米国としてはあらゆる選択筋を残しておきたいのでしょうが、その一つとしてトランプ大統領の命令一つで、北朝鮮への「電撃的奇襲攻撃」が密かに計画されているようです。❝「攻撃は、朝鮮半島近海で潜行する原子力潜水艦と、米領グアムの米軍基地に配備された、最強の主力爆撃機(=B52戦略爆撃機『ストラトフォートレス』と、B1B戦略爆撃機『ランサー』、B2戦略爆撃機『スピリット』)を中心に行う。トマホークなど数千発の巡航ミサイルによる、圧倒的集中波状攻撃だ」この攻撃で、北朝鮮が世界各国を脅している弾道ミサイルの発射基地や、ソウルを狙う長距離砲、レーダー基地、空港などの軍事拠点を殲滅(せんめつ)する。❞としています。トランプ大統領の独断で奇襲攻撃をし、北朝鮮国内に混乱が生じたときには国連を通して日本が金融支援しなければならなくなる。米国の在庫一掃軍事ショーを見せつけられた後始末は日本や韓国が負わされるのです。米国は定期的に軍事力を行使しなければ軍がもたないのでないか?と勘繰りたく思いで、一般人の死傷者が多数出る悪夢は見たくありません。
以下抜粋コピー
《金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長率いる『ならず者国家』北朝鮮は、国際社会が求めた『核・ミサイル開発』の完全放棄を拒否した。米国は、これを放置すれば、テロリストなどに核兵器が拡散し、世界は破滅的危機に突入すると判断した》
《トランプ氏は、平昌五輪・パラリンピックが閉幕する3月18日以降、北朝鮮に対する『予防的先制攻撃のXデー』の設定検討に入る予定だったが、それを修正した》
《米軍に以下の厳命が下された。『3月中旬以降、大統領のゴーサインが出れば、すぐさま出動せよ。北朝鮮への電撃的奇襲攻撃に入れ』。米軍は24時間出動できる臨戦態勢の準備に入った》
米国や韓国のメディアは最近、北朝鮮への先制攻撃「ブラッディ・ノーズ(鼻血)作戦」について報じているが、これと「電撃的奇襲攻撃」は違うのか。
複数の米情報当局、米軍関係者らから漏れてきた概要は、次のようなものだ。
「文氏の『反米・反日・従北』姿勢は明白だ。『裏切り者』の韓国には一切通知しない。在韓米国人の退避命令なども出さない。出せば、韓国を通じて北朝鮮が気づき、玉砕覚悟の先制攻撃に出る危険がある。それを阻止する」
「攻撃は、朝鮮半島近海で潜行する原子力潜水艦と、米領グアムの米軍基地に配備された、最強の主力爆撃機(=B52戦略爆撃機『ストラトフォートレス』と、B1B戦略爆撃機『ランサー』、B2戦略爆撃機『スピリット』)を中心に行う。トマホークなど数千発の巡航ミサイルによる、圧倒的集中波状攻撃だ」
この攻撃で、北朝鮮が世界各国を脅している弾道ミサイルの発射基地や、ソウルを狙う長距離砲、レーダー基地、空港などの軍事拠点を殲滅(せんめつ)する。反撃能力を完全無力化する。
米国は過去3回の奇襲攻撃(=1990年の湾岸戦争、2001年のアフガニスタン戦争、03年のイラク戦争)でも、米国人の退避命令を出していない。作戦は完全に成功している。米情報当局関係者の話は続く。
「米国は100%勝つ。北朝鮮の戦力を丸裸にしたうえで、正恩氏に『核・ミサイル開発の完全放棄』の最後通告をし、降伏を求める。その中には、日本人拉致被害者の帰国も含まれる。従わなければ、斬首作戦(=正恩氏以下、幹部の排除)を行う。中国もおおむね合意している」
ご承知の通り、ダン・コーツ米国家情報長官は13日、米上院特別委員会の公聴会で、北朝鮮は「米国の存亡に関わる脅威だ」と警告し、「決断の時がかつてないほど迫っている」と語った。
マイク・ポンペオCIA(中央情報局)長官も同公聴会で、「(北朝鮮の姿勢に)変化の兆しはまったくない」「(北朝鮮の反撃も)分析済み」と語った。すべてが前述の情報を裏付けている。
トランプ氏は昨年9月、ニューヨークの国連本部で演説し、「ロケットマン(正恩氏)は自爆行為に走っている」「米国と同盟国の防衛を迫られれば、北朝鮮を完全に破壊する以外に選択肢はない」といった。トランプ氏は本気だ。米国の決意は変わっていない。
防衛省幹部にこの情報をぶつけた。彼は答えなかった。
外事警察関係者はこう警告する。
「北朝鮮は時間稼ぎに必死だ。米朝衝突になれば、北朝鮮に勝ち目はない。国民と軍の兵隊は飢え、軍部には反乱の動きがある。『正恩氏の側近が、米国と内通している』との情報もある。一方で、追い詰められれば、日本や韓国国内に潜伏している北朝鮮の工作員(スリーパー)が、テロ・破壊行為に走る危険がある。厳重警戒が必要だ」
安倍晋三首相は14日、トランプ氏と約75分という長時間の電話会談を行った。その後、安倍首相は記者団に語った。
「今、この瞬間も、北朝鮮は『核・ミサイル開発』を続けている。この現実を直視すべきだ」「対話のための対話は意味がない」「北朝鮮側から対話を求めてくるよう、最大限の圧力をかけ続けていく点で、大統領と完全に一致した」
朝鮮半島に、未曾有の危機が迫っている。
■加賀孝英(かが・こうえい) ジャーナリスト