沖縄のリハビリテーション学会では、 スライド (PPT)を使い、
原稿を読みながら発表をしました。
そのリカバリートークの内容を 掲載していきたいと思います。
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東京の 「BPD家族会」 の 稲本雅之と申します。
どうぞよろしくお願いいたします。
○ 「境界に生きた心子」 星和書店 (稲本雅之)
僕は10年あまり前、 ボーダーの女性と付き合っていました。
シナリオライターをしていたのですが、
彼女と過ごした日々を、 その後 本に綴りました。
星和書店から 「境界に生きた心子」 というタイトルで出してきます。
今日は 拙著からの抜粋を含めて、 お話させていただきたいと思います。
○ 巡り逢い
心子と付き合い始めたのは、 1999年の夏でした。
心子は35才でしたが、 身も心も 10才以上は若かったですね。
ピュアで愛くるしく、 普段はめっぽう三枚目です。
思い切り小節を利かせて 「いなかっぺ大将」 の歌を唸ったり、
何にでもあだ名を付けたりします。
例えば 手袋は 「おてぶ」 、 僕は 「マー」 になりました。
一方、 現実離れした理想を追い求めて、
我が身の犠牲も厭わない 我武者羅さを持っています。
心子は 敬虔なクリスチャンでもあります。
(次の記事に続く)