昨日、全日本柔道選手権大会が東京日本武道館で開催され、原沢久喜(はらさわ ひさよし、1992年7月3日、日本中央競馬会)選手が試合巧者ぶりを発揮して初優勝した。
準々決勝では5年前の覇者・高橋和彦(新日鉄住金)に豪快な内股で一本勝ちし、準決勝では同学年で高校以来のライバルで昨年の覇者、王子谷(おうじたに)剛志(旭化成)の吊り手を殺し徹底的に昨年投げられた大外刈りを封じた。指導の差でリードされて最後必死で投げをうつ王子谷をうまくいなして僅差優勢勝ちした。決勝では母がベルギー出身で混血モデルのようにイケメンの七戸龍(九州電力)の技を組み手争いで封じ苦しくなった七戸が無理に掛けようとした大内刈りを崩して有効を奪って優勝した。しかし、原沢選手はこの大会では優勝したものの世界選手権代表には選出されず七戸選手が代表に選ばれた。結局、試合内容が考慮されたようだ。連盟は試合巧者ではなく魅力的な一本柔道を目指す真の実力者を求めているらしい。
fumio
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