monologue
夜明けに向けて
 



コンピュータと人間が将棋で戦う『第3回電王戦』の第3局、豊島将之七段(23) 対YSS(開発者・山下宏さん)が3月29日(土)に大阪市阿倍野区の「あべのハルカス」55階で行われた。相居飛車横歩取りの乱戦を豊島将之七段が終始リードし続け83手でYSSを降した。これで棋士側の1勝2敗。序盤のYSSの△6二玉は人間では前例がない手という。この手の善悪を巡って今後検討が重ねられそう。気になったのはこれまでのコンピュータに比べてYSSの指し手が早いことだった。あっさり負けにしてしまったように見えた。一度も逆転の気配のないまま投了してしまった。もうすこし終盤ぎりぎりの勝負を見たかったが豊島将之七段の準備が万全で隙がなかったようだ。
fumio


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