monologue
夜明けに向けて
 



岐阜県高山市「高山陣屋」で行われている第73期将棋名人戦七番勝負の第2局は2日目が指し継がれた。相がかり戦のジリジリする序盤から一夜明けて、羽生名人の封じ手が縦歩取り模様の3六飛だったことから局面が動いた。後手番の行方挑戦者が仕掛けのチャンスをつかみ名人が玉を囲いの中に入れる暇のないうちに攻勢に出た。しばらく揉みあって優位を築き94手目に自信を持った手つきで馬を動かして王手すると羽生名人は小考して「負けました」と頭を下げた。これで1勝1敗となって行方八段が自信を取り戻したようでこのシリーズが面白くなった。
fumio

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