「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

ストーブとクーラーの想い出

2006年01月22日 20時31分15秒 | 心子、もろもろ
 
 夏はクーラーを、冬はストーブを、なるべく使わないようにしているσ(^^;)です。

 光熱費の節約にもなりますが、できるだけ人工の力を借りないほうが、体の抵抗力や自然な体温調節の力が付きます。

 お陰で近ごろ風邪をひいていません。

 以前は冬もコタツだけで頑張ったりしていました。

 でも心子は暑いのも寒いのも、どちらも苦手でした。

 彼女と部屋で過ごすようになった冬、押し入れにしまっていたストーブを出してきました。

 付き合うようになる前、ストーブのないこの部屋に彼女も夜いたことがありましたが、そのときは我慢していたのでしょうか、何も言いませんでした。

 でも僕がストーブを出すと、彼女は泣いて喜んで、炎の前に手をかざしていました。

 ストーブに「あったか君」と名前を付けて、嬉しそうにあったまっていた彼女でした。(^^;)


 夏のクーラーで心子を思い出すのは、卓上コンロのカセットガスボンベですね。

 ボンベが空になったので穴を空けて中のガスを抜きましたが、うっかりそれを作動中のクーラーの前でやってしまいました。

 ボンベの残りのガスがクーラーの風に乗って彼女の所へ。

 彼女は「カナリア」と言われるほど鼻が良く〔*注:〕、わずかな臭いでも敏感に反応してしまうのです。

「マー君て、いつまでたっても気がきかないね……」

 またもや痛いところを突かれてしまったものです。(・_・;)

〔*注:彼女のバイトを探していたとき、「臭気判定士」というのを考えたことがありました。

 住環境などで臭気の判定を行なう国家資格ですが、問い合わせてみると、判定士自身は嗅覚に優れている必要はなく、測定したデータなどを扱うという仕事でした。〕
 
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