( http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/55557192.html からの続き)
「怒れるこころ -- 境界性障害と嗜癖性障害の 克服のために」 に
記されている、回復のための技法です。
○心を安らげる,自助技能を使う
・リラックスする (ゆっくりと深く呼吸する などの呼吸法)
・ストレスを 葛藤なしに客観視 (視覚化) する
・ストレスに勝つ 自分をイメージする
・実行して実績を上げる
○自分を肯定する,自己嫌悪から逃れる
次のようなスローガンを唱える (自分で スローガンを作ってもよい)
・私は 自分の生き方を 咎められることはない
・私は 自分を変える責任がある
・私は 自分の内面の苦しみに 触れることができると 気分がよくなる
・自分は善良だ,きっとうまくいく
○コントロールの決意
・もう危険なことをしない と決意する
○技能の強化
・上記の技能を 繰り返して強化する
○自分と他者に 公平であること
・自分と他者を 公平に扱う
・自分を大切にする
・他者の依頼をうまく断って 自分を守る練習をする
○回復への決意
・自分は絶対あきらめない と決心する
対人関係の技法は、次のことが 取り上げられています。
・自分と他者に 公平であること
・対人関係をコントロールされる 恐怖に着目する
・対人関係における 行動,感情,要望の三つを 統合して表明する
また、ライフスタイルの修復も 勧められています。
・経済状態の改善
・運転免許の取得
・体の健康の保持
・友人や愛している人との 関係改善
・職業で成果を挙げること
・指導者,サポートしてくれる人を 集める
(続く)
〔 「パーソナリティ障害とむきあう」 林直樹 (日本評論社) より 〕