、生活も難しくなった」「(物価高を)実感しています。だから価格設定に上限があるお店ができて本当にうれしい」 FRB=連邦準備制度理事会は、インフレをおさえこむため、今月も大幅な利上げを決める見通しです。
周回遅れの、日本でも物価高に全く歯止めがかからない。貧乏学生やサラリーマンの強い味方のファストフードまで次々に値上げ。庶民の懐は大打撃だ。
値上げ率の高さが際立つのが、単価の安いファストフードだ。3月から全体の2割にあたる品目を値上げしたマクドナルドは、ハンバーガーが110円から130円にアップ。値上げ率は18.18%に達した。11品目値上げのロッテリアのハンバーガーは209円から220円になり、5.26%高くなった。モスバーガーは今月から商品の9割にあたる210品目を値上げ。看板商品のモスバーガーは390円から410円で、5.13%上昇した。値上げ理由の8割に及んだのが、原材料の高騰。小麦、肉、コーヒー豆など、輸入頼みの農産物が目立つ。円相場は一時、1ドル=139円台前半まで下落し、24年ぶりの円安水準を更新。日米の金利差がさらに拡大すると予想されているからだ。
米国の6月の消費者物価上昇率が約40年半ぶりの伸びを記録し、FRB(米連邦準備制度理事会)が通常の4倍にあたる1.0%の利上げに踏み切るとの見通しが強まっている。そうなれば、更に米国の政策金利は2%台後半に突入しますが、一方的な利上げが経済に打撃を与えています。此の侭では済まない気がします。
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17日棋聖戦第4局、藤井棋聖VS永瀬王座 一気に3連覇を決めるか?

2022-07-17 06:41:39 | 日記
将棋の藤井聡太棋聖(19)=竜王・王位・叡王・王将=に永瀬拓矢王座(29)が挑戦しているタイトル戦「第93期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負」の第4局が本日17日午前9時から、名古屋市中区の万松寺で指される。
藤井棋聖の2勝1敗で迎える第4局。藤井棋聖が一気に3連覇を決めるか、初の棋聖奪取で2冠復帰を目指す永瀬王座がタイに戻すか、注目の一局だ。
両対局者は16日午後、現地入りし、不動堂で一意奮闘の祈禱(きとう)を受けた。その後、対局場に移動し、使用する盤や駒、照明の具合などを確認する検分を行った。
検分後、個別のインタビューに応じた。19日に20歳の誕生日を迎える藤井棋聖は、本局が10代最後の公式戦。藤井棋聖は「(誕生日を)意識することはない。いつも通りに臨めればと思っている」、永瀬王座は「フルセットにつなげるためには頑張らないといけない。ファンに一局でも多くお見せしたいと思っている」と、それぞれ語った。棋聖戦は持ち時間各4時間の1日指し切り制。立会人は森内俊之九段。
戦況は後手藤井棋聖が押していますが、互いに実力伯仲なので、一手違えば、形勢逆手は十分あり得ます。

藤井棋聖 昼食の味噌煮込みうどん
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藤井聡太5冠3連覇王手の棋聖戦第4局(VS永瀬王座)17日、王位戦第3局(VS豊島)は20、21日

2022-07-15 09:29:56 | 日記
王位戦7番勝負第2局第2日(2022年7月14日 札幌市・定山渓温泉 )は藤井聡太王位の完勝でした。しかし、 敗れた豊島はあくまで潔かった。▲1五香は豊島の持ち時間を2時間55分も削り取り、同時に形勢を藤井王位に引き寄せた。これには豊島は「こちらから形を誘導して、注文を付けて、先に長考するようでは失敗。さえない感じ」とガックリうなだれた。 準備不足」。第1日の午前中から持ち時間を削られ、第2日も藤井に終始時間差をつけられる悪循環を悔いた。「最後にチャンスがあったかどうか。基本的に苦しかった。すぐに次(第3局)があるのでまた頑張りたい」と前を見据えていた。第3局は20、21日の両日、兵庫県神戸市の「中の坊瑞苑」で指される。3連覇に王手をかけた棋聖戦第4局(VS永瀬拓矢王座)が17日に控える、 19日は藤井の20歳のバースデー。 
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❝藤井聡太王位が99手で勝利❞第63期王位戦七番勝負第2局

2022-07-14 18:25:29 | 日記
将棋のお~いお茶杯王位戦七番勝負の第2局が7月14日に行われ、藤井聡太王位(竜王、叡王、王将、棋聖、19)が豊島将之九段(32)に勝利した。この結果シリーズは1勝1敗に。 今回は優勢に立っていたはずの王者だが、表情に一切の緩みは無かった。藤井王位は、2日目対局再開直後に羽織を脱ぎ、厳しい表情で盤をにらんだ。封じ手は、予想通り、更なる攻勢を示す桂打ち王手の一手。持ち駒豊富な豊島九段に反撃の隙を与えず、激しい追い込みを見せている。「ソフトの数値は関係なく、(豊島九段は)生きた心地がしない局面かもしれない」と解説者は話した。

【昼食の注文】
藤井聡太竜王 エビカレー 
豊島将之九段 エビカレー、お~いお茶
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