日帰りで登れる日本百名山も
距離が遠いか歩きがハードな山
ばかりが残りました。
今回は戸隠連山最高峰の
高妻山です。
標高2353m
県境のため越後百山でもあります。
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以前に妙高山から見た
雲海に浮かぶこの山が
高妻山だと思っています。
間違えていたらごめんなさい。
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深田久弥さんの
日本百名山より
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高妻は2353m、乙妻は2315m。戸隠・飯縄・黒姫連山での
最高峰であるのみならず、山の品格からいっても一番立派で
あるに拘わらず、登る人が少ない。
昔はこの高妻・乙妻も戸隠の御裏山と称して、修験者が登拝した。
一不動をお裏巡りの振出しとして、
二釈迦、三文殊、四普賢を経て五地蔵岳(1955m)に達した。
五地蔵から先は、六弥勒、七薬師、八観音、九勢至を通って、
高妻山の頂上には阿弥陀如来がまつってあったそうである。
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登山口は戸隠牧場です。
朝7時に
登山用の無料駐車場は満車でしたので
車を停める場所を探して
少し時間をロスしてしまいました。
山小屋がないので
登山者の皆さんは早起きでした。
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地図は当時ネットで調べ
登山の参考にさせてもらったものです。
記事再構成時に追加しました。
7時半に戸隠牧場を出発。
朝もやの中にも青空が見え
天気の心配はなさそうです。
正面はこれから歩く
一不動からの尾根道だと思われます。
牛が通れないゲートを
二つ抜けると
登山道は沢に沿って進みます。
沢の道は最初はゆったりで
最後は急登と決まっています。
皇海山の不動沢と同じで
時々、渡渉もあります。
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ここはトチノキが多いと
ガイドブックに書いてありましたが
判別する知識はありません。
戸隠牧場から50分ほどで
テレビやWEBの写真で見たことのある
滑滝が現れました。
右の鎖を使って登ります。
岩を削ってあり
足を置く場所があるので
さほど難しくはありません。
下る方が鎖を使っても
大変そうに見えます。
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滑滝から5分で次のポイント
高さ30mの一枚岩である帯岩を
横断します。
写真の左上に一段上がってから
鎖に沿って進みます。
鎖は一部途切れていますので
そこはゆっくりと進みます。
目の前の滝は不動滝でしょう。
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滝の脇の岩を両手も使って上り
少し進むと氷清水があります。
うっかり通り過ぎるところでした。
この日はハードな行程のため
水をぎりぎりしか持っていません。
望遠レンズも留守番にしました。
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水場のすぐ脇に
小さな花がたくさん咲いていました。
春の花ズダヤクシュに似ていますが
名前は調査中です。
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沢の上の道の斜度は
思ったほどではなく
8:50に一不動避難小屋に到着です。
<小屋の画像消失>
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戸隠牧場から80分
今日は先が長いので
少しペースが速かったかもしれません。
避難小屋には6名ほどの方が
一息ついていました。
牧場の向こうはまだ霧の中でした。
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ノコギリ歯状の尾根道に
つづく