風に乗って♪

自然観察が趣味の主婦です。おもしろそうな事は何でもやってみたくて、好奇心のおもむくまま暮らしています。

一畑山薬師寺、散策その2

2019年12月08日 | お出かけ
つい最近、桜紅葉(さくらもみじ)という言葉を、初めて知りました。


今年はどこへ行っても、桜の葉は茶色ばかりでしたが、
一畑山薬師寺の駐車場で、遠くから見たらモミジ?と思う程
きれいな桜の落ち葉を見られました(#^.^#)


今から来る寒い冬を超えて、来年の春になったら
桜の芽が膨らんでくるのを、まだかな、まだかなって
毎日楽しみに待つんだろうなぁ・・・なーんて
気の早い想像をしていたら、少し暖かくなった気がしました(*^^)v


広い駐車場の端まで行った事がなかったので
何があるのか探検(笑)してみることにしました。


モミジと白いサザンカ、大きなサクラと・・足もとはツツジかな?


駐車場のいちばん奥に、小さな祠がありました。


「蛇ヶ谷龍神社」だそうです。


祠の後ろにあるモミジの根元に、細長い石が落ち葉に覆われていました。
一度通り過ぎたのですが、なんとなく気になって戻り、持ち上げてみたら石像でした。
どこから来たのかな?ずいぶん長い間、うつ伏せでいたみたいでした。


ここから先は未舗装の白い道で、先に広場がありました。


広場の北側から見た景色です。
白い建物の横には、東名高速道路が東西に走っています。


衛星写真で見ると、広場はドライヤーみたいな形をしていました(^^)
写真右下の、モヤモヤした地形が気になってこれも調べてみたら
子どもの頃学校遠足で来た「牛乗山」でした。

この山の山頂は、1億5千万年前に海底だった場所で
「牛乗山第三紀末波蝕巨礫群」という天然記念物になっています。
「ドライヤー広場」の隅に、山道の入り口があるそうです。今度また行ってみます(^_^)/


駐車場まで戻ってきて、ふと空を見たとき、黒い雲が太陽を横切りました。
満月みたい(笑)
お月さまは雲の切れ間から見えるけど、太陽は雲に隠れた時にだけ丸い形を見られるの
なんだか不思議な感じです(#^.^#)


車に戻ろうと歩いていたら、青い実がびっしり付いているツルを見つけました。


「アオツヅラフジ」の立派なツルです!


アオツヅラフジは、全草にアルカロイド系の毒がありますが、味は美味しいらしいです。
真っ黒に熟した実を、ひと粒食べてみました。
甘くて・・・微かに苦い。
毒って「甘くて苦い」ものなかな(笑)ヒョウタンボクの実と同じ味がしました。

鳥は食べるのか調べてみたら、「シロハラが実を食べていた」というブログ記事を見つけました。
やっぱり毒が平気な鳥がいるんだね。


リースを作ろうと思い付いて、ツルを少し貰って行くことにしました。


無造作に巻いただけでも、きれい(^-^)ゝ


持って歩いていたら、葉っぱの中からカメムシ君が出てきました。
お気に入りのツルを取ってしまったみたいです。
もとの場所に逃がしに行きました(^^ゞ

よく見ると本当に可愛い顔をしてるし、そっと触れればクサイにおいは出しません。

途中で見つけた、ヘクソカズラのツルも仲間入りです(^^♪
こちらはそっと茎を折っても、クサイです(笑)


帰り道、車の中から見えた「カラスウリ」も採ってきました。

木の実を盛り付けた「鳥のおやつ」みたいなものが思い浮かんできて
リース作りが楽しみになりました(#^.^#)

*****
関連記事:木の実のリース
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定点観察「ユリノキ」「モミジバフウ」終わり。

2019年12月06日 | 好きな木、好きな場所
この前、「ユリノキ」を見に行ってから、約半月が過ぎました。
今日、歯医者さんに行った帰りに、また見に行ってきました。
曇り空で、時々日が差すけど、風がとても冷たくて寒かったです。
ユリノキは、すべての葉を落とし、スッと背筋を伸ばして立っていました。


足もとには、風に飛ばされた種と、「ユリボックリ」の軸が落ちていました。


種を拾い上げて空に投げると、ヘリコプターのプロペラのように、クルクル回って落ちてきます。
翼の部分を折り曲げてみると、縦方向に細い繊維が入っていて、簡単には割れません。
手の平に乗せても、重量を感じないほど軽いのに、とても丈夫な造りになっています。
こんなにばら撒かれても、種の発芽率は3~5%だそうです。小さな苗を見ないわけですね(^^ゞ


夏、葉が最盛期の頃の姿です!


5月になると、花が咲くのが待ち遠しかったこと・・・懐かしい(^^)


今年から定点観察に仲間入りした「ケヤキ」は、前回と比べると一気に落葉していました。


こちらは8月の写真。夏空と、蝉の声を思い出します。暑かったなぁ(^^ゞ


木の真下に立って見上げると、枝が真っ直ぐに力強く伸びています。


木の北側の面の幹には、苔が生えています。丸いのは何だろう?


