2度目の米朝首脳会談が昨日から始まりました。しかし、27日のニューヨーク株式相場は、米中貿易協議に対する楽観的な見方が後退し続落するなど進展が危ぶまれています。更に、米国内ではコーエン発言の方が注目度が高いようです。❝トランプ大統領の元個人弁護士、マイケル・コーエン被告(脱税などの罪で有罪判決)に対する公聴会を開いた。❞こうした状況ではトランプ大統領も安易な妥協は出来ないでしょう。いずれにしても明日の共同声明で前回と違い、非核化の工程表が提示されるかが焦点です。日本の拉致問題は置いてきぼり感があり、日本にとっては米国民と同じで、二次的な声明の気がします。❷2回目の首脳会談を行ったトランプ米大統領は28日、記者会見を開き、共同声明に署名しなかったことについて「北朝鮮は制裁の緩和を求めたが、応じることはできなかった」と述べた。肝心の非核化の具体策をめぐって互いの主張の隔たりが埋まらなかったようです。梯子を外されて金正恩委員長は国内的に厳しい状況になるでしょう。
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27日夜、スタートした2回目の米朝首脳会談は、約8か月ぶりとなる2人の握手から始まった。その後、通訳だけを交えた1対1の会談が20分ほど行われ、両首脳は会談の成功に期待を示した。
金正恩委員長「みなさんに喜んでもらえる結果を出せると確信しているし、またそのためにベストを尽くす」
トランプ大統領「首脳会談は前回と同じかそれ以上の成功になると思う」
トランプ大統領は金委員長に対し「北朝鮮には途方もない経済的な可能性がある。その実現を支援するつもりだ」と述べ、非核化に誘い水を向けた。金委員長はこの会談の後、つっこんだ議論ができたことを明かした。
金正恩委員長「興味深い話をたくさんした」
トランプ大統領「聞いたよね?明日はとても忙しくなる」
28日の会談は日本時間の午前11時から始まり、午後4時すぎには共同声明を発表する予定。その後、大統領は午後6時前から記者会見を開き、会談の成果をアピールすることにしている。
ただ、情報筋によると、共同声明の内容を巡ってはいまだ溝があるということで、非核化の措置がどこまで明確に書き込まれるかが焦点。