( http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/55758084.html からの続き)
次に 外来治療と入院治療についてです。
以下のように分けられます。
◎外来治療
o 淡白な外来治療
o 濃厚な外来治療
1.力動的精神療法
2.弁証法的行動療法
o 中庸の外来治療
◎入院治療
o 計画的な入院治療
o 緊急避難的な入院治療
o 中庸の入院治療
順に紹介します。
◎外来治療
o 淡白な外来治療
あえて心理面に深入りせず、現実の問題にアドバイスしたり、
家族や職場の 環境を調節したり、薬を処方したりします。
医師は患者と 一定の距離を取りつつ、
一般のカウンセリングや精神療法よりも サラッとした印象があります。
「支持的精神療法」 とも呼ばれ、濃厚な治療より むしろ淡白な治療の方が、
境界性パーソナリティ障害には 適しているという見解もあります。
o 濃厚な外来治療
1.力動的精神療法
境界性パーソナリティ障害に特有の 「見捨てられ不安」 の根本は、
幼い頃に 母から見捨てられた体験を 味わったためだという、
マスターソンの考えに 基づいています。
これを解決・克服することが 回復であるという理論です。
力動的精神療法には 次の三段階があります。
・ 試しの時期
・ 徹底操作期
・ 終結期
続けて紹介をしていきます。
(続く)
http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/55794415.html
〔 「境界性パーソナリティ障害 -- 患者・家族を支えた実例集 」
林公一 (保健同人社) より 〕