monologue
夜明けに向けて
 






93/09/11 ★然り龍の子は姿を変え、大いなる亀の文様は読み取られる…
93/09/23 ★亀裂の入った胡桃に、縞模様のベールを被った女が無理に乗り…
93/10/03 重い渦と軽い渦、見えない亀裂と感じない地の嘆き…海龍王は来る
93/10/04 重い渦と軽い渦、見えない亀裂と感じない地の嘆き…海龍王は来る
94/05/05 3つに割れた亀甲、回転する燭台…炎を掲げ持つのは誰か?
94/05/09 獅子の咆哮は、北の亀にも届くだろう。麒麟は泉で渇きを癒す。
94/06/12 満月の夜、木々の影に集う者…獅子の爪、龍の息、玄亀の足音…
95/01/17 三筋の亀裂は、一筋から分かれた二つの筋に重なる所で軋轢を生む
95/01/24 常幸(トコサチ)の使者、亀島にて鬼(カミ)に「建て直しの世よ‥」と告げ
95/03/31 亀淵の幽遠の言葉は明るみに出る日を待ち望む‥麒麟の雄叫び
95/05/18 麒麟の蹄は玄亀の甲に吉祥のヒビを入れ、雷艇神は杖を用いよと
95/05/26 一片の曇りもない意識、亀裂を超えて矢のように‥
95/06/15 亀甲に刻まれた年月、人の顔に刻まれた年月‥同じ年月だろうか?

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「★亀裂の入った胡桃に、縞模様のベールを被った女が無理に乗り…」

 イシス(Isis)はエジプト神話の女神でエジプト名アセト、オシリスの妻で、ホルスの母、シンボルは三日月。上図のホルスに授乳する像によって、イエスの母マリア信仰が始まったと見られている。イシス神殿の銘文「わがヴェールを掲ぐる者は語るべからざるものを見るべし」が有名。イシスは天では天狼星(シリウス)として嬰児のような白色矮星を抱いている。それがオシリスの胸で輝く五芒星の子、鷹の姿で表される、Horus(ホルス)エジプト名フルである。、鷹のように眼の下に紋が加えられた「ウジャート眼」は、正常または完全な状態を象徴するホルス(フル)の眼。オシリスの皇位を継ぐためにセトとホルスの戦いが繰り広げられホルスが勝利したことになっているのだが実際には「三四三」でバランスのとれた宇宙に五を投げ込み「三五三」と均衡を破った混乱の神セトが実権を握っているのが現在の世の中である。

 「亀裂」の「亀」は田がふたつ重なった文字、上下のピラミッドが底辺で重なり回転する図で読みは「キ」で「キ」の形の亀裂。「胡桃」の「胡」はホルス(古フル)とイシスの象徴「月」がいっしょになった文字。「桃」は百で上がフタされた白。「胡桃」全体では九る三で九(五四)の世界と回転マーク「る」と三の世界(三五三、三四三)、縞模様の縞は辞書によると白のことで白の世界。模は百(モ)。「様」は木偏に羊水でホルス出産の場面。「ベール」はVEILで最近はヴェールと書くのが普通になってきたのにベールとしているのはアッカド語「ベール Beel」、で主神マルドゥーク。パレスティナでは「バール」(Bael、Bael、Baell、Baal、Bl)で主神であり、豊饒神。後に聖書の時代にはベールゼブブ、ベルフェゴールなど魔神のことになり貶められている。「被った女」は「被った」すなわちコウムッタから「子産むった女」。主神を産んだ女イシス。「無理に」の「理」はコトワリで「子と割り無しに」子(ホルス)と割かれることなしに」ということ。「乗」は治めること。全体では、イシス(イザナミ)が主神となるホルス(ニギハヤヒ)と常にともにあり、「キ」の形で回転する黄金太陽宇宙を治めるということになる。しばらくなりをひそめていたイシスが動き始めたようだ。かれらの再臨は近いようである。
fumio




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