風をうけて vol.3

お引越ししてまいりました。
拙いブログですがよろしくお願いします。

坂に負けない脚を。

2024-03-17 05:17:52 | マラソン
”去年、悔しい思いをしたからなぁ”

”今度は笑って終えてやる”

そんな思いでエントリーしてしまった、「高碕Cityはるな梅マラソン」



恐らく、この辺りでは最高で最低なアップダウン連続の難コース。

去年は”もう二度と走らない”と決意した、そんな大会でもあります。

なのに、どうしてエントリーしちゃったんだろう。

やっぱり平地で街中で、やれ記録だ、やれ応援が多いだとか、華やかで賑やかすぎる大会よりも、自分との戦いに集中できるこんな大会が好きなんだろうなぁ。

ほぼ、平らな場所はありません。

上っているか下っているかのどちらか。

それも、”もうダメだ、、、上れない”と言うタイミングで下りが現れる、なんともサドスティックなコース設定。

急激な上り坂なら「嬬恋キャベツマラソン」の最後の坂の方が過激でしょう。

サドスティックと言うのなら、「藤岡蚕マラソン」や「小鹿野ロードレース」も同様だけど、坂の質がまったく違います。

とにかく上って下って、やっと終わったかと思ったらまた上って下る、坂しかないコースのハーフマラソン。

それがこのはるな梅マラソンなのです。



去年、この大会で膝の裏側を痛め、その影響が糸を引くようにずっと続いていて、何かにつけて”膝の裏”から頭が離れません。

以後その後遺症は今もなお続き、どうにもアップダウンの恐怖からは逃れられないでいる、いわゆる”いわくつきの大会”でもあるのです。

昨秋から今冬にかけて、一切坂を走っていません。

それなのに、また坂を走る気になったのは、こころの何処かであの風景、あの苦しさ、そして最後の下りの爽快感を全身で浴びながら走る心地よさが、身についてしまったせいなのでしょうか。

今回もやってしまいました。

右足の小指には巨大な血豆。

左足膝裏の痛みの再発。

一週間、まともに歩くこともできないでいました。

”もう、二度と走らない”

そう思った去年を、それが正解だったと教えてくれたようなモノです。

それなのに後悔していたのはそのまともに歩けなかった一週間だけ。

毎日のアイシングと湿布で何とか痛みの消えた膝裏は、もう坂に行きたがって仕方がありません。

もっと暖かい日がきたら、また山を走りに行こうと無茶なことまで考えてしまっています。

”やっぱり山道のレースは楽しい”

それがどんなに痛い目を見てでも、結局はそう思ってしまう。

まさに”変態ランナー”なんでしょうね。



今日は「熊谷さくらマラソン」の開催日です。

きっと熊谷の街はマラソンで盛り上がるでしょう。

まったくの平坦地、市街地を走るこの大会はエントリーしていません。

その代り、はるなで痛めた足で、その回復具合を確かめるために180分のLSDを遂行しようと思っています。

ようやく手袋の要らない季節のラン。

好き勝手に飛散続ける杉花粉を鼻から胸いっぱい吸い込みながら、春の日のランを楽しんできます。

次の坂のレース、それはいつになるのか、どこになるのかは分かりませんが、その日の為に今できることをしっかりやっておくことにしましょう。
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