ネタは降る星の如く

とりとめもなく、2匹の愛猫(黒・勘九郎と黒白・七之助)やレシピなど日々の暮らしのあれこれを呟くブログ

一番凹んだ時期に比べると(苦笑)

2008-04-11 20:10:14 | しごと
 今週受けた面接のうちのひとつ、当面の第二志望は次の段階に進むという通知が来た。第一志望の方の結果通知は週を越したが、このふたつの案件はかなり希望に近いのでひとつだけでも先に進めてよかった。

 新たな案件もひとつ紹介された。詳細はこれからだけど、4月に入って新たに聞く案件はみな希望にかなり近くて、気持ちに余裕が出来てきた……年空けて3ヶ月が外資系は比較的に求人案件が多くて、この3ヶ月を逃すと厳しくなるという予測だったのだけど、自分に関していえば4月に入ってからの方が案件に恵まれている。

 つい2週間にはどうしようもなく凹んでいた。3月いっぱいが勝負だと思っていたのに、これはという案件の数は多くなく、勝負を賭けた案件には振られてしまい、さらに副鼻腔炎のおかげで約3週間ばかり強い頭痛で体力を消耗した。身体のサイクルもどん底になった時に、いろいろ重なって……本当に、気力と体力と運のすべてのバイオリズムがどん底って感じだった。せっかく桜の季節だというのに、自分はなんでこんなに鬱なのかと思い詰めかけていた。

 今はその時期を冷静に振り返ることができる。自分としては、もうちょっと打たれ強くなりたいのだけど^_^;。

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明日からの「今週のジョナ・ケイ」。

牡羊座 4月12日(土)~18日(金)のあなたの運勢
 何人かの占星術師は「今週はすばらしい一週間になるでしょう」と宣言すると思います。私もその説を全面的に否定はしません。金星と水星と太陽があなたの星座でよい関係になりますから。ただ一点、気になるのは、火星と土星が厄介な角度を形成することです。それというのは「今週あなたは宝くじに当たり、映画スターと結婚するでしょう。でも、その一方で、ワニと闘う必要があります」と言うようなもの。
 まあ、ワニと格闘することはありえないかもしれませんね。もちろん、それはたとえです。私は自分の占いを保証しませんが、ワニの部分については当たらないほうが好都合ですよね。でも、二つの幸運に対して一つの問題が起こるという比率については、ほぼ間違いがありません。「ワニと闘う必要はない」ということだけ覚えておいてください。


「二つの幸運に対して一つの問題が起こる」けど「ワニと闘う必要はない」を記憶しておこうっと。

『マエストロ』全3巻 さそうあきら

2008-04-11 19:48:17 | 読書
『マエストロ (1)』さそうあきら(双葉社)
『マエストロ (2)』さそうあきら(双葉社)
『マエストロ (3)』さそうあきら(双葉社)リンク先はamazon.co.jp

 この人の作品は知っていたが、ペンタッチや台詞・音の表現が自分には合わなかったので今までまともに読んでなかった。

 けど、店頭でこの本の第3巻が平積みであるのを見ながら、何か予感がした。毎日毎日、表紙を眺めながら我慢すること3週間、別の書店で第3巻をパラ見する機会に恵まれ、最初の数十ページを読んだだけで全巻買うことを決意した。

 クラシック音楽は15年ほど前にオペラにはまった時に聞き始めたけど、楽器をやっていないので技巧的なことは何もわからない。『のだめカンタービレ』で音楽家という集団が織りなす不協和音やハーモニーの面白さに再びオーケストラを聴き始め、今月はカラヤン生誕100周年ということでカラヤン漬け……ではあるのだけど。

 で、このマンガ。面白い! 一度は解散したオケのメンバーに新たなメンバーを加えた音楽家たちの前に、正体不明のオッサンが指揮者として現れ、コンサート目指して『運命』と『未完成交響曲』の練習を始める。ひとりとして完成された音楽家はいなくて、皆何かしらの挫折や悩みや障害を抱えている。無名なのに魔法使いのような指揮者のオッサンに導かれ、摩擦や衝突があり、互いの出会いによって解けるわだかまりもあり、オーケストラは音楽家の集団というだけではなくチームになり、それぞれが自己を超える音を出せるようになっていく……という筋書き。

 人と組織を専門にしている自分としてはこれをネタに組織行動論が書けるぐらい面白いと思った……そう思う作品は、過去には三谷幸喜脚本のドラマ『王様のレストラン』があったけど、これはすでに若手の経営学者に本を書かれてしまった。もうひとつの三谷脚本である『新選組!』については、何本か試論を書いている。そして、このマンガにも何本か組織行動論を書けそうだ。

 でも、そんなことよりも、一冊に2回ぐらい、涙が出そうになってね……ううっ、台詞と絵だけで音楽のスケール感を感じさせるのはすごい。ペンタッチは好みじゃないけど、しょぼい人物たちのかき分けが凄い。

