monologue
夜明けに向けて
 



ニコニコ超会議の2日目、27日は、
第3回電王戦第3局を戦った豊島将之七段とYSSがタッグを組んで、プロ棋士に勝ったponanza・ツツカナ・習甦の3ソフトの連合軍と戦った。3ソフトは合議制を用い指し手候補が割れるとponanzaの指し手が優先された。豊島将之七段は電王戦前にソフトを借り出して稽古将棋を重ねた時にYSSソフトの使用法に習熟したらしくよどむことなく指して3ソフトの連合軍を撃破した。プロ棋士も強い棋士が合議制で戦うと実力が出ないで負けるという。わたしも合議制にはあまり良くない思い出がある。昔、松下電子工業の将棋部で京都滋賀の職域団体戦に出場して優勝した時、数週間後、京都新聞主催で加藤一二三九段の師匠だった南口 繁一八段との角落ち記念対局があってこちらはメンバー四人の合議制だった。途中までみんなで研究した定跡通りでこちらが良かったが中盤から終盤の入り口で予想外の受けの手を指されそれから合議しても意見が分かれボロボロになって負けた。どうも将棋の場合は合議制に向いていないように思う。豊島将之七段とponanzaのガチンコ勝負ならどちらが勝つのかに興味が湧く。
fumio

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