政府の新型コロナウイルス対策は世界中で収拾する気配がないことや、全国の医療体制がひっ迫していることあり、来月6日に期限を迎える緊急事態宣言について、全国一律で一か月程度延長する方向です。欧州では一部少数のコロナ児童患者が川崎病と同じ症状を見せていて、関連を検査しているとの報告もあります。そうした、緊急事態で一体とならない中、メディアによる無神経な安倍首相叩きが氾濫しています。安倍首相の対応には歯がゆい部分もありますが、メディアは初動段階で桜を観る会追及などを優先追及していて、危機感はありませんでした。その自己反省しない態度は首相と変わらず、国民感情とはブレていて読者はますます離れるでしょう。今後、国民が関心のあるアフターコロナの目玉は学校の新学期9月からと消費減税になるのではないかと思います。
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ジャーナリストの田原総一朗氏はこの時期のメディアの「安倍首相叩き」に疑問を感じるという。
ここへきて、新聞や雑誌などには安倍首相叩きが氾濫している。それもすさまじい叩き方だ。
「安倍政権の矛盾、『7年間にも及ぶ国と社会に対するテロ』は、この危機を通じてますます明らかになった」
「安倍首相は国会質疑でも、記者会見でも、問いに誠実に回答するということをこれまでしないで来ました。平気で嘘をつき、話をごまかし、平気で食言してきた。一言をこれほど軽んじた政治家を私はこれまで見たことがありません。国難的な状況では決して舵取りを委ねてはならない政治家に私たちは舵取りを委ねてしまった」
また、別の月刊誌では「アホ丸出し『安倍VS小池』」というタイトルで、両氏をコテンパンに叩いている。
私は、これらの安倍首相叩きはいずれも当たっていると捉えている。森友・加計疑惑から、桜を見る会など、いくつもの大問題がある。
だが、はっきり言って、現在の日本の読者たちはこうした安倍首相叩きにあまり関心を示さない、というよりも示す余裕がないのではないか。
4月23日現在、新型コロナの国内の感染者は1万2千人、死者は300人を超え、日に日に確実に拡大し続けている。政府の緊急事態宣言は5月6日までだが、新型コロナの感染拡大が収まるはずはない。国民は、というより世界中の人たちが恐怖の中で、どうすれば身を守れるのか、と全身全霊で闘っている。そうした人々にとって、もちろん私も含めてだが、今現在の安倍首相叩きの氾濫は、いささか無神経に思えるのではないだろうか。