monologue
夜明けに向けて
 



今朝、3時28分ぐらいに目覚めて身を起こして灯りを点けると敷布団の上にツーッと何かが落下した。
それは円い赤い滴で血のようだったので触って舐めてみた。やはり血のようだった。どこかの傷から落下したのかと思って傷口を探した。皮膚が外に出ているのは手足だけなので手足を重点的に調べたがどこにもそんな傷はない。浴室に行って洗面台の鏡で顔を調べたが怪我はなかった。わけがわからないままどこかから血がでているなら洗い流そうとシャワーを摂った。べつに浴室の床に血がこぼれることもなかった。ひとりで寝ているのにわたし以外の血が布団にこぼれることがあるのだろうか。それでも実際に敷布団のシーツに血の跡が残ったので洗濯することになる。不思議な気持ちで朝を迎えた。
fumio


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