写真を撮ってきて、パソコンで見てみたら、苔の花?
コケ図鑑で調べたら、「ヒナノハイゴケ」という苔のようです。
別名は「口紅苔」で、前に見つけた「口紅茸」というきのこにそっくりで、なるほど納得!でした^m^


グランドの「モミジバフウ」も、すっかり落葉していました。
高台で風が強いせいか、木の下の落ち葉も、1枚も無くなっていました。


8月の写真です。


5月に初めて見たフウの花は・・・


面影が残る「種」になっていました。


枝の実が、寒そうに揺れています。


森の入り口に立っている木に住んでいる「宿り木」^m^


日当たりがよくなったけど、風当りもよくなって、こちらも寒そうです。
これからしばらくの間、光合成で自活しなきゃね。


「ナツハゼ」は真っ赤に紅葉して、実はまだ沢山残っていました。


甘い実が、花だった頃の写真を探してみました。
5月でした。


手が冷え切ってしまい、とても寒かったけど、少しだけ森の中を散策してきました。
アリの巣があった近くに、ポツンと黒いものが・・・
精一杯生き切った証しのように思えて、きれいだなぁと感じました。


池の工事も、そろそろ終わりに近づいたようです。
工事用に作った道(御神渡り)を重機で削っていました。


また水が入って、元に戻った池を見るたびに、この風景を思い出すだろうな(#^.^#)


2019年の定点観察「ユリノキ」は、今日でおしまいです。
思い出いっぱいの、楽しい時間を過ごすことができました。
ありがとうございました(^-^)
たぶん、また来年の春も、このユリノキの下に立っていそうです(笑)
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ガマの穂

2019年12月04日 | いきものとか植物とか、いろいろ
いろんなものが「爆ぜる」季節がやってきました(^-^)ゝ
グラウンドの1本桜を見にいったとき、農道を歩いていたら
「パチ・・・、パチ・・・」という微かな音が、大豆畑のあちこちから聞こえてきました。


不思議に思って、畑の中へ入って、しばらくしゃがんで耳を澄ましていたら
すぐ近くで「パチン!」という音とともに、大豆が鞘から飛び出して土の上に落ちる瞬間を目撃しました!


大豆の鞘も、フジの鞘と同じように音を立てて爆ぜるんだ!
始めて知ったし、その音も初めて聞きました。


パチパチという音は、ひっきりなしに聞こえてきます。
早く収穫しないと、大豆が全部なくなっちゃうよね・・・


そんな事を考えながら、畑を見ていたら用水路に生えているガマの穂を見つけました(^^♪
いい具合に熟していて、下の方からは少しだけ綿が飛び出しています。


今年もガマを爆発させてみたいと思います(^^)/
袖を思い切りめくって・・・
ガマの穂の中心あたりを、親指と人差し指でそっと挟んで
指先にゆっくり、ゆっくり、力を加えていきます。


すると、急に指の腹に感じていた抵抗が無くなって、穂が爆ぜました。
崩れ落ちるように綿毛が吹き出して・・・


もう止まらない、止まらない^m^


あっという間に手の中が、モコモコの綿でいっぱいになりました。


しっとりした感触で、昔は蒲団の綿にしただけあって、すごく暖かいのです。


風に飛ばしてもらいます。




おもしろがって、穂に残っている綿毛を、全部揉みだしていたら
急に風向きが変わって、頭から全身に綿毛をかぶってしまいました(^^ゞ
この綿毛が服に付くと取れないのは、数年前に経験済みなので、袖をめくっていたのですが
あーあ、これどうしよう・・・というレベルの凄いことになってしまいました(笑)


1本のガマの穂には種が、約35万個あるとも言われています。
その種に付いている綿毛が乾いて膨らんで、ぎゅうぎゅうに押し合っている状態で
どこかに圧力がかかると、我慢できずに、一気に種が吹き出す仕組みになっているそうです。


以前見掛けた、雄花と雌花の写真がありました。
こういうのも花が「咲く」と言うのかな?花期は夏です。


花穂は2段重ねに串刺しされた、ソーセージみたいで
上段が雄花、その下に雌花が円柱状に付きます。
雄花が大量に出す黄色い花粉は、血止めの薬になるそうです。


ガマの穂の不思議・・・
どうしてそんなにたくさんの種を作るのか?
種が35万個も飛んでいくのに、それほど大繁殖しないのはなぜ?
種と言っているのは、本当は実なのですが、水に落ちると、すぐに実が割れて中から種が出てくるそうです。
この前散歩で採ってきた穂があるから、またその様子も実験してみたいと思います(^^♪

服についた綿毛は、家に帰ってからコロコロで一生懸命取りました(笑)
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おやすみなさい

2019年12月03日 | おやすみなさい
あっという間に12月。
今日は晴れて、風の強い一日でした(^^)

