そんなことを思う朝から、この日の大会
「太田市新田お花畑ふれあいマラソン」の
スタートが切られたのでした。
それは、自宅出発時に外に出た瞬間
感覚的に危機を感じていたのです。
この日の天気は、台風一過の澄み切った青空。
そして、多少肌寒く感じるぐらいの乾いた風が、吹き渡っていました。
本来ならば、気持ちよく感じるだろうこんな天候も、
呼吸系に不安のある人間にとっては、この乾いた空気とそれに
追い討ちをかけるような、このちょっと強めの風。
そういえば、起きた時から咳とからむ痰とで
何となく既に不調の兆し。
その風はといえば、時間がたつにつれ
どんどん強まり、更に不安を掻き立てていました。
そんなテンション下げ下げ状態の中でも、会場に到着すれば
師匠であるH岡先生(定年退職されたそうです。お疲れ様でした。)を始め
深谷仙元山RCのメンバーさん達と楽しくお話をしてスタートまでの時間を
過ごす事ができるのです。
こうしてみると、
自分の居場所は
ここにあるのだと
改めて
感じてしまうんです。
皆さん、ありがとうございました。これからもよろしくお願いします。
そうこうしているうちに時間も押し詰まりスタートの時を迎えます。
しかし、それまで忘れていた喉の不調がアップの時から
更に不安となっていました。
水を飲んでも落ち着かぬこの違和感。せめてもの対策にと
のど飴を口に放り込みスタート位置に付きます。
しかし、
口の中を
コロコロと
飴を転がしながら
スタートだなんて
あまりにもこのレースを愚弄しているのではないかと殊勝にも思い、
スタート1分前には、ガリッと飴を噛み砕きゴクリと飲みこみました。
そんな情景を隣のおっさんにしっかり見られてもいたのですが、
その時にできる私のこの大会に対する最大の敬意の表れという事で
理解していただきたい気持ちでいっぱいでした(笑)
そして、スタート。
参加者の
それほど
多くはない
この大会
ですから、スムーズに流れに乗りいきなりの向かい風も、
さほどは気にならず満開の黄花コスモスなどを
横に見ながら気持ちよく走り抜けます。
そしてお花畑からの追い風を気持ちよく飛ばし、何となく好タイムの予感。
しかしその先のぐるりと回ったコーナーの先、残り2キロ付近からの
向かい風に、先ほどまでの不安が現実の物となって私に
襲い掛かってきたのです。
首筋への異常なこわばり。いくら腕をブランとして力を抜こうとしても、
首をしきりに回しても最後までその症状は改善される事はありませんでした。
もう、ゴールとなる会場は遠くに見えているのですが、そこまでの距離を
想像すると、耐えられないような気がしてなるべくその景色を見ないように
下ばかりを見ながら「集中、集中!」という言葉を繰り返し思い浮かべていました。
すると、突然「ここで休んじゃ、ダメ!」という、応援の方からの激!
苦しい息使いのなかから
目いっぱいの力を出し切り
残り1kmを飛ばします。
が、やはりスピード自体の練習が
不足している為なのか、それとも限界なのか全く足が前に出てくれません。
呼吸にはまだ少し余裕がこの時点ではあったのに、
余裕のない足にもどかしい思いをしながらゴール。
頂き
タイムを
確認。
20分15秒。
う~ん、微妙(笑)
しかし、この呼吸系(首筋?)の不調や全くスピードの練習をしていないことを
考えればほぼ最高の出来ではないかと思う反面、のこり2kmからの失速を
悔やむ気持ちも大きく、なんとも言えない複雑な気持ち。
また、このあとには咳が止まらなくなってしまった時間もあり
ご一緒させていただいた深谷仙元山RCの方達との会話にも難儀する始末。
更にこの夜にまで、呼吸の不調。
なんだろねえ~、全く。
一日たった今でも首筋に残る凝り固まった筋肉と、喉に絡む痰や咳。
酷い一日を過ごしてしまいました。
そんな
事とは
別として
この
真ん中の写真、ナンだか判りますか? これ、ぜ~んぶ銀杏なんですよ。
びっくりするくらいの鈴なり。だけどそれが落ちたら、臭いよね~!
まあ、
今回は
こんな
内容の
大会でしたがこんな景色の元、こんな天気の下で走れるのは
やっぱり気持ちが良いです。
だけど、だけどやっぱり雨が恋しいよ~!