深田久弥さんの
日本百名山より
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こういうかずかずの古い由緒をもつ立山も
現在では一変して近代的な観光地になりつつある。
ケーブルカーが通じ、新しい自動車道が開かれ、
旅舎があちこちに建って、もはや人々は労せずして
都会の服装のまま、高山の気に接しられるようになった。
聞くところによれば、近くその山腹にトンネルが穿たれて、
黒部の谷へ観光道路がつくそうである。
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その立山黒部アルペンルートを利用して
立山3015mに
日帰りで登ります。
3015mは最高峰の大汝山の標高です。
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がんばって
朝の暗いうちに家を出ました。
途中で
暗い夜空が朝焼けに赤く染まり
大糸線の2量編成の電車を追い越し

柏原新道から後立山連峰に登る大勢の登山者を
横目に見ながら
扇沢のトロリーバスターミナルに
7時過ぎに到着しました。
駐車場は1日1000円です。

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この日は天気予報もよく
ホームページで8時以降は
1時間以上の順番待ちになるという予想でしたが
霧になってしまい
山の天気が心配です。
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チケット購入の行列の後ろに並びます。
この時間に並ぶ人は
観光客は少なく登山者がほとんどでした。
購入したチケットは
室堂までの往復で9050円。
始発7:30に乗ることができました。
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黒部ダムまでは
トンネルの中のトロリーバスです。

暗いので手振れになってますが
ご容赦ください。

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15分前後で到着しトンネルを進むと
いきなり晴れて
歓声があがりました。

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黒部ダムはこの時間から
観光放水をしていました。

次の乗物であるケーブルカーの駅には
ダムの上を500mほど
歩かなければなりません。

こちらも
自然保護と積雪に耐える設備にする目的で
トンネルの中を進みます。
5分ほど登りましたから
高度は十分です。
黒部平でまた
歓声があがりました。
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展望台から見える朝日を受けた壁
普段であれば
常緑樹の緑と岩壁の白であろう山肌は
黄色や赤の紅葉に染まっています。
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写真の奥の白い岩壁の所が
大汝山と富士の折立だと
案内板にありました。
折立とは
岩を折ってつき立てたような形のこと
らしいです。
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紅葉独り占め

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振り返ると後立山連峰が
シルエットになっていました。

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写真の左側

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写真の右側

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室堂へ
つづく