今年にはいってからのわたしのサイトの検索語句ヒット数ベスト10
解析対象ヒット回数 4,581
検索語句 回数
#1位ケサラ 91
#2位 わらべうた とおりゃんせ 78
#3位 ピラミッドとは 68
#4位 ニギハヤヒ 67
#5位 鬼道 63
#6位 伊雑宮 44
#7位 十種神宝 43
#8位 ケツァール 39
#9位 ダイアモンド デビアス 31
#10位 ルシファー 30
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1位が「ケサラ」というのに驚く。
わたしの歌「もっと自由に」の歌詞中に「ケサラ」ということばが入っているので「ケサラ」という歌や単語の意味を検索される人がヒットするらしい。でもヒットした人は全く違う曲であることに驚かれるだろう。
「ケ・サラ Che Sera」はイタリア語でラテン民謡をもとにしたカンツォーネ、1971年のサンレモ音楽祭で
ホセ・フェリシアーノの唄で入賞した。
意味は、物事はなるようにしかならないものだからなるようになる、といった哲学的なこと。
スペイン語ではQue Seraとなることから
ヒッチコック監督作品『知りすぎた男』の中でドリス・デイ(Doris Day,)が歌ったque sera, seraを思い出す。
わたしはアメリカ留学中、先生達がこの歌が好きだったのでこの歌を授業で習い何度も歌った。ラテン語圏の生徒が多かったので教材として適当と思ったらしい。
ところがケ・セラ・セラという表現はスペイン語圏では使わないと言われている。
正しくは Lo que sera, seraとなるはずなのである。 それでは歌いにくい。どうして使わない言い回しが広まったのだろう。
1954年のエバ・ガードナー主演の映画『裸足の伯爵夫人』の回想シーンで夫人の墓にイタリアのことわざ che sará sará 「なるようになるさ」と 刻まれていた。
その意味が興味深いのでヒチコック監督が1956年の映画『知りすぎていた男』にスペイン語圏では使わない表現にかかわらずQue Sera Seraと訳して主題歌として採用したのだった。
歌ならなんでもOKになる。「上を向いて歩こう」が「スキヤカ」になり「スキヤキ」になって世界の名曲 として定着したように…。
そして半世紀を経た今頃、そんな「ケサラ」という語に人々が注目するとは…。
fumio
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