星和書店版 「境界に生きた心子」 の 校正作業に没頭していました。
やっと初校の校正が 終わったところです。
やってみると 本当に大変な作業です。
(細かい所に 拘るタチなので。σ (^^;))
思ったよりも随分 沢山の直しが 出てしまいました。
表記の統一など 細かいことも多いですが、
いくらか文を挿入したり、少し表現を変えたりした 箇所もあります。
また 新風舎版の読者の感想では、すらすら読みやすい という人も沢山いた一方、
漢字が難しい という意見もあったので、
できるだけ平仮名にしたり、ルビを振ったりしました。
新風舎の校正で すでに何十回となく (百回以上?) 読み直していたにも拘らず、
まだ気が付いていなかった 間違いがいくつかあったのには 唖然とします。
また、ゲラの文字組みの際の ミスで、段落の頭が 半角さがりすぎだったり、
行頭の鍵カッコの高さが 違っていた箇所も 見つけました。
クエスチョンマークやカッコの 活字の書体が、
一部 不統一だった所も 発見しました。
(こんな 重箱の隅をつつくような所まで 見る筆者はいないのでは? (^^;))
表記を統一する箇所などは、パソコンの検索機能で 調べるのですが、
パソコンやワープロが なかった時代は、
一体どうやっていたのだろうかと 不思議に思ってました。
ある単語を調べるごとに、
本を最初から最後まで読んで 探すなどということは できるはずがありませんし。
でも考えてみると、今は 作者がパソコンで打った データを元に ゲラを作るので、
作者が統一して 書いていないと、ゲラは表記不統一に なってしまうわけですね。
以前は印刷屋さんが 活字を組むときに、全部 統一してたのかも知れません。
あとは、
星和書店は 境界性パーソナリティ障害の 解説的な記述に関しては 厳密な所なので、
素人である僕の立場では なるべく 断定的表現を控えるとか、
パーソナリティ障害の 診断基準の要旨の文言を、
アメリカ精神医学界の 「DSM-Ⅳ-TR」 (2003年) に
忠実にするようにした次第です。
ただし 学術用語を直訳したような 表現は避けています。