風をうけて vol.3

お引越ししてまいりました。
拙いブログですがよろしくお願いします。

悪天候もなんのその! 楽しさ無限、やっぱり山はいいなあ。谷川岳登山の巻

2009-09-11 07:45:42 | 山、ハイキング

2009_09100136_2 いやあ、疲れました。

でも、楽しかった~!

行って来ました、谷川岳。

昨日の有給休暇を利用しての

山行でしたから、当然単独での

お気楽登山です。

で、肝心な天候なんですが、こんな時に限って寒気が流れ込んだらしく

そんな時は、決まって上越国境付近の天候はダメ!

この日も、地元は快晴なのに現地到着時には小雨まで降っていたのです。

今日はここは諦めて、秩父方面とかここに向かう途中に見えた岩場だらけの

妙義山に行っちゃおうかなと、相当悩みました。

2009_09100001_3 本来は、今日の目標として谷川岳から

一ノ倉岳までをピストンで走破。

若しくは、天候次第で新潟側の平漂山から余裕があれば

仙ノ倉山までを歩こうと考えていたのですが、この天気ですからねえ。

天気予報でも新潟方面は雨だということで、とりあえず谷川に向ったのですが

やっぱりここもかって、感じでした。

2009_09100006_2 2009_09100012

それでも、一の倉沢ぐらいは

見てから帰ろうと現地へ。

やっぱりご覧の通り、

上の部分は雲に覆われ

全く見ることができませんでした。

少しへこみながら下のゴンドラ駅でちょっと休憩。

で、駐車場のおじさんに山頂の天気を確認した所、

「大丈夫だと思うよ、雲が随分流れてきたから」

う~ん、なんとうれしいお言葉!

2009_09100018 2009_09100019_2 2009_09100021 2009_09100025

急いで準備を整え

ゴンドラ、リフトを

乗り継ぎ

天神平へ向かいました。

途中、ゴンドラが停止してしまうハプニングも乗り越え無事到着。

見ると透き通った青い空と白い雲がとっても気持ちよく、冷たい風が

気合を入れろと頬を叩いてくれます。

2009_09100041それでも、これから向かう山を見れば

山頂は明らかにガスの中。

これ程の天気に登山を

したことのない私の頭の中は

かなり混乱していて、ザックに

入れておいたはずの

軍手がなかなか見つからず、よく見ればジャケットのポケットに

入れてあるではないですか。

かなりテンパっていたのでしょうね(笑)

そんなアホな行動もあって、ともかく冷静にと心落ち着かせます。

そして、ともかく無理と判断したなら

どんな状況であっても下山しようと心に誓ったのです。

で、風も強く気温もかなり低い事から厚手のジャケットを羽織っての出発

しかし、これが失敗で山の中は結構風除けになる物も多く、意外と暖かく

途中で薄手の物に着替えたのですが、掻いた汗はその後も冷たく感じ

体温の調節は難しいと、改めて感じました。

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まあこんな感じで何とか難所も

乗り越え森林限界も超える

頃になると、昨年この同じ山に

登った時に比べると随分

余裕があることに気づきました。

それは、体力的にも精神的にもです。

昨年は、初めての2000m級の登山という事で全くペースがつかめず最後は

ヘロヘロになって登った記憶がありました。

また、前方のペースの遅い登山者にイライラしたり、全く余裕のない自分が

存在したのですが、今年は違いましたね。

それ程息も切れず、景色も良く見える。足元ばかりではなくコース取りを

しっかり考えながら三点支持なんていう技術も、「ああだろう、こうだろう」と

イメージしながら、登っていく事ができたのです。

大人の登山ができるようになってきたのかな?

しかしながら、おそらくベテランであろう方の登り方や降り方などから比べると

明らかにバランスが悪く、まだまだなんだなあと反省もしたりしました。

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そして山頂近くではこんな風景が

待ち受けていてくれていました。

登ってきて良かった~!

そう思う事のできた瞬間でした。

しかし、相変わらず風は強いし、森林限界を超えてからは風を

さえぎってくれるものもなく、寒い寒い!

2009_09100104_2 2009_09100115_3 2009_09100123_2

しかも

雲が

下から

次々に

沸いてくるように、あたりの景色を隠し続けます。

本来の登山はこんなものなんだろうなと、何故か雨にたたられる事の多いい

yoppeさんのことが思い浮かんでしまいました(笑)

2009_09100111 2009_09100117 風にあおられ視界を遮られながらも

何とか谷川岳の頂上には

たどり着けたのですが、

この先から約1時間ほどの

距離にある、一の倉岳は断念せざるおえない状況です。

ここは勇気ある撤退(笑)という事で、あまりの寒さにお弁当も諦め早々に

下山する事にしました。

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途中で見かけた

植物ですが

もう、その他の

種類の大半は枯れており、最盛期に行けなかった事を悔やみましたね。

お花畑化した山も是非来年は見たい!