仕事の帰りに、一本桜があるグランドに寄ってきました。
十月桜というネームプレートがある木に桜が咲いていました。

もうそろそろ花も終わりだなぁと思って
そういえばもう12月だと気が付いて、十月桜の長寿に感嘆しました。

桜の木の下に、アジサイの返り咲きがありました。
枯れた葉の銀色と対照的な、鮮やかな紅い肉厚の花びら・・・
不思議でした。


こっちにおいで~と、誘うような道。
行きたいけど、今日は寄り道なので(笑)


白蛇みたいな木。カクレミノ。


桜の、花が咲いていない時の木を見に行くひとが
どこかにいるかなと思うと楽しい(笑)


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よりみち

2019年12月02日 | 寄り道散歩
買い物の帰りに、ちょっとだけ寄り道をしてきました(^^)
車を停めて、雨上がりの公園の中を一周歩いてきました。

スーパーの帰りに公園の横の道を通るたびに
イチョウの葉がだんだん少なくなってきて・・・
今日見たらもう、木は丸坊主になっていました。


スズカケノキも、葉が散っていました。
大きな葉です。よく見ると葉脈が1本の木みたいな形をしていました。


幹の表面が色んな形に剥がれ落ちていて、破片を拾って同じ形の跡をみつけるのが
パズルみたいで面白いです。


猫の形のピースがありました。


半分剥がれているのをめくってみると、中は真っ白でした。
なんだかかさぶたを剥がしてるみたいで・・・
むず痒くなって、元に戻してそっと押さえておきました(笑)


イチョウ並木の先頭の木は、葉がまだ散っていませんでした。
ずんぐりした、可愛らしい樹形です(^^)


この辺りは、雪が積もったような景色でした。
今年は雪が降るかなぁ・・・


遊具のある場所には、ケヤキやナンキンハゼが植えられていて
地面の落ち葉も、赤、黄色、緑とカラフルです。


夢のような気持ちになります。


この公園の樹木はみんなとても大きいので、遊具がオモチャみたいに見えます。


ヒマラヤスギの木の下は、すごい事になっていました。


これが何か知らなかったら、きっと悲鳴をあげるかも。
ヒマラヤスギの雄花です。イモムシみたいでしょ^^


これは、アオギリの実、種です。


空飛ぶ船と呼ばれていて、かなり遠くまで出航していました。


さっき、調べていたら、この種が食べられると初めて知りました!
種子にはタンパク質や脂肪を多く含むので、昔は炒ってそのままおやつとして食べた。
カフェインも含むので、焙煎してコーヒーの代用にした。などなど・・・
晴れたら、拾いにいってきます!


アオギリの葉。
葉脈の美しさ。ヒトの血管もこんなふうにキレイなのかな。


車で通る道を歩いて見ると、いつもと違う景色です。
イチョウとフウの並木道。


気になるところで、ちょっとだけ車を降りて歩いてみると
まるで知らない町に来たような、旅気分になります。

今日も一日無事に過ごせました。
明日は晴れるかな(^^)
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「ムクノキ」「ナンジャモンジャ」実の違いと、ついでに種まき

2019年12月01日 | ムクノキ 実生
今日は晴れて暖かい一日でした。
午前中は仕事で、午後から先日のお寺のイチョウを見に行ってきました。
同じ木が、お天気でこんなにも印象が違うなんて(^^)


雨に濡れていた落ち葉は、ふかふかの絨毯になっていました。


イチョウの葉をよく見ると、葉脈がすべて縦方向に平行に走っています。
複雑な編み目状の葉脈とは違う、これは原始的な葉脈なのだそうです。


ふたり、何年一緒にいるのかな(^^)


この前来たときは暗くて気が付かなかったけど、境内には他にも大木が何本もありました。


近くまで行ってみたら、クスノキでした。
デベソが可愛い。


落葉樹の中で、力強く茂っています。


もう一本、クスノキと同じくらいの大きさなんだけど、少し華奢で
葉が散り始めている木がありました。
何の木だろう?


木の下へ行ってみると、黒い大きな実が地面を覆うように落ちていました。


この実は・・・もしかして、ムクノキ?


後で調べるために、樹皮の写真をとりました。
若い幹。


裏へ回ると、いちばん太い幹は樹皮が割れて、剥がれ落ちていました。


うちに帰ってきて、実の中から種を取り出してみました。


検索したら、種は「表面に粒上の突起があり、核の先端に種枕がついている」
樹皮のほうは「灰淡褐色で、縦に小さい皮目が並び、浅い筋となる。」
「老木では、その筋から割れて短冊状の薄片となり、剥がれて落ちる。」とありました。
これらの特徴から、見つけた大木は、やっぱりムクノキでした(^^♪


去年の冬に、ムクノキだと思って種を拾ってきた「ナンジャモンジャ」との違いを比較してみました。
ムクノキの実の付き方と、実。




ナンジャモンジャの実の付き方と、樹皮。




実はそっくり。


ナンジャモンジャの種。種の形の違いは、比べてみてよく分りました。


実から取り出したムクノキの種をきれいに洗って、今日蒔きました(^^)


芽が出るといいな。




去年蒔いた「ナンジャ」の種はまだ発芽しないけど
自分の好きなタイミングで、いつか芽を出すかしれませんね^m^
コメント (2)
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