巨匠カラヤンと誕生日が同じ？

　自分には誕生日が一応ふたつある。「一応」と「ふたつ」の意味は後で説明しよう。

　まず、公式の誕生日。戸籍や住民票に届け出ている生まれ日だ。これは3月31日になっている。春休み期間中なのでクラスメイトたちに祝ってもらったことはほとんどない(爆)……まぁ、それはいいとして、予定日より3週間も早く、母が実家に帰省中に生まれてしまった気の早い自分(爆)は病院で生まれなかったことを両親に幸いとされて、産婆さんを抱き込んで3月31日生まれにされてしまった……「学年が1年繰り上がれば、1年早く社会に出て稼いでもらえる」という理由で。

　この「公式」の誕生日を迎えるたびにこのエピソードを思い出し、生活するのにかつかつだった両親の事情を考えるとともに、親子の関係に現実的な思いを感じるのだった。

　で、もうひとつある誕生日が「非公式」の誕生日。上記のような事情で実際に生まれた日が戸籍上の誕生日ではない自分は、子供の頃から聞いていた親の証言や父の日記(生後2週間で頓挫しているのだが^_^;)によって、4月5日が本当の誕生日と記憶していて、星占いなどの場合にはこの誕生日を使ってきた。

　今日はその非公式の誕生日。今年は巨匠カラヤンの生誕100年に当たるとかで、NHK BS hiビジョンでは特集番組をやっている。うーん、同じ誕生日でも性格や才能は全然似ていない先人だなぁ^_^;、カラヤンの音楽は好きだけど。

　ところが近年になって母が私の誕生日は4月2月だと言い出したので、自分のアイデンティティはさらに揺らいでいる。自分の誕生日はいつよ……(涙)。

　予定日通り生まれていたら牡牛座になるはずが、せっかちにも3週間早く生まれてきたところは紛れもなく牡羊座体質だと思う(苦笑)。西洋式の星占いでも四柱推命でも4月5日生まれの方が自分の性格に近いことを言われるので、一応、4月5日生まれということにしている。

　面倒臭い時には3月31日から4月5日までを「誕生ウィーク」と称して自分で祝っている(笑)。今年の誕生ウィークは桜が満開で陽気にも恵まれて、よかったなぁ。