まあ今回は天候も良くなく、それでも何とか無事に楽しんでこれたのだから

良しとしましょう。

で、一番肝心なお弁当(笑)

しかも、朝早く奥さんが握ってくれたおにぎり。2009_09100142

しっかり、天神平まで降りてから

いただきましたよ。

美味しかったなあ。

今度は一緒に登ろうね。

って、無理(?)だろうなあ・・・(笑)

で、余裕のあった体は今、筋肉痛で四苦八苦している状態です。

痛たったたたたたたたたた~~~~~~!(笑)

コメント (13)
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初秋に思う。いろいろ悩み深いお年頃ですなあ、〇歳って。

2009-09-06 16:57:45 | インポート

2009_09020010_7 何やらタイトルが“某もる吉”に

似てきちゃった感がありますが・・・(笑)

今週は、いろいろ忙しくって

なかなかパソコンの前に座る時間も少なく

全く更新もできずに過ごしてしまいました。

冬の野菜苗の植え付けや

本業の会社の仕事も忙しく

何気に疲れもたまり、いや正確に言えば先週末のあかぎ大沼・白樺マラソンの

疲れも残っているのか、いまだに少々の筋肉痛も残っており、

走る事はおろか日常の生活にも難儀している状態でもあるのです。

そこに持ってきて、会社の食堂の夕食を食べてからと言うもの、

どうも胃腸の調子が思わしくもなく、疲れからくる消化器系の機能低下からくる

不調と言った所なのでしょうか。

それでも、ゆっくりでしか走れない事を承知の上で

今日も早朝よりいつもの熊谷スポーツ文化公園に向かいました。

するとこんな時間にもかかわらず、駐車場にはかなりの車の数。

2009_09060001 この日の日曜日と言う事を踏まえたとしても

この時間のこの盛況ぶりは数年前の状況と

比較すれば、雲泥の差、月とすっぽん、

驚いたサルが木から落ちて、弘法も字を

間違えちゃった位の驚きがあります。

しかも、確かにウォーキングを楽しむ人も

増えたのは事実でしょうが、それ以上にランナーの増加が著しい。

東京マラソンに代表されるように我も我もと、みなが走り出したようで、

おまけに某国営放送による「がってん」が、どうしたこうしたとか言う番組で

スロージョグの効能なんか特集しちゃったものだから、綿のTシャツに

激安量販店で格安販売中のジャージと何処の靴屋さんでも売っている

1000円でおつりがくるくらいの高性能ランニングシューズを履き、

息を切らして下あごを突き出して走っている方達を見ると、

近い将来1億数千万人国民総ランナー時代がやってくるのではないかと予感。

もう、私がフルマラソンを走れると言っても「それが?何か???」と、

きつい突込みを入れられてしまう日も近いのではないかと。

また、運動会シーズンのこの季節には運動会の華である徒競争の距離が

10kmや42.195kmになったりだとか、100×4のリレーが100mではなく

100kmになってしまったりと、ほぼ全競技が終了するまでに1週間は

ゆうにかかることにならないかと心配になりながら走っていると

どうにもおかしく薄ら笑いを浮かべてしまい、不意に後を向かれたよそのお宅の

若奥様にその様子をバッチリ見られ、恥ずかしさから脂汗が流れてしまいました。

2009_09060002

また、やはり運動会用のおっつけ仕事的な

運動でこの公園を走っている奥様達、

お願いですから私のそばを走らないで・・・。

私の前方を走ったり歩いたりされると、

私が変体ストーカーと化し後ろから

うら若き奥様達を

つけまわしてるが如きに見られてしまいますがな・・・。

当局に連行されちゃう!

さあ、おばかな話はここまで。

これからは少しシビアなお話です。

2009_0830_28 この間のあかぎの大会での出来事。

私はその言葉自体好きではないのですが

“障害”を持った子供達が走っていました。

彼らは、ホントに頑張っており

ボランティアの方達に支えられ

彼らなりの走りをしていたと思うのです。

すごくゆっくりで、それでも確実に一歩一歩前進する姿にこちらまで

勇気付けれれ・・・。

しかし、私が彼らにかけた言葉 「がんばれ~、ファイト!」

「障害なんかじゃなく、個性だ!」って頭の中ではいつもその障害と言う言葉を

否定していた私も、心のどこかで彼らを「上から目線」で見てはいなかったかと。

2009_09060004 ここで彼らにかける言葉はそんな言葉ではなく

「ナイスラン!、ナイスファイト!!!」が

妥当であり、同じランナーとしてお互いの

健闘を称え、そして同じ汗をかく

仲間であるならば

いくら時間がかかろうと、

もっと頑張れなんて言う言葉は

とっても失礼だし、自分がその立場だったら悲しくなっちゃうかも・・・。

反省!いっぱい反省しなくっちゃ。

彼らに対して、同じ目線で同じ環境で同じ勝負をしているその時は

みなライバルな訳です。

同時刻のゴールを競う相手だけが、よきライバルじゃない。

コース上にいるみんながライバルであり仲間であり友達なんです。

励ましはあったとしても同じ場所、同じ位置からの心の叫びでなければ

何の効力もない、ただのたわごとに過ぎない偽善的行為による

自己満足だけなのです。

そんな人間にはなってはいけないと心の底からそう思いました。

声をかけた多くの皆さんはそんな事は絶対にないと思います。

心のままに「頑張れ」って、優しく声をかけたのでしょう。

その事も当然なんですよね。

素直な気持ちになれず、自分に否定的な感情を抱いている私自身が

おかしいのかも知れません。

2009_09060010

だけど、今になって考えると何故か

恥ずかしい。

ここは素直に「ごめんなさい!」って、

謝りたい。

どうか、彼らがこれからも

そんな目線を感ずることなく、

走り続ける事のできる世の中になっていってほしい。

自分の事を棚にあげて虫のいい話だけど、そう願わねばいられぬ

今日この頃なのです。

あ~あ、悩みは尽きない。。。

コメント (6)
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