「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

パーソナリティ障害の自己治癒援助 (2)

2008年08月18日 21時08分02秒 | BPD,パーソナリティ障害の書籍から
 
( http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/55557192.html からの続き)

 「怒れるこころ -- 境界性障害と嗜癖性障害の 克服のために」 に

 記されている、回復のための技法です。

○心を安らげる,自助技能を使う

・リラックスする (ゆっくりと深く呼吸する などの呼吸法)

・ストレスを 葛藤なしに客観視 (視覚化) する

・ストレスに勝つ 自分をイメージする

・実行して実績を上げる

○自分を肯定する,自己嫌悪から逃れる

 次のようなスローガンを唱える (自分で スローガンを作ってもよい)

・私は 自分の生き方を 咎められることはない

・私は 自分を変える責任がある

・私は 自分の内面の苦しみに 触れることができると 気分がよくなる

・自分は善良だ,きっとうまくいく

○コントロールの決意

・もう危険なことをしない と決意する

○技能の強化

・上記の技能を 繰り返して強化する

○自分と他者に 公平であること

・自分と他者を 公平に扱う

・自分を大切にする

・他者の依頼をうまく断って 自分を守る練習をする

○回復への決意

・自分は絶対あきらめない と決心する
 

 対人関係の技法は、次のことが 取り上げられています。

・自分と他者に 公平であること

・対人関係をコントロールされる 恐怖に着目する

・対人関係における 行動,感情,要望の三つを 統合して表明する

 また、ライフスタイルの修復も 勧められています。

・経済状態の改善

・運転免許の取得

・体の健康の保持

・友人や愛している人との 関係改善

・職業で成果を挙げること

・指導者,サポートしてくれる人を 集める

(続く)

〔 「パーソナリティ障害とむきあう」 林直樹 (日本評論社) より 〕
 
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