羽生善治名人(44)に行方尚史(なめかた・ひさし)八段(41)が挑戦している、第73期名人戦七番勝負第1局は昨日9日、二日目の対局が封じ手開封から指し継がれた。行方八段は中盤に差し掛かり思わしくない棋勢を打開しょうとしたが冷静に対処されて銀損すると勝負の帰趨を見極めたようでトイレに立ち、戻ってからコップの水を飲んで心を静めて午後5時52分、60手で「負けました」と投了した。名人戦史上最短手数ということでだれもが驚いた。ボクシングでチャンピオンに殴りかかかる挑戦者のパンチが当たらず自分だけヘトヘトになってタオルを投げいれたようだった。つぎの対局ではぎりぎりの終盤戦を見せてほしい。
fumio
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