 これ、テレビドラマで見たいなぁ……13回のワンクールなら十分に面白い作品になると思う。

教育テレビ「わたしのきもち」

2008-04-11 10:45:33 | 日常
教育テレビ「わたしのきもち」番組サイトから
金曜日 午前10:30~10:45(15分)
[再放送] 木曜日 午前 9:15~9:30(15分)
この番組は、子どもたちに人間関係を結ぶ方法のヒントを提示します。あいさつをする・人の話を聞く・仲間に入る・・・それぞれに“適切なやり方”があります。番組では、その“やり方”を、ワクワクするドラマやアニメーションなどで表現します。自分のきもちを適切に表現し、相手に的確に伝える、相手のきもちを聞く、そしてお互いのきもちをわかり合う・・・人間関係を作り上げていく過程を細かく観察すると、「やり方」も見えてきます。コミュニケーション力が高まることをねらいとする番組です。


 へえ~、こういう番組があるんだ。

Wikipediaより。
社会技能

社会技能(しゃかいぎのう)またはソーシャル・スキル(英語:Social skill)とは、社会の中で普通に他人と交わり、共に生活していくために必要な能力の事。心理社会的な能力、ライフスキルといった言い方もする。イギリスでは、小中学校で、PSHE(人格的、社会的健康教育、personal, social and health education)という名前の教科を設定して特にこうした能力の育成を図っている。

WHOでは、こうした能力を「日常生活の中で出会う様々な問題や課題に、自分で、創造的でしかも効果ある対処のできる能力」と定義している。 それには次のような能力が含まれる。

意思決定
問題解決能力
創造力豊かな思考
クリティカルに考えていく力
効果的なコミュニケーション
対人関係スキル - 自己開示、質問する能力、聴くこと
自己意識
共感性
情動への対処
ストレスへの対処
以上のような能力を発揮する結果として、以下のような能力を持つと判断される。

その場の雰囲気が分かる。
自分の発した言動を相手がどのように受け取るか想像出来る。
自分の考えを、上手に相手に伝える事が出来る。
特に、2. は心の理論と呼ばれる能力の一部であり、高度な霊長類(ヒトやチンパンジーなど)が先天的に有している能力であるとされている。これが全く出来ない、もしくは過度に苦手であればアスペルガー症候群や広汎性発達障害といった脳機能障害を有している可能性がある。

但し、2. は「相手の表情から感情を読み取れない」や「自己を他者と思い込む」といった認知上の根本的な不具合を意味しており、「人の気持ちを察するのが苦手」や「常に自己中心的な発言を繰り返す」といった程度であれば、それは社会的技能が未発達なだけである。

また、3. に関してはシャイネス(心理学用語としての「恥ずかしがる」こと)が社会的技能の実行を妨げることが知られている。つまり、社会的技能が備わっている者でも、何らかの原因でシャイネスを保有する場合、十分に能力を発揮できないということを意味する。

特定の状況のみで発生するシャイネスを「状態シャイネス」と呼び、継続的なシャイネスを「特性シャイネス」と呼ぶ。前者の極端な形が対人恐怖症といった「~恐怖症」であると考えられている。つまり、社会的技能の観点からは、「~恐怖症」とは特定の状況において社会的技能が十分に発揮できない心理状態を意味する。余談だが、後者が一般的な「恥ずかしがり屋さん」を指す。

ところで、心理学上で社会的技能が言及される際には、「性格(自然習得するもの)」というよりも「技術(学習によって身に付くもの)」として捉えられている点に注意を要する。社会的技能に関する知識を技術論として捉えなければ、ソーシャルスキルトレーニングといった形で応用することが原理的に不可能になってしまうためである。特に社会心理学では、社会技能を性格として捉えることが「効力予期を減少させる(=努力しても無駄と思わせてしまう)」ため、禁忌とされている。

また、社会的技能は巧拙の差異こそが焦点となっているのであり、精神活動(脳機能)に障害ある場合を除いて、社会技能を持たない人間というのは原理的に存在し得ない。例えば、「短気で暴力で問題を解決する傾向がある」という状態は「コミュニケーション能力がない」とも表現されるが、一方で心理学の観点からは「問題解決過程が低レベル」と表現されることはあっても「社会的技能がない」とは表現されない。


 自分はEQ(心の知能指数、Emotional Intelligence)の延長線上でSQという言葉から入った。

心の知能(EI)(英:Emotional Intelligence)は、自己や他者の感情を知覚し、また自分の感情をコントロールする技術であり、心の知能指数(EQ)(英:Emotional Intelligence Quotient)はそれを測定する指標である。比較的新しい概念のため、定義はいまだはっきりとしていない。後述するジョン・D・メイヤー (2005a)のように、感情表現の技術とその知能指数を区別する研究者もいる。


 「ソーシャルスキル」を「社会」と訳すのにはちょっと違和感。「対人技能」という方が正しいと思う。「対人」といいつつも「自己認知」に関係する技能も入ってくるのだけど。

 自分が子供のころは、こういった概念があったかどうかはわからないが少なくとも体系的に教えてもらうということがなかったと思う。幼稚園や小学校中学校といった集団生活を通じて自然に身に付くべきものとされていたところもあったと思う。

 でも自分は同年齢の集団の中では生きづらいものを感じていた。ソーシャルスキルについて体系的に教えてもらっていたら、もう少し楽だったかも知れないなぁ、と、思う。