古来オオクニヌシの別名とされる「大己貴」という名前がある。明治維新の際、全国の神社の祭神を確定すべきとの宣布にょり、ニギハヤヒが祭神のために祭神不詳となってしまっていた多くの神社の祭神にこの「大己貴」という名前を与えて封印してしまったことがあった。
この大己貴」を考察してみる。
「大己貴」の「貴」は日向族がヒミコにつけた尊称であった。
なぜかそれを借用している。
もちろん「貴」は封印として機能していた。
「大己貴」は封印をとって普通一般に書けば「大己尊」のはずである。
「己」は以前述べたように竜や蛇を示しハングルで「リウル」といってラ行。
すると「大己尊」の読みは「オオラのミコト」。
ニギハヤヒはタタラの主であり「オオラオオラ」と田田螺は回る。
封印のはずの大己貴」は奇しくも「オオラのミコト」ニギハヤヒの本質を示していたのであった。
fumio
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