ネット書店Amazon に「境界に生きた心子」も掲載されており、読者によるレビューがあります。
実は拙著の出版後、明らかに同一人物によると思われる、低劣な誹謗中傷がいくつも書き込まれ続けていました。
これでは、せっかく拙著を読もうとAmazon にアクセスしてくれた人が、多数の酷評を見て買うのをやめるということに繋がってしまいます。
知り合いの弁護士にも聞きましたが、偽計業務妨害・名誉棄損に当たりうる犯罪です。
拙著のような小さな本にとって、ネット上の顔とも言えるAmazon のレビューは、甚大な影響力があると思います。
危機感にかられて知人たちに、不評を補うレビューを書いてもらうようお願いし、何人かが書いてくれました。
出版元の新風舎を通してAmazon にも問い合わせ、対処してもらうよう要請しました。
しかしネット上では法整備も遅れており、当初なかなか適切な処置を取ってもらえませんでした。
一時は連日のように、また一日に二つも酷評が書き込まれたりし、全く異常な事態でした。
しかしそれをピークにその書き込みが止まり、胸をなで下ろしていました。
ところがその3ヶ月後、再び同一人物の悪評が立て続けに複数アップされてしまいました。
新風舎の人の意見で、今度は僕から直接Amazon に文書で要請しました。
その文書はAmazon のカスタマーセンターに転送され、今までの不適切なレビューを規約違反と判断して、全て全面削除してくれました。
そしてAmazon から速達で、著者に不快な思いをさせたことの謝罪など、丁寧な挨拶もありました。
長い間苦しめられた懸案にとうとう決着が付き、やっと枕を高くして眠ることができたのでした。
今後も同様なことがあればAmazon は対処してくれるので、もう悪行は通用しません。
ネット上ではこういう恐ろしい災厄が起きてしまいますが、被害が最小限に食い止められるようにしていかなければと思います。
(Amazon 「境界に生きた心子」のページ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4797439130/)