「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

沖縄リカバリートーク (1)

2013年12月03日 21時40分36秒 | 「BPD家族会」
 
 沖縄のリハビリテーション学会では、 スライド (PPT)を使い、

 原稿を読みながら発表をしました。

 そのリカバリートークの内容を 掲載していきたいと思います。

  ×  ×  ×  ×  ×  ×  ×  ×  ×  ×
 

 東京の 「BPD家族会」 の 稲本雅之と申します。

 どうぞよろしくお願いいたします。

○ 「境界に生きた心子」  星和書店 (稲本雅之)

 僕は10年あまり前、 ボーダーの女性と付き合っていました。

 シナリオライターをしていたのですが、

 彼女と過ごした日々を、 その後 本に綴りました。

 星和書店から  「境界に生きた心子」 というタイトルで出してきます。

 今日は 拙著からの抜粋を含めて、 お話させていただきたいと思います。

○ 巡り逢い

 心子と付き合い始めたのは、 1999年の夏でした。

 心子は35才でしたが、 身も心も 10才以上は若かったですね。

 ピュアで愛くるしく、 普段はめっぽう三枚目です。

 思い切り小節を利かせて  「いなかっぺ大将」 の歌を唸ったり、

 何にでもあだ名を付けたりします。

 例えば 手袋は 「おてぶ」 、 僕は 「マー」 になりました。

 一方、 現実離れした理想を追い求めて、

 我が身の犠牲も厭わない 我武者羅さを持っています。

 心子は 敬虔なクリスチャンでもあります。

(次の記事に続く)
